2000年 8月5日  香川県志度町野外音楽広場テアトロン
No 2   真由美さんより  

千春さんには珍しく?派手な登場・・・・
でも、スモークが出過ぎて、千春さんが確認できませんでした。
少し痩せたように思いましたが、ゴルフ焼けでしょうか?
日焼けした千春さん・・・白のサマースーツがよくお似合いでした。
会場まではとんでもない階段・・・
千春さん曰く「心臓破りの階段!」まさしくその通りでした。
でもステージのロケーションは抜群でした。
瀬戸内の静かな海をバックに立つ千春さん・・・
そして夕日が沈む頃「オホーツクの海」
1枚の絵画を見ているようでした。
とっても素敵なライブでした。
私の中では、ベスト3に入るライブです。
アンコール1〜は
夏目さんと加藤さんのトランペットで始まる「夢」
ふたりとも格好良かった!!
千春さんの衣装は、名古屋城のライブの時と同じ
大きな花柄のベストスーツ。
ノリの良い曲が続き、心地よい汗を流しました。
アンコール2〜は
ブルーのスエットで登場!!
ラストはやっぱり「大空と大地の中で」・・・
しびれるようなライブの最後でした。

そして・・・花火!!
もう大満足の夏のライブでした。



No 1   ムーンライトさんより  

SummerLive LaLaLa in 志度町 テアトロン

先週のアルツと2週続けての野外。自分にとって四国に来るのも久しぶりとなる。前回は香川には立ち寄らずに列車で通り過ぎただけだった。飛行機で来るのは始めてなので、高松空港がかなり高いところにあるのに驚く。今回はうまいうどんを食べようと思って、香川出身の同期においしいうどん屋情報を聞いていたのだが、メモを忘れた。(笑)結局は琴平まで行った時に入ったうどん屋さんがおいしかったので、事無きを得た。ここまで来ながらおいしいうどんが食えなかったら、悔しすぎますから。さて、余談はそれぐらいにして、バスでコンサート会場に向い、これから始まるコンサートに期待が膨らむ。車内には千春の曲が流れるが、ほとんどの人が流れている曲が何を意味するかを知る由もありません。

#時計を持参するのを忘れてしまいましたので、時間経過は書けません。ご了承ください。

1.Soupir

2.逢いたくて
MC.
あいさつ。ようこそ志度へ。ここが日本で一番きれいな野外のコンサート会場。俺は尻を向けているが、客席からは海が見える。夕日が落ちてくる時に俺の頭とかぶるかもしれない。(笑) 心臓破りの坂があったりして、ここまで来るのは大変だっただろう。志度町の温泉は俺のコンサートがあるから今日は休みにしてしまった。香川県内、四国県内、岡山から来ている。結構早く終わるから。(笑) 今は分からないだろうが、日も沈み出すと照明に金がかかっているのが分かるようになる。

3.アクセル(後奏で千春はハミングしてました。)
MC.
まだ2曲目。野外だから暑いし、バテたら困るので、あまりしゃべらずに曲を中心にやる。超一流は20曲もやらない。しかし、ストレスで腰痛になる宇多田はおかしい。腰痛なら次の日はできない。客を入れて1時間も待たせない。(付記:キャンセルになった公演は8/29に振替え公演を行います。)夫婦仲はいい方がいい。そうでないとストレスで子供が腰痛になる。(爆笑)9年前のテアトロンのオープニングは服部克彦さんのゲストとして3,4曲歌った。その時はこのメンバーでは来ていない。そしてメンバー紹介。今回だけ西川さんを呼んだ。(西川さんは原色をベースにしたワンピースでした。夏っぽいというか、ワイキキがイメージできます。)先週は磐梯山に向って歌った。お客さんは駐車場にいた。その後は暇していた。好永さんは愛媛出身。嫁さんは広島出身でお義父さんが立派な会社を経営している。夏目さんも愛媛の松山出身。春名さんは正やん(伊勢正三)のバックをやっていた。「あなたの?」22歳の別れのワンフレーズを口ずさむ。小林さんはトラックの運転手?。加藤さんは来生たかおのバックをやっていた。シルエットロマンスから「恋する?ヒロイン」まで口ずさむ。丸山さんはアリスのベーヤン(堀内孝雄)とやっていた。西川さんは八神純子のバックでコーラスをして、「あ?水色のブタ」(爆笑)。みんなそんな感じで暇をしていたから志度で待ち合わせようということになった。昨日の札幌は35℃。でも、木陰に入ると涼しい。今日は古い曲、新しい曲たくさん歌う。知っている曲が多いといいな。

