2000年 4月 5日 よこすか芸術劇場 |
No 2 ムーンライトより (2002/9/26掲載)
2000年 4月5日 よこすか芸術劇場 ロビーに飾ってあった花は
1回目のブザー:18:31
1.LaLaLa MC.今年、2000年の初めてのコンサートは横須賀。横須賀は2年ぶりか。初めてで緊張している。1曲目の出だしを間違えた。2小節も前から「きー」と入ってしまった。ここはホテルが目の前。内容のある歌、内容のない歌。歌は自分の子供みたいなもので、公平に歌っていく。(どこから来ているというのに対して)横須賀以外から多くの人が来ているので、今日は早く終わる。(笑) 2.君は僕 3.車を止めて MC.名刺代わりの2曲。真剣に聞かなくてもいい。「君は僕」。どんな事だ。良く分からない。今日は色々な歌を歌う。客の顔色を見ながら歌う。このツアーは今日にかかっている。(笑)皆さんが総合プロデューサー。メンバーは全員が違う色の衣装。(ここで遅れてきた人が座るのを待ってから、メンバー紹介。衣装の色はギターの好永さんは青、シンセの夏目さんはピンク、ピアノの加藤さんは赤、ギターの丸山さんは緑、パーカッションの春名さんは黄、ベースの藤岡さんは紫、ドラムの小林さんはオレンジ)デビュー当時は52Kg。脂肪は遠慮を知らない。(笑)今は67Kg。男の体重は分からない。女の体重は分からない見た感覚。 4.ピエロ 5.燃える想い MC.有珠山が噴火した。昭和52年8月8日、札幌厚生年金会館で初コンサート。その日に有珠山が爆発した。歌い終わって、外に出ると灰交じりの雨が降っていた。今は札幌市内では地震も津波もないです。昭和52年のときには東京ドーム70杯分の灰が降った。北大の教授がドームを使って測った。(笑)明治のときにはそれの20〜30倍。「燃える想い」は愛の歌。LOVEの歌。(笑)最近のガキはなめている。特に女、恥じらいがない。礼節がない。まあ、俺には言われたくないだろうが…。(笑)俺も携帯を持っていて、ある時に電話が鳴った。番号はあまり知られていない、相手の女の子は「松山千春さんですか」「はい、そうです。」「間違えました」(笑)恋愛に古い形、新しい形はない。価値ある恋愛か価値のない恋愛かの2つしかない。私も44年も生きてきて価値のない恋愛も数多い。今回のアルバム(LaLaLa)は夏目がすべてアレンジしてくれた。一途は若いニーちゃんを連れてきてレコーディング。ステージでは誰もハーモニカをやらない。そこで、一番若いたつがハーモニカをやることになった。ギターを弾きながら、ハーモニカを吹く。大変そうだが、俺はしゃべりながら歌う。(笑)まだ甘えがある。2週間練習した。 6.一途 MC.ハーモニカはどうだった。(会場から拍手)3月に入院していた。小渕さんは大変だ。いろいろと縁があって、外務大臣のときにステージにあがってもらったことがある。SPが3人もついていた。俺は歯で入院していた。俺の歯茎は上の方は薄い。髪も薄いので、ダブルだ。インプラント、腰の骨を移植して歯茎につけた。歌っていると骨が横から出ている感じがして、先生に電話した。「気になりますか。」「白いのが出ています。」「それはたまにあるケースです。」(笑)「押したりすると痛い。」「それなら大丈夫です。」一度北海道に戻ったら、医者に行く。医者とか役場の人間は威厳を持ってやって欲しい。全身麻酔をするときに山下先生(担当医)がヘアキャップをしているみたいで面白かった。痛くないからと何度も言われると余計に不安になる。夏に穴を空けて、来年歯を入れる。抜歯は大変。俺はちょっとでも口の中を触られると「おえー」と吐きそうになる。抜歯も全身麻酔でやった。(驚)神奈川県警の不祥事、新潟はひどかった。ストーカーには気をつけなさい。きれい、汚いは関係ない。(笑)キャリアとノンキャリア。今日はほとんどがノンキャリア。(笑)メンバーは春名さん以外はノンキャリア。春の選抜で東海大相模が優勝したので、ベイスターズも優勝。権藤さんを励ます会があって、俺が司会。ゲストに東尾が来た。松坂が取れなかったのは日本一になったせい。本当に欲しいのは口には出せないけど、東尾はローズ、権ちゃんは松坂。キャリアという言葉の使い方が間違っている。現場でがんばって来た人がキャリア、ペーパーテストで受かったのはノンキャリア。彼らはたくさんミスを数多くしている。官僚が一番多く、大きなミスを犯したのは第2次世界大戦。リメンバーパールハーバー。