1999年 8月19日  恵比寿ガーデンホール
No 1   もるるんさんより  (8/21掲載)

   リピーターが多いのかな?今日の開演前の雰囲気はなかなかいい感じ。私自身、リラックスして
      臨めたからだろうか。緊張しなくてすみました(笑い)。

      フィルム上映後、千春登場。1曲目「俺の人生」。
      「久しぶりのギター弾き語りで、指がちぎれそう」とのこと。でも、「こういう形のコンサートができ

      てうれしい」とのことでした。プロ野球、高校野球の話。
      2曲目「おいで僕のそばに」懐かしいナンバー。
      「左脳は理性。右脳は感性。両方をバランスよく使って聞いて欲しい。」
      「今、43才。歌い出して23年。人生の半分歌ってる。あとの半分はしゃべってる(笑い)」
      3曲目「旅立ち」今日は歌ってくれないのかと思ったから、よかった。高音ののびがすごくよくて
      感動しました。
      「俺にとって誕生日は2つある。1つは12/16。そしてもう1つはデビューした1/25。」
      デビューコンサートの話からブスの話へ。
      4曲めは「心貴方色」私コンサートで聴いたのは初めてのような。よかったです。すごく。
      ここから恋愛の話に。「恋愛はすごいパワーがいる。年をとっても異性を意識していたほうがいい。
      その方がずっと女、男でいられる」「不倫という言葉はきらいだ。倫理道徳で考えがまとまるようなら、

      好きとはいえないんだ。それがわからなくなるのが恋愛」「俺は出会う時間差なんだと思う。
      人生は一度きりだからしょうがない」「好きになった、巡り合ったことで二人は祝福されているんだ。
      だからどんな結果でも後悔しないことが大事だ」「恋愛で突っ走っても、戻っても、最終的には自分の問題。
      自分が充実していればそれでいい」
      「男は女で変わる、俺は趣味が変わった。前はゴルフ、麻雀だったのに、今はボーリング、ビリヤードだ(笑い)」
      「みんなもいい恋愛して欲しい。決して後悔はしないでほしい」
      5曲目は「恋」
      「これは21才のときに作った。今は違った気持ちで歌えるようになった」
      それからどこから来たかのアンケート。北海道から九州までいますね。各地のイベンターの話も
      一緒にしてくれました。
      「俺が売れなくなったら、イベンターには、コンサートもういいっていうだろう。
      引き際はきれいにだ」
      それからサマピの話。かぐや姫が3人そろって感動した。
      6曲目は「ふるさと」
      ストリングス&ピアノのエルトンさん登場して
      7曲目は「雑踏」(ストリングス+ピアノ)うーん。やっぱりいいですよ。この曲。
      メンバー紹介。
      メンバーに演奏してよということで皆さん、腕を披露。
      阿部さんがチェロでフレーズを、そして鈴木さんは「アベマリア」を。エルトンさんも伴奏で入って、

      高尚な雰囲気が漂いました。でも千春いわく「中途半端に知ってるような曲。曲名がでてこないような

      のはやめてよ」。そしたらバイオリンの中島さんは「ドラえもんの主題歌」を。会場のりのりで手拍子。
      「俺を馬鹿にしてるのか?」とのコメント。プレッシャーかかったのは村田さん。
      千春に「知ってる曲がいいですか?」など確認してから披露した曲が「津軽海峡冬景色」でした。
      最後にエルトンさんはピアノで「時代」を。「おい。ここは「夜会」じゃないんだから。みゆきはやめてくれ」
      でした。メンバーもリラックスしてきたのかすごくいい雰囲気で、楽しかったです。
      8曲目は「写真」(ストリングス)
      終わった後。「今日は5日目にしてはじめて、ギター1回も間違えなかった」と千春は大喜びで
      はしゃいでいました。ここでストリングスの4人は退場。
      そしてイベンターの人に「どうして平均して70点、80点のステージができないのか?」といわれる

      という話を。「俺のコンサートは20点くらいの出来のときもあれば、150点くらいのときも
      あるんだな。他のやつはユーミンにしてもいつも80点くらいらしい。」「でもステージは生き物だよ。
      その日の天気や体調なんかで出来、不出来がある。お客さんはよかったら、ラッキー。
      不出来のときはアンラッキーてことだ」「けど、自分ではいつも100%。結果がそうなってしまうだけなんだ」
      「次、「挫折」を歌うけど。挫折したときに、歌いたいから歌い出したんだろう。
      そんな気持ちが自分を支えてくれた。」「話したいこと。歌いたいことまだまだたくさんある」
      ここまではよかったんです

