久々の野外です。何度も天気予報を確認しました。そして迎えた７月２９日の朝・・・晴れている！！東北新幹線からレンタカーに乗り継ぎ一路アルツへ。会場最寄りの磐梯河東インターチェインジ料金所には「松山千春ＳＵＭＭＥＲ  ＬＩＶＥ  ＬａＬａＬａ  iｎ会津磐梯山  会場案内図」も用意されていました。
１５：３０、冬になれば真っ白な雪また雪になるであろうアルツは、きれいな緑の山と青い空に囲まれ、今日を待ち焦がれていた人たちでもうあふれていました。駐車場に作られた特設ステージを背伸びしながら眺めつつ、１７：００の開場までの時間は、少し離れたレストハウス付近の飲食コーナーへ行ってみました。
「た焼き」「アイスクリーム」「ビール」沢山のテントが出ています。流れている「ＬａＬａＬａ」や「この夏一番」を聞きながらみんな思思いに秒読みを開始しているのかな？
陽がかたむいて涼しい山風が吹き始め、みんなが息をつめて見つめる中、丸山さんが加藤さんが、夏目さんが・・・・・メンバーが席についてステージにライトが・・オープニングの「スピール」の最後の音とともにスージには噴水のようなスモークが幾筋も上がり「逢いたくて」のイントロと共にやわらかな白いスーツの千春さんが登場です！！
「大変お待たせいたしました！ようこそアルツ磐梯へ！」いつもの元気な千春さんです。「テレビであれだけしゃべったから、今日はなるべくしゃべらないように」と言いつつ、福島の新聞に取材をうけた時のエピソード（灰皿が一つおいてある長テーブルの前で４人の男の人に取材され、まるで事情聴取をうけているようだった）とか、ＬＯＶＥＬＯＶＥの収録時のｋｉｎｋｉとのからみ 等々・・・やっぱり今日もオシャベリの方も絶好調です。（やっぱり千春さん！）
「アクセル」「オホーツクの海」。
続いてステーの右側へ行って「人生の空から」、左へ移って「季節の中で」、中央に戻って「ＬａＬａＬａ」「君に」・・・「今こうやって歌ってて、会が暗くなってオレだけにスポットがあたると、みんなが見えなくなってたまらなく寂しくなるんだ。みんながいるのは分かっているのに」・・・そう言った千春さんの言葉が心に染み込んできます。「オレが歌いはじめた時に 頑張ってね と言ってくれた人たちがいるからこれからもずっと歌い続けたい」と・・「旅立ち」「銀の雨」月菜ちゃんの話を。（月菜ちゃんは、フォークを歌っている千春さんのことが好きと言ったそうです）。「俺の人生」ホームページを開設する話をもちかけた元さんに、考える・感じるという人間の感性がなくなってしまわないようにという警告をし続けていくのが、そういう歌を歌っていくのが自分たちなのだから・・・と。みんな一人一人違う人間なのに（ひと）と入力して変換すると（人）という１文字で片づけられてしまうのはイヤだからと・・・「ＩＮＴＥＮＴＩＯＮＡＬ］風を風と感じてほしい。これからもいろんな所へ行っていろんな空を感じたいと言って本編のラストには強く「大いなる愛よ夢よ」を歌ってくださいました。

赤いシャツに白のパンツでアンコールは「夢」「この夏一番」「長い夜」「君を忘れない」
今日のアルツは「君を忘れない」になっても誰も座ろうとしません。ドンドン過ぎてゆく時間を惜しむように・・・

鳴り止まぬ拍手のなか、青の半袖半パンツ姿で、再び登場！「星屑の歌」（もー、すっかり暮れたこの夜空にピッタリです）オープニングの時にスモークでステージが真っ白になり歌詞カードが見えなかったんで、出だしを間違えたことがくやしくってしょうがない。「もう一度チャンスを下さい」とここでもう一度「逢いたくて」そして・・・やっぱり最後は「大空と大地の中で」。（松山千春ここにあり！）エンディングであがった花火と共にステキな時間は静かに終わりました。千春さん、又ひとつステキな思い出をありがとうございました。「今年はゴルフもぜんぜんしていない」と言ってたけど、志度でまたいつもの全力投球が終わったら、ゆっくりと楽しいオフをとってほしい・・と願いつつ磐梯山を下山しました。