当時の国際ルールでは宣戦布告すれば正当な戦争と見なされる。実は日本軍は5時間前にアメリカの大使に打電をしていた。しかし、その日は人事異動があって、歓送迎会をしていた。官僚もその電報を見なかった。翌日慌てて、国務省に行ったがすでに2時間前に真珠湾を攻撃していた。今日出来ることは今日やろう。そういうミスが命取りにならない世の中になって欲しい。 7.冗談じゃねえ MC. 入院中にいろいろと考えた。5年前は親父が足寄の病院で同級生に看取ってもらった。果たして親父の人生は満たされたのか、幸せだったのか。貧しい北海道の田舎で生まれて青春時代は戦争中で、その後は食っていくために努力して、自分の信念に基づいて小さな新聞を作って、最後はぼけてしまい、ばい菌が入って足を切ってしまった。どこに親父の幸せがあったのか。家は貧しく、厳しかった。でも、そこには日常があった。些細なことに泣いたり笑ったりした。われわれは日常的なものを追いかけて、求めている。今は日常的なものに感動や充実感が持てない。些細なことに笑えない。これは豊かなことではなく、貧しいことではないか。日常的な生活に素直に笑ったり、泣いたり、感動できるか。幸せな毎日を送っているか。 8.オホーツク 9.夕焼け MC.できれば、日常的なことに感動できるような純粋な心を…。今日のテーマは宮沢賢治。雨にも負けず、風にも負けず、だったか。初日だから違う話をする。歯医者で昨年入院したときに、患者で千春のファンがいるから会ってくれないかと言われた。末期ガンの男性に会ってくれと山下先生に言われ、俺の病室に連れてきた。俺の顔を見て、「本物だ」と言われた。「千春さんだ。大丈夫ですか。」「お前こそ。がんばれ」「サインをして欲しい」と何年か前の黄色のタオルを持ってきて、サインをしてくれと言われた。コンサートの来たことがあるんだ。そのタオルは普段枕カバーに使っていた。「サインしてもらったから、もう枕には巻けない。これは横に置いておきます。」お前もがんばれと言ったが、この間病院に行ったときにその患者さんは亡くなったと聞いた。あの日だけは特別に体調が良かった。それまでは寝たきり。人の命はどうなるか分からない。1分1秒を大切にして下さい。たまたま俺の歌が好きで、サインをもらったタオルを置いて。そんなに新しい訳でもない会場に足を運んでくれて。くたばったら、皆に「おつかれ、ごくろう」と言う。人間誰しも、最後の一息まで生きることに誇りを持って欲しいと思います。 10.君に 本編終了(20:20) アンコール:開始(20:22) 1.人生の空から 2.浜辺 MC.それでは3ヶ月ぶりなので、精一杯がんばりたいと思います。まだ、8:30.今日は相当アンコールが出来る。 3.長い夜 MC.(歯の治療で)腰の骨を取っているので、飛んだり跳ねたりは出来ない。傷口が開いてしまう。(千春を見守って20年という横断幕が2Fに掲げられました。) 4.眠れない MC.この前、2時のホント終了前に一度出てくれと言われて出た。おすぎとピーコは55歳。目指せ、金さん銀さん。おすぎがずっと俺を狙っていた。ある時、足寄の家にコンサートから帰ったら、台所におすぎがいた。まず家族から落としていく作戦。4月10日にスマスマにでる。ジャニーズは嫌いだが、スマップはいい。キムタクはかっこいい。4月10日は生放送。よく俺を選んだ。(笑)俺はデビ夫人よりも危ない。料理は何を頼むのか。甘える口調で「今日はね〜」(笑)俺の好きなものが書いてあって、そこから選ぶ。中居が長い夜を歌う。(会場からブーイング)夜空ノムコウを一緒に歌う。昨日、CDを買ってきて聞いた。バンドのメンバーも何人かが行く。スマップはスマップ。歌って踊れて、司会も出来て。私は頑なに歌しか出来ない。リハーサルとして歌う。 5.夜空ノムコウ MC.今は練習中だから。どんな時でも言い訳できるというのはすごい。スマップは歌は下手。でも、その世界がある。ひろみ(注:郷ひろみ)もそう、自分の世界を持ってしまいなさい。「No.1」ではなく「only one」になりなさい。この頃は壊れてしまっている。(会場から「残照」歌っての声に「歌う気はない」、「春の足音」も主人の誕生日なのでという会場からの声にこれも歌う気はないと言いながら、円山さんに)Gで?Cで?これはマイナーな曲です。(爆笑) 6.春の足音 MC.自分が一番好きな曲を出そうとする。レコード会社の意見は聞かない。