4.オホーツクの海
MC.
デビューして間もない頃の歌。今回は志度の方にはお世話になり、西日本放送、朝日放送、四国新聞の取材等など。今日こうして歌うのはうれしい。歌っていなかったら、支度には来ていない。(私も千春のファンをやっていなければ志度には来る機会はなかったでしょう。)歌を歌っていて、いろいろなところに行けてうれしいです。今年の夏の甲子園の香川代表は丸亀。北海道は北と南の2つになっていて、足寄高校は地区予選で消えた。札幌南は61年ぶりの出場。北海道大会の決勝の相手は北照。札幌南は北海道で一番頭がいい高校で、ランナーに計算問題を出して油断させておいてアウトにしたり汚い手を使って甲子園に出る。(笑) 負けてもいい、勉強があるから。北照の場合だとそうはいかない。絶対に負けるな。(笑) 北海道勢が負けると東北地区を応援する。俺は愛媛の丹原と言うところにコンサートに行った事がある。丹原高校は中日の野口投手(‘99セリーグMVP)の出身高校。俺はバスケット、好永さんは野球、夏目さんはテニス、加藤さんはサッカー、丸山さんは陸上競技、藤岡さんはバレーボール、小林さんは何かジェスチャーをして良く分からなかったですが、野球でした。春名さんは何もしていなくて、彼だけが大学を出ている。西川さんはテニス。俺はバスケで飯を食おうと思っていた。福山にある日本鋼管が当時一番強かったので、そこに就職したかった。それが歌い始めて、今ではその面影もない。今日も野外で風がどう吹いているか、分からない。どこで人生どうなるか分からない。デビューして24年、来年は25年。詩の内容も変わってきて、今はこういう歌を歌っています。

5.LaLaLa

6.君に
MC.
だんだんと照明が効いてきた。でも、煙が多すぎないか。今日はバーベキューをやるんだと言って夏目さんが仕切る。鯛めしの夏目か、夏目の鯛めしかという程だが、1回目は失敗。2回やって2回とも失敗。煙ばっかり出る。今日はとことん歌う気で来ている。チケットを買った時からイベントは始まっている。来てみたら、こんな山の中を歩いてきた。テレビを見たら、態度はでかいし、生意気、1回だけ見てそう思われたら仕方ない。(あれ、この内容はHPでの事では???。きっと、千春もHPを覗いているんですね。)足寄で生まれて何もやる事がなく、歌を歌い始めてた。両親に感謝したい。あの貧乏の中で高校に行か
せてくれたことに。弟だけは大学に行って欲しくて行ってくれた。小田(小田和正)に言われた。千春、もう少し攻撃的にならずに静かになれ。そうすればもっと多くの人が聞いてくれる。「ありがとう。小田。でもそれなら、子供の頃に返してくれ。」 三度の飯を食べられるかどうか分からない生活。そんな中で、歌い始めたら応援してくれる奴がいた。バックボーンも何も無い。そうしたら仕掛けていくしかない。負ける事は恐くない。もう一度立ち直ればいい。諦めたり、終わったりするのが恐い。負けたら負けたなりの歌を歌う。どんな権力にもつぶされたくはない。俺にとっては歌が最高のパワー。どんな者にも屈しない。大きなマスコミでも俺の声を封じられない。間違っていたらゴメンナサイ。男はやる事と謝る勇気だ。言う事はでかいがやる事は小さい。自分でもなんで他の芸能人の悪口を言ってしまうのだろうと思っている。中途半端にやっている奴らとは土俵が違う。そういうやり方で24年間やってきた。応援してくれた皆の力だ。相乗効果みたいなもので言いたい事を言っていられる。早く悪い事に出会ってください。最初はみんな誉める。不幸になって誰を必要としているか。本当に頼りになるかが分かる。自分なりに精一杯歌っていく。

