1999年 8月17日  恵比寿ガーデンホール
No 1   もるるんさんより  (8/19掲載)

   開演19:07
      「間もなく会場です」でせかされて会場に入ったのが、18:55くらい。それから10分以上も
      シーンとしたあの雰囲気の中、じっと千春の登場を待つだけで正直いって疲れました。
      極度の緊張っていうんですか?なんか普通のツアーコンサートと違うって感じがひしひしと伝わって
      私はあの雰囲気けっこう苦手でした。わくわくというより、ぐったり(笑い)

      フィルムからはじまり、千春登場。掛け声もあまりなく、みんな千春を見守っている感じ。
      ギターのチューニングを少しして、第1声は「俺、ギター下手だからな」。1曲目「俺の人生」。
      絶対「旅立ち」だと思ってたから、意表をつかれました。
      挨拶の後、髪の毛の話などを交えながら「今日は終了時間は決まってません」会場大拍手。
      「てことは、次の曲が最後かもしれないんだぞ」「そのくらい緊張感を持てってことだ」といいながら「旅立ち」を。
      聴けてホッとしました。
      サマピの話や高校時代のバスケットの話。
      3曲目は「あたい」なつかしいですね。
      ファーストコンサートの話をしてからザ・ベストテンの話に。あのころからしゃべりすぎたなあとのこと。
      他の歌手から不満が出たときにそのときのディレクターが「君たちはTVで育ってきた。松山さんはTVに出ず、
      1曲1曲をコンサートで歌いながら、こんなファンの支持を受けてきた。だからこれだけの時間しかさけずに申し訳ないと思う」
      といってくれた話をしてました。本当にそうですよね!!
      そして4曲目「季節の中で」。
      それから倉本聰さんとかFM東京とけんかした話や、先日のNHKスタジオパーク出演が
      選挙出馬のウワサでキャンセルになった話をしていました。
      「きばが抜けたら終わりだと思う」といいながら、歯の治療のはなしになり、
      今度入院して歯の治療をするといってました。
      5曲目は「恋」。
      恋愛の話になり、「どんな恋愛でも障害はあると思う。不倫とかいうけど、恋愛っていうのは
      倫理道徳がなくなるから恋愛なんだ。自分自身が後悔しなければそれでいい」と話し、6曲目は「都会(まち)」。
      私これ最高によかった。元々好きな歌なんだけど、弾き語りであの包み込むような優しい歌い方。
      しびれてしまいました。
      今日はどこから来たかと会場アンケートになり、北海道から九州まで全国各地から来ているんだなあって
      私自身うれしく思いました。そして秩父や、我千葉県の養老温泉のホテル岩風呂の話で盛り上がり、
      すみませんしょうもないところで。千葉は本当の温泉てないんですよ。ほとんど沸かし湯です。
      で、7曲目は「ふるさと」。
      8曲目からストリングス+ピアノが入って「雑踏」。
      このコンサートの中で私が一番感動した曲はこれでした。
      メンバー紹介をし、ここからのトークが長かった。メンバーとの掛け合いもおもしろかったけど。
      途中1stバイオリンの村田さんの弦がきれたりもしてましたが。その中で楽器の値段の話になり、
      阿部さんのチェロが3千万という話には千春もびっくり。
      思わず「阿部ちゃん、いい。それ弾かなくて。こっち(千春のギター)でやって」という発言には笑ってしまいました。
      ストリングスと一緒にやりたかったということで、9曲目は一緒に「写真」を。
      ストリングスはここで退場し、ピアノのエルトンさんだけ残る。ここからまたエルトンさんとの掛け合いに。
      「デビューして23年。人生の半分以上歌っている。みんなには最後まで見守ってほしいね」。
      10曲目はピアノのみで「挫折」。エルトンさん退場。
      「挫折とかしたときに何のために歌っているんだろうって考える。俺はアマチュアでいたとしても一生歌っていたと思う。
      歌はライフワークだ」と語り11曲目「ガリレオ」
      「自分はフォークシンガーとして、照れることもなくこういう歌を歌っていく」。
      それから馬場さんの話になり12曲目「Champ Never Die」を。
      「俺は、一番新しい曲をいつもきいてほしいと思う。今、一番聴いて欲しいと思ってできた曲だから。」
      といって8/11にできた「一途」を13曲目に。千春らしい曲だと思いました。
      そして、「自分を大きく見せることもないし、卑屈になって小さく見せることもない。自分はそれ以上でもそれ以下でもない。
      いつも自然体でいればいいと思う」「今の日本は下品になってしまった。俺もさっきそうだったけど、何でお金にびびるんだろう」
      「野村効果、松坂効果。感動をいつからお金で置換えるようになってしまったんだろう」「これをとめられるのは一人一人しかな
      い」
      「これからもずっとコンサートをやっていきます」と語り、14曲目本編ラスト「憧れ」。圧巻でした。
      アンコールは静かに拍手が続き、時間も遅かったので、帰る人もチラホラいる中、ギター1本で「逢いたい」から。
      そして「人生の空から」。「俺アンコールになるとしゃべらなくなるんだ」といって「ジュテーム」「午前3時」。
      それから「君を忘れない」。
      ストリングスとピアノが入って「Say」これもすごくよかったです。千春の曲の中で1番好きな曲なのですごくうれしかった。
      そして竹田さんの話に。「竹田さんは俺が1月にデビューしてその8月になくなってしまってね。
      自分の姿を見せる人がいないのはさびしい。」「みんな自分のことずっと見守っていて欲しい。俺より先に死ぬなよ」と話し最後に
      「途上」を。
      アンコール合わせて全21曲。終演は22:25でした。

      全体の感想としては、やっぱりしゃべりが多かったかな。千春も普通のツアーとは違ったですね。
      だからこっちもよけいに緊張してしまった感じ。
      でも、弾き語りよかったです。声もよく出ていたと思います。
      まだ興奮状態なのですが、期待があまりにも大きかったせいか、手放しで「よかったあ」といえないのが正直な心境です。
      どんな感じかわかったんで、19日はきっと私自身もっとリラックスして臨めるので、
      自分自身の中ではいいコンサートになるような気がします。
      千春!19日は「炎」と「愛しているから」歌って欲しいわ。
 

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