2000.7.29  SUMMER LIVE LａLａLａ アルツ磐梯スキー場特設会場

　私は初めての野外での体験です。 何人入るのか？ どれぐらいの広さなのか検討つかずでしたが、目の当たりにしてやっぱり大きかった。旭川ナンバー、名古屋ナンバーの車を駐車場で見つけて「５００?の長い旅だったなー」なんて言ってられない気がしました。遠くからご苦労さまでした。
  座った席が２０本のスピーカーの前。
♪Soupir♪ が始まるやいなや「いい音聞かせてくれるなー」が、第１印象でした。 期待した夕日と夕焼けがあまり良く出なくって残念。 きっと ♪オホーツクの海♪ は「きれいな夕暮れ時を考えてくれた選曲だったんじゃないかなー 」と
自分では思いましたけど。皆さんは？ イントロが始まって「この曲は何？」と思いきや、「えー こんなアレンジか・・・・・」と感心することしきり。 さて曲目は？　本編は、音といい、色使いといい、ストロボといいすっごくよかったと思います。感激。感激。

アンコールは・・・・・・ 本編が良すぎた分アンコールに期待したんですが・・・・・・まさか ♪逢いたくて♪ が２回聞けるとは。 好きな曲ですが・・・・・西川さん何か忘れてない？ みたいに聞けた２回目の ♪逢いたくて♪ に私は聞こえました。

ラストの ♪大空と大地の中で♪ では、「あかりやさん打ち合わせどおりやってくれた？」ってちょっと聞いてみたくなるような感じでした。 せっかくの花火も、千春さんを見なきゃならないし、花火も見たいし・・・・・・・・・・欲張りな私は困ってしまってました。Lave Lave に出た話、バックのメンバーに『コンサートのない時は何してる？』とか、コロンビアさんのＨＰ、マネージャーさんに『ＨＰ作りませんか？』って相談されたなどは話してました。

　何はともあれ夏目さんのトランペットを持つ姿と、金髪に緑のメッシュの入った髪が １、２、３ とみんなをリードしているその姿がとってもミュージシャンって感じがうれしくて、ひとりでニヤニヤ。聞かせるステージに感謝、感激。見せてくれたステージに感謝、感激し、１泊３日のアルツへの旅レポートでした。

Ｓｕｍｍｅｒ Ｌｉｖｅ ＬａＬａＬａ ｉｎ アルツ磐梯山

アルツリゾートのホテルにバスが到着するとごった返した人の輪に加わる。ＢＧＭには千春のアルバム「ＬａＬａＬａ」が流れている。会場内にはトイレが無いと書いてあるので、ビールを我慢する。ところで、会場はどこだ？人の流れにまかせて歩いていくと組み立てられたステージが目に入る。人と会う約束をしていたのに、駐車場の直前で渋滞してしまったために予定よりも30分以上遅くなってしまい、急いで場内に入り、席を探す。これがステージ中央のいい席だったのだが、自分の席とあまりにも離れていたために、自分の席がわからずに右往左往してしまった。（笑）　そしてようやく席についた時にイベンターの方から注意事項の説明がある。終演後には猪苗代駅に向うバスを優先させます。終演後すぐに出発しないとＪＲの郡山駅行きの臨時便に間に合わないとの事。既に、猪苗代行きのバスは会場に横付けされている。終演後はダッシュでバスに向わないといけない事に、当事者である自分は頷いた。

１８：３５ 場内アナウンス
１８：３７ メンバー登場
１８：３９　スタート

１．Ｓｏｕｐｉｒ
２．逢いたくて（スモークとともに千春登場）
ＭＣ．
あいさつ。アルツは久しぶり。ようこそアルツへ。ドライアイスの煙で歌詞カードが見えずに出だしを間違えた。前回は蚊が多くて、食べながら歌った。テレビであれだけしゃべったので、今回はしゃべらずに歌う。