フジテレビでそのうちにドラマになる。その主題歌として「君に」を作った。広島の津田炎のストッパーを題材にしたもの。広島カープが札幌に来たときに当時の山本監督から津田の脳腫瘍の事実を聞かされた。アルバム名「LaLaLa」。安易だった。もっと深く考えれば良かった。でも、小田の方がひどい。コンサートのリハーサルをやっていたら、隣のスタジオにいた。そう言えば、今日も花がきていた。小田は「20日間もリハーサルをやっている。」「千春は?」「俺は今日来て明日帰る。」(笑)4/5スタートで3/27にリハーサルをやっていた。皆に新鮮なものを聞いてもらいたかった。JRAのCMの曲あれはいい歌。タイトルは「wow oh」。次の曲は早口で歌わなければいけない。ちょっと自信がない。 7.夢 アンコール:終了(21:08) アンコール:開始(21:10) MC.このメンバーで最後までがんばる。2000年最初のコンサートを横須賀で迎えられて良かった。皆様のご健康とご多幸を祈願して挨拶といたします。(笑) 1.春の歌 アンコール:終了(21:18)
No 1 ゆうこさんより (4/11掲載) 2000年 4月5日 よこすか芸術劇場(MCは順不同)
春の優しい雨に包まれて、千春の2000年春のツアーが始まりました。
さて、十分余裕を持って会館のある汐入の駅に降り立ったのが、
その後ステージで千春の話を聞きながら、
そうこうしているうちに、時計は3時半を回っていました。
「ここさあ、ホテルが目の前なんだよな。もう、歩いて3〜4歩だもの。
気を取りなおして、コンサートの開演時間を待ちました。 ******* ******* *******
去年の国際フォーラム以来、4ヶ月ぶりの千春との再会。
胸の高鳴りが頂点に達した時、幕が開きました。
でも、この曲は・・?
「俺も緊張するさ、久しぶりだからなあ。
・・確かこのような内容だったと思うのですが、
「俺昔は、52キロしかなかったんだよ。細かったべ?
ツアー初日のステージは、千春も緊張するのですね。
「今日は俺は、お前達の顔色を見ながら歌わなきゃならないんだぞ。
そう言いながらの2曲目は比較的最近の曲。
「横須賀以外から、電車や車やバスや自転車(笑い)なんかで来たやつ、
そして懐かしい曲が続きます。
『ピエロ』は、イントロが流れると共に、客席から拍手が湧き起こりました。
実は今回のツアーに関しては、ちょっと心配していたことがありました。
喉の調子そのものは、ツアー初日としてはまずまずだったと思います。
5曲目は千春の高音が美しいバラード。
先日友情出演した『2時のホント』の話になって、
6曲目はがらっとアレンジを変えた、
「夏目がさ、張り切ってハーモニカのアレンジをしてな。
歯の治療のため全身麻酔で入院したと言う話になって、
それから、腰の骨を移植した顎のところが気になるという話をして、
「あれだな、医者や看護婦は威厳を持たなきゃだめだな。
千春は決して、「俺について来い」とは言っていない。
と、思いっ切り脱線してしまいました。(~_~;)
次の話題は、最近世間を騒がせている警察の不祥事。
「キャリア、ノンキャリアっていうけどな、
そう言いながら力強く歌い上げた7曲目
「親父の人生は幸せだったのかなあ・・。
芸能界といういわば非日常的な世界にいながら、
コンサートで聞く千春の一言一言が、いつも私に自分を見つめなおさせます。
8曲目は、『La La La』から
千春にとっての日常を象徴するオホーツクの海。
9曲目
今回の春のツアーのメッセージを託す有名人として、千春は、
そして千春が話し出したのは、
千春はいつでも、自分の人生に誇りをもって生きてきた。
本編ラスト10曲目
アンコール
匂い立つバラの花のような、あでやかなピンクのシャツに白いズボンで登場した千春。
続いて2曲目(12曲目)
そして、3曲目(13曲目)は待ってました!
その後話しながら(か歌いながら)、いきなり「眠れない」と千春。
4曲目(14曲目)
次は「まだ練習中」と言いながら歌ってくれた、
ここでバルコニー席から叫び声が、
6曲目(16曲目)
そして7曲目(17曲目)は新曲で
ここで一度幕が下りて、
2000年春のオープニングのステージを飾るにふさわしい、
夏目さんが全アレンジを担当したと言うアルバム『La La la』
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