7.旅立ち(ちょうど暗くなって来て、空には三日月(やや半月ぎみ)が輝く)

8.銀の雨
MC.
久しぶりの歌。やっと雰囲気が良くなって、エンジンがかかってきたと思ったら、汗びっしょり。これからも元気良くいかさせて頂きます。

9.俺の人生
MC.
今日来ている中で携帯のIモードやインターネットを使える奴はいると思う。マネージャの井上さんからHPを作ろうという話が出て、オフィスゲンキとして欲しい。いろいろな情報を載せられる。IT革命を森総理は分かっていないで、しゃべっている。Iモードやインターネットを使って、人と人の心が深まりましたか?携帯を使う事で元気になったりしましたか。それよりも一月に一度の手紙の方がうれしい。中学のバスケの先生から手紙をもらった。この先生はガンだった。「これから何年生きられるか分からないが、妻と楽しく暮らしていきます。」と書かれていた。パソコンで入力すると漢字が出るので、自分で書けない。これからは覚える、考える事をしなくなる。本当に情報がありますか? 行った事がありますか? 触った事がありますか? インターネットに振り回され、自分を見失ってしまう。そういう事に警鐘を鳴らしていくのがフォークソングなんだ。マネージャの井上さんに考え直しなさい。俺は機械と酒と女が苦手。(苦笑) デビュー当時に竹田さんに酒、女、煙草のどれか1つを止めろと言われ、酒を止めた。女はSometime。(笑) 今の子供たちは大変だ。たくさんの情報をギューギュー詰めにして教えられる。昔は利口と馬鹿の段階が緩やかだったが、今は両極端になっている。自分は今年45歳。15年したら赤いマイクを持って歌っている。(場内拍手)皆でもっと考えて、歌をたくさん作って皆に受け止めてもらえればと思います。

10.INTENTIONAL
MC.
今回、デュークからテアトロンでやらないかと言われたときに思い出した事がある。高松でのコンサートの時にアンコールが長く途中でお客さんが帰っていく。理由を聞くと海上タクシーの最終便に間に合わなくなるからとの事。船まで使ってきてくれたのか。申し訳ない。年に一度のコンサートに船を使ってきてくれる。だから、志度でやってくれと言われたときにはこちらからお願いしますという気持ちだった。他の会場に来る皆も途中で帰ってくれ。そうしたら原点を思い出すから。(笑) 風を海を山を感じて欲しい。海といってもたくさんある。瀬戸内海もあれば、オホーツクもある。高松は東京、大阪を目指してはいけない。なんでこんなにうどん屋さんが多いのか、それが高松なんだ。志度は志度、市を目指してはいけない。空に浮かぶ三日月も本当は丸い。光っている部分がたまたま三日月なんだ。こんな温い風(笑)をCDには収められない。だからコンサートが好きだ。子供が泣こうが気にしない。泣かない方が心配だ。子供が泣き止むようにうまく歌いたい。泣き止まないのはまだまだという事。このテアトロンで過ごした時間は忘れない。また、機会があったら来て下さい。お互い、お互いの生活を大事にして必要であってくれ。それが一番の贅沢。

11.大いなる愛よ夢よ

アンコールI

1.夢

2.この夏一番(夏目さんと加藤さんがトランペットを拭いている。アルツでもそうだったっけ?)