３．アクセル（後奏で千春はハミングしていました。初めてですよね。）
ＭＣ．
２週間前には福島に来てテレビに出た、ラジオ福島や新聞にも出て、民友は女性の記者で民報は男４人。テーブルを挟んで４人と向き合うと取り調べ室みたいだ。そんな感じでイベントの前にお会いしている。昨日は2時間ほどリハーサルをして、山の中の温泉に行った。メンバー紹介、春のツアーのメンバーに西川さんが加わる。西川さんはこの日のために来てくれた。（この時の席からは西川さんが見えなかったので、志度でその服装を見たときに驚きました）。そして、エステに通っているらしく、千春の事務所の女性も通っている。ドブに金を捨てるのではなく、ドブの金を拾う様なものだ。（ヒドイ）

４．オホーツクの海
ＭＣ．
野外では風が吹くから後ろまで聞こえているか心配する。こんな頭だからどこから風が吹いているか分からない。（笑）風が前から吹いてくると2倍も3倍も大きく歌わないといけないような気がする。中学のときと同じ、24年歌ってきて原点に戻る。スピーカーの前ではフル演奏だとハウリングすると言って、丸山さんのギターのみで客席からみて右サイドに立って。

５．人生の空から
ＭＣ．そちらでも歌いますよといって左サイドに移動して。

６．季節の中で
ＭＣ．
ＬＯＶＥＬＯＶＥで「季節の中で」を歌う。歌は剛の方がうまいと言っていたがどんぐりの背比べ。剛と光一どっちがどっちか分からない。分かったのは拓郎と坂崎だけ。春のツアーでは入院したが、秋田で駄目になり、盛岡で復帰した。山形には行っていない。山形と庄内では自分達の方がきれいな娘が多いというが目くそ鼻くそ。（笑）では春のツアーで歌っていた歌という事で。

７．ＬａＬａＬａ

８．君に
ＭＣ．
昨日、広島東洋カープの津田のドラマがあった。１５２〜３Ｋｍぐらいは投げていた。ドラマの最後で千春の歌をバックにして本人が投げている。福岡にガンでは定評のある病院がある。そこではうまいものを食べさせずにガン細胞に栄養を与えないようにして、よくなっていったが、リハビリをしていくにつれ栄養を取っていくので、ガン細胞も大きくなっていってしまった。歌っている時に客席が真っ暗になるとたまらなく寂しくなる。客席にいるのは分かっているのに、いなくなってしまうのではないかと不安になる。アルツでライブをやるというので、全国から来てくれる。倒れたりとか痛いとか言っていられない。今回は虫除けスプレーを１缶使ったので、スーツが重くなった。何でもいいから、お互いに存在感を持っていたい。自分が歌い始めたときに「ガンバレ！」と応援してくれた奴がいる。そいつらのために歌い続ける。

９．旅立ち

１０．銀の雨
ＭＣ．
２９日は最高のステージが出来る。３０日はもっとすばらしいものが出来る。そうやって２４年間やってきた。態度がでかい、生意気と言われているが、思っていることの半分もしゃべっていない。（笑）　考えてしゃべっている。娘さんに「お父さんあまりしゃべらないほうがいいよ。周りがひくよ。」「それでいじめられたことがあるか。」「ない。」「俺がこういう考え方をしていることをどう思う。」「いいよ。誇りに思う。」俺一人ではない。妻も子もファンもいるから考えて話をしている。こうやってつきあったのも何かの縁。呪縛みたいなもんだ。大きいことは言うが、やったことは小さい。出来なかったら、ゴメンナサイ。でかいほらを吹いて精一杯やりたい。

１１．俺の人生
ＭＣ．
大抵の人はインターネットやＩモード」ができる。俺も時間はかかるができる。レコード会社はオフィシャルＨＰがあるが事務所としてはまだない。マネージャの井上さんからＨＰを持ちませんかと言われる。情報が増えて、それで幸せになりましたか？　数ヶ月振りにあって、こんな顔していたのかと思う方が衝撃は大きい。（笑）　世界中の情報が入ってきても活かすのは自分次第。いつのまにか自分達は頭を使わなくなってきている。（と言ったところで大きなスズメ蛾が千春に飛びかかってくる。）疑問を抱かなくなる。そう言ったことに警鐘を鳴らすのがフォークソング。最終的には自分で自分の首を絞めている。失言の多い森総理に資質はない。ＩＴ革命は止めますと言えば良かった。警鐘を鳴らせなくならないように、そういう歌を歌っていく。歌えないと価値がない。

