1999年12月17日  東京国際フォーラム
No 1   もるるんさんより    

「俺の人生99秋」 1999.12.17 東京国際フォーラム ホールA

待っていた東京のコンサート。私は2日目に行きました。ホールAは広かった。私の席は2階の23列の10番。天井が届くような感じの場所。それでも、わくわくどきどきです。
6:35 1ベル。
6:40 開演。
1曲目「優しい風」
「昨日44歳になった松山です」との挨拶を。今日は本州で最後とのお話。

2曲目は「LONLEY HEART」。

続けて3曲目「クリスマス」。クリスマスバージョンですね。この曲聞きたかったからすごくうれしかった。
アンコールで盛り上がった話で、会場が大拍手。「おまえら、楽しみなら、先にアンコールしてもいいんだぞ」うーん、それは困るかな?昨日、チューブの前田さんから誕生日おめでとうコールがあった話や、小渕総理からも電話があった話をしてました。小渕総理はBSをみたことを電話で伝えてきてくれたそうです。総理でもBSとかみるんですねえ。千春いわく「もっと他にすることがあるだろ」そしてBSの話に。最初はいやだったんだけど、千春だけ120分というので出たそうです。「特別扱いっていうのに弱いんだよな」古い歌、新しい歌どちらがいいかのアンケート。やっぱり古い歌が多かったです。「毛のあった俺のほうが好きってこと?」から、昔CMに出ていた話に。

「コカコーラのCM知ってるか?」で、ももちゃんのギター1本で4曲目「Sing a Song」をワンコーラス。
CMに自分がでたのはコカコーラとミズノだけとのこと。なつかしいです。ミズノのCM。
そして「俺の歌がききたかったら、CDで聞いて。いつも同じに歌ってくれるし、途中からでも歌ってくれるぞ」には笑いました。

そんな話から5曲目「銀の雨」

続けて6曲目「時のいたずら」懐かしいナンバーですね。市原と少し曲を変えてきてました。
スペインの画家サルバトール・ダリの話に。

そして、愛の歌と言うことで、7曲目「愛という名の旅」。
「今年1年もあっという間だったなあ。1月にはさ、G馬場さんがなくなって」とG馬場さんの話を。

そして8曲目「Chanp Never Die」
「12月に入ってね、ご懐妊の兆候なんてね。あーいう記事は正確でなくてはいけない。憶測で記事を書いちゃいかん」「スクープをねらっても、憶測で記事を書くのはいけない。正確で中立なのがマスコミのつとめだ」といつものように、きっぱりと話してました。
そのあと、メンバーの好永さんに、「槙原の判決は妥当なの?」とふり、そこから好永さんが集中攻撃されてました。
「今年はまじめに仕事したなあ。ずっと、メンバーと一緒にいたような感じだな。夏ねえ、サマーピクニックが余計だったなあ」「陽水のステージも見たなあ。陽水も見てくれてね、「しかし、よくしゃべるなあ」ていわれたなあ」から、サマーピクニックでの話から、山本潤子さんのことになり、彼女のナンバーから

9曲目「翼をください」(ワンコーラス)。加藤さんのピアノからはいって、メンバーのコーラスもとてもよかったです。
そして「竹田の子守り歌」をワンフレーズアカペラで。「そういえば、この曲、俺が名門足寄中学校のときの合唱コンクールで歌ったなあ」から、中学校、高校時代の話に突入。
「俺は中学校のころ、存在感あったもん。たつ(好永さん)とか夏目みたいに、どうでもいいやつとはちがったもん。あいつらはさ、クラスの盲腸だもんなあ」(会場爆笑)中学校ののときに長髪運動をした話、生徒会長を2年生でしたこと、高校入試の話とかを延々と。でも、おかしくておかしくて笑いっぱなしでした。
「高校のころだな、フォークソングが好きで歌うようになった。歌にでも出てくるけど良生なんかにギター教えてもらってね」「私もね、フォークシンガーとしてずっとがんばっていきたいと思います」で、

10曲目「ガリレオ」
「俺の歌は恋愛の歌が多いです。まあ、もてるっていうんですか?」から尾鷲の夏目さんの話に。三重県の尾鷲は何にもないところだというところから、「おい、この中に、三重県に関係するやついるか?」私、もるるんの田舎は三重県です。尾鷲とは遠いけど。それで、2階席から思いっきり手をたたきました。そしたらきこえたみたいで(というより、他にたたいた人がいなかった?)「あー、いるんだなあ」といってくれました。何かすごくうれしくて、またまたボルテージがあがってしまいました。恋愛のことから