      「ねえ、きりんさんが好きです。でもぞうさんの方がもっと好きです」で場内爆笑のうずにまきこみながら
      9曲目「挫折」ピアノのエルトンさんの力強さ、すごかったです。千春と競ってた感じで
      すごくよかった。エルトンさんここで退場
      「俺は歌が好き。自分のいいたいことを歌に託している」「フォークソングにであってよかった。
      経済的な寂しさを紛らわすためのフォークだったけど、自分の人生を織り込んでいくことで、
      自分の生きた証を残せるものと気付いた」
      そして10曲目「ガリレオ」
      「この先も一生歌っているだろう。みんなにはこれも縁だから、この先も一生、私の最後まで見取って

      欲しいね。俺がこの先どんな活動をしていくか」
      馬場さんの話になり「馬場さんは野球で大成しなかったってコンプレックスがずっとあったんじゃない

      かな。だからプロレスに打ち込めた。コンプレックスっていうのは人生にとって必要なものだ」
      11曲目「Champ Never Die」
      「歌いたいから曲ができる。一番最近、8/11にできた曲。」
      12曲目「一途」
      「日本は下品になった。所がやってる宝くじのコマーシャル。俺は嫌いだ。1億つかってもまだ2億。

      下品だなあ」「どうでもいい1億もあれば、かけがえのない1万円もある。どうしても使えない100

      円だってあるんだ」「松坂効果?感動は金ではかれない。実に下品だ」「みんなでとめてくれよ」
      「俺は自分が生きた時代には責任を持ちたい。みんなにももってもらいたい」
      「自分が生きた時代はすばらしかったねと胸のはれるように」
      「人はどうせ死ぬんだから、いいたいこといって歌いたいことを歌っていきたい」
      「今、評価されなくても後世の人間がわかってくれてもいい。いつか誰かに届いてくれたらいい」
      そう語って13曲目「流浪」を熱唱して本編が終了しました。

      アンコールは手拍子、掛け声も出て、いい雰囲気。
      まずは「逢いたい」から軽く始まり、リクエストは?でみんなで叫んだのですが
      「歌える曲は決まってる」ってことで「人生の空から」そして「君を忘れない」とテンポよく続きました。
      「もう2度と松山千春を聴きたくないというくらい、歌わさせていただきます」とうれしい言葉。
      「午前3時」「タイニーメモリー」いやあ、いいですねえ。そして「生命」を。うれしかったです。
      「売れなくてもこういう歌を歌えなくなったらおしまいだと思う」本当にそうです。
      すばらしいメッセージですよ。この曲。
      「みんなも長生きしてさ、1回でも多くコンサート来て、1曲でも多くきいてほしい。俺も1曲でも
      多く作っていきたい。悔いは残したくない」と語ってくれました。
      ストリングス+エルトンさん登場して私の大好きな「Say」を。今日はこの曲に本当に感動しました。
      そして「レコーディングのときにさ、原曲と歌詞変えることがあるんだけど」という話をして
      「じゃあ「いつのまにか」歌います」で、バックと一緒に「いつのまにか」を優しく、力強く歌ってくれました。
      幕がしまって公演が終了しました。コメントどおり(?)歌詞が違ってましたね。これが原曲だったのかな?
      ♪きょうもあしたも♪のところが、♪ぼくのいちにち♪でした。

      さてさて、会場の雰囲気がずいぶんとリラックスしてきて、また千春もバックのメンバーも
      そうなのかすごくいい雰囲気でした。内容もよかったし、千春の声ものびていて、よかったです。
      ありがとう、お疲れ様。真夏の夜の夢見させてもらいました。最高の夏休みでした。

      ただ、やっぱり気になったのは、関係者の方々のマナーの悪さ。最後列の私達は、気になって
      気になって。度重なる出入り。そのたびに頭の上を歩く音。椅子に座る音。さらには紙をがさがさ、
      袋をがさがさ。そして曲の最中の私語。信じられないですよ。
      関係者に「しずかにしてください」なんて注意したの初めてですよ。全く。
      そして一番腹が立ったのは携帯の音。「客に切れ!ていってんだから、あなたたち自ら切りなさいよ!」です。
      みんなこのライブどんな気持ちで待ってたのか、少し考えて欲しいです。それがコンサートを主催する

      あなたがたの最低限の義務ですよ。せっかくの素敵なコンサートの雰囲気を壊さないでほしかったです。
      コンサートの内容自体はよかったのですが、そういったつまらないことで後味が悪かったのが、
      残念でたまりませんでした。
 

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