１２．ＩＮＴＥＮＴＩＯＮＡＬ
ＭＣ．
こうして野外のライブをしてみて、思う。山を山と、風を風と、湖を湖として感じて欲しい。山といってもいろいろとある。高いのか低いのか、木はあるのか。自分で触れてみて活きた情報となる。いろいろな所に行ってみたいし、いろいろな人に逢ってみたい。できれば、健康に留意して、金はいざというときに役に立たない。入院したときには健康が一番大事と思った。退院したときには金が一番。（笑）　貴方が、自分が望めばそうなる。無限なんだ。牛や馬とは違う。無限の想像力を持つ生き物が人間。また、あちこちで逢うかもしれない。行ったこともない所もあるが、必ず行く。

１３．大いなる愛よ夢よ
２０：０９終了

２０：１２アンコールＩスタート

１．夢

２．この夏一番（履いているシューズを客席に蹴りこむ。すぐにスタッフが代わりを持ってきます。）

３．長い夜
ＭＣ．知っている曲、知らない曲もあって複雑な気持ちで聞いていた人もいると思います。（会場から「何でもいいから歌って」の掛け声（笑））今日はこうやって来てくれてありがとう。今年は２４年で中途半端（笑）だが、来年は２５周年。

４．君を忘れない
２０：３０終了

２０：３５アンコールIIスタート（ステージ前にたいまつがたかれていた）

１．星屑の歌
ＭＣ．
１曲目の「逢いたくて」の出だしを間違えたのが悔しいので、もう一度チャンスをくださいと言って。

２．逢いたくて
ＭＣ．
これで安心して北海道に帰れます。秋のツアーは福島県下の会館の空き日があわなくて今は調整中。新潟、栃木の人も諦めずにいてくれ。この後は来週、志度でライブ、その後レコーディングしたら少し時間が出来る。９月はゴルフ。１０月からツアー。俺はスキーは出来ない。あんな板で降りてくる。スケートは同じ所をぐるぐる回るだけ。スキーは２泊３日で女を誘える。でも、スケートでは無理。たまらんな。バスが横付けされている。気を付けて帰ってくれ。稚内でのコンサートには札幌から４００Ｋｍを車で行った。ＬｏｖｅＳｏｎｇ集のテープを作ってスポーツカーに乗り込んだけども、隣は男。（笑）バックのメンバーについて。八神純子の元に西川さんはいる。「あ?水色のブタ」(笑)と口ずさむ。好永さんは新婚。秋までは春名さんは角松敏生のツアー、小林さんはドラムに自信がなく、トラックの運転手を目指した。いまいちリズム感がない。ドラムのキックの音はもって生まれたパワー。馬鹿力はある。天性のもので、それがあるんだから多少の事には目をつぶろう。（笑）　加藤さんは来生たかおのバックをしていた、シルエットロマンスを１フレーズ口ずさむ。藤岡さんは秩父別。北海道でもそういえばあったというようなところ。不天間香りのバッキングを丸山さんはしている。ＤＡＰＵＭＰのイッサはかわいい弟分。彼は足が悪いらしく、踊り終わったら足を引きずっている。それほど一生懸命やっている。ＨＥＹＨＥＹＨＥＹ！の収録の時に楽屋に来てＣＤを置いていった。「光子、うちに来なさい。でもそうするとメンバーの一人が抜けなくてはいけなくなる。（笑）」またこのメンバーで迷惑をかけながら行きます。

３．大空と大地の中で（エンディングに入り花火が打ちあがり、演奏終了とともに最後の花火が夜空の中に消えていった。）
２１：０３終了

終演後は客席に横付けされているバスに急ぐ。しかし、それ以外の人達も「待っていてください」と言う場内案内にも関わらずに出口に殺到し、バスの行く手をふさぐ。一般車も出口に殺到するが、反対方向へ誘導されてしまう。とりあえずはバスが優先されて良かった。猪苗代駅では思った以上に時間的な余裕はあった。郡山行きの臨時便の車内では千春の引き語りのテープを聞き、コンサートの余韻に浸った。

＃それにしても客席が暗くなった時に不安になるという言葉が気になりました。肉親を亡くしたり、自分が入院した事によるものですかね。いつもの千春らしくない言葉に感じました。