3.長い夜
MC.
まだまだこれから。脂っこい恋愛の歌を歌っていない。会場からリクエストを受けて、「丸山君キーはA」

4,恋(客席はほとんど座らない)
MC.
お前達は恋愛しているか。いい恋愛をしてきたか。巡り合いは縁。私には縁が多すぎた。(笑) 私の恋愛の歌の原点はいつか死ぬのに人を好きになると言う事。他のやつに任せた方が幸せになれるかもしれないに自分しかいないとしゃしゃり出る。色気はいつまでも持ち続けて欲しい。男として、女として。自分にはそういう人がいた、白髪で、この時点で資格ない。(笑)セーターを来ている姿が何気にかっこいい。自分もあの年になって着れるか。では恋愛の重い歌を。一度映画に出て、京都で映画を撮影しているときに支度のオープニングに来た。役者は夏でも冬服を着て冬の演技をしなくてはいけない。アメリカでは本物に近いが、日本の映画ではピストルはおもちゃで、火薬で「パン」というだけ。京都市内のロケ現場で人が集まっている中、打ち合いのシーンのリハーサルは銃を打った音は口でいう。おもちゃのピストルを持って「パン。パン。パン。」(笑)その時のタイトル曲です。

5.純?愛するものたちへ
MC.
何百曲も作っていると頭の中でごっちゃになっている。LOVELOVEの収録でスタジオに入った時にディレクターから光一よりも剛の方が歌は大丈夫と聞かされたが、どっちもどっち。目くそ鼻くその世界。2人に両サイドで挟まれていると微妙に音程がずれている。耳をふさぐ鶴田浩治の気持ちが良く分かる。

6.季節の中で(丸山さんのギターで。途中ベース&ドラムあり)
MC.
20年前に作った歌。(風で歌詞カードが飛ばされそうになって。)お前らには分からないだろう。歌詞カードが飛ばされる事がどういう事か。(笑) 20年も歌っているのに覚えられない。(爆笑) カラオケなんかでは自分の歌は高い音があって、上を向いたり、目をむいたりして歌っていると思う。最高音が「ソ」。「季節の中で」のめぐるの「め」だ。そう言った直後に会場にいた2歳の子が「メー」と叫ぶ。(場内大爆笑) 作った時は低くても上げていき、「ソ」の音は必ず入れる。

7.君を忘れない

アンコールII

1.車を止めて

2.人生の空から
MC.
上から見ているときれいに見える。でも、これから暗いところに帰る。特に県外から来ている連中は無事に帰れるように心から祈ります。こんなにいい会場があるんだから、デュークに言ってくれ、デュークから誰かに頼むはず。デュークが高知にあるゼロというライブハウスを手放す。そのライブハウスで加川良、下田逸郎でライブをやる。そのメンバーなら俺が司会をやる。今でも、加川良の前だと緊張する。今日加川良と電話で話した。久しぶりに話したので、気持ちがハイになっている。中学・高校時代にレコードを聞きまくった。

3.教訓I
MC.
そんなにメジャーではないが、彼の歌に「何も歌わない事それが歌になる。全てが歌になる」。千春が売出し中の頃に加川良はギターでフォークソングを歌っていた。そんな時に出会って、「松山君は僕の10年先を歩いている。僕は松山君の10年先を歩いている」深い意味があるのだろうと考えた。要はどこでどうなるか分かりませんねと言う事。その時にこの人のレコードを買って良かったと思った。いろいろな人のコンサートに足を運んでくれ、そうすれば松山千春がどれだけ偉大か分かる。(場内拍手) 今夜皆に伝えたい気持ちはただ生きていて、ただ生きているだけでいいでしょう。難しいことは考えたくないないし、ただ歌っているだけで生活できたらいい。お互いただ生きていたい。今夜はどうもありがとう。

4.大空と大地の中で

終演後に100発ほどの花火が打ちあがり、サマーライブは幕を閉じた。

#志度から戻る途中にも高松市内の方向に花火を見ました。2回も花火を見られてラッキー。
 



裏話をひとつ・・・・・・

2回目のアンコール1