11曲目「午前3時」
「秋のツアーではね、イソップ物語について話してまして」と、最前列のお子さんに話しながらの千春流イソップ物語。「ありとキリギリス」「きこりと金のおの」会場は大爆笑でした。
そして「町のねずみと田舎のねずみ」の話から「びくびくしながら贅沢な暮らしをするよりも、貧しくても自分のペースでのんびりと暮らす方がいいのでは?っていってるわけだよ」「今の日本はおかしい。すみにくい世の中になってしまった。もっと自分のペースを守って生活すればと思う。」「俺は野ねずみだから、おまえら誘うんじゃないぞ」と笑わせて、

12曲目「残照」を熱唱でした。
そして夏目漱石の草枕の冒頭の文章を紹介し、「夏目漱石はただの人尊重主義だな。ただの人でいいではないですか?ていってるんだ。」「この世を作った人はただの人だ。だから、ゆがみやひずみが出てくる。それらをすべて受け止めてください」「あなたの人生はあなた自身のものだ。あなたは、あなた以下でも以上でもない。あなたの人生を楽しんで
ください」
「今さ、自己啓発セミナーとかさ、宗教でやってるけど、信仰心というのは感謝の気持ちから出てくるんだよな。けど、今は御利益信仰になっている。それは本来と違う」「法の華とかTVで報道されてるけど、出てくる人で障害を持った方はいない。障害を持った方は、障害とどうつきあっていくかをしっかり考えている。その現実からがんばろうとしている。神とかそういうものに頼ろうとしていないんだな」「どっか、間違っているな。現実の中で夢を見るのはかまわない。でも、夢の中から現実は見るな。この世のことはこの世で解決するべきだ」「いま、世界は人でなしの国に近づいているな。人の世に戻してほしい。一人一人が生きている姿は美しいんだから」「俺はただの人として、これからもがんばって生きていきます。生まれてきてよかった、1回でもおもえる日がくればいいと思います」「みんなも体に気をつけて長生きしてください。、そして1回でも多く、自分のコンサートを聞きにきてもらえたらと思います。また、どこかで会えたらと思います」

13曲目本編ラスト「明日のために」。今回は本当に感動ものでした。明日のために歩いていきたい、そんな千春の気持ちが伝わって、すごくよかったです。

アンコール。まずは14曲目「夢の旅人」から。

そして15曲目「生まれてきてよかった」。2階のうしろの方のこともあって、みんな静かに座っているけど、もう我慢できなくて私も立ってしまった。

そして16曲目に「長い夜」。ここで、会場の雰囲気がぐっとアンコールって感じになる。すごいすごい。ザ・アンコールだ!と私は久々の雰囲気に興奮状態。

続けて17曲目「SWAY」。いいねえ。ところが、1階の真ん中あたりの前の方。みんな座っている。まあ、立つのがいいとは限らないけどさ、でも、上から見てて「おーーーい。1階スタンディングしろよおお」って思ってしまった。2階にいてもどかしかった。でも、いい汗かいたなあって感じかな。とてもよかったです。
千春も元気。「じゃあ、「純」をね。この曲はアンコールでやったことないよなあ」といいながらの

18曲目「純」。これが圧巻だった。本日のお勧めの1曲はこれでした。すごくよくて、うれしくて、、、ギターを用意して、お姉さんの話から、弾き語りを交えて19曲目「この世で君が一番好き」夏目さんのアコーディオンがよかったです。
フォークの話から、弾き語りで「山谷ブルース」をワンコーラス。そしてフォークの先輩方の話になり、唯一下田悦郎さんには会ってよかったという話をし、彼の「セクシイ」を弾き語りで。CMに流れている下田さんの歌い方とは、また違ってよかったです。「じゃあ、せっかく今日きてくれてるんで、みんなにも参加してもらってね」ということで、「幸せ」を。サビの部分を練習してから

20曲目「幸せ」。元気に歌って幕が一度しまりました。
手拍子が続く中(久々に会場、気合が入った手拍子だった気がしました)、また幕があき、ステージは雪がふって、黄色いジャケットの千春が登場し「大空と大地の中で」を。
歌い上げてコンサートがすべて終了しました。
終演は9時25分でした。

今年千春のコンサートにいったのは、春の府中と、夏の恵比寿2日と、先日の市原。その中で一番よかったです。席は最高に悪かったんだけど、そんなことを感じさせないような、すごくいいステージでした。とくにアンコールでの「純」にはしびれました。「クリスマス」も歌ってくれたし、本州最後のコンサート、最高でした。千春、本当にすばらしいステージありがとう!
 
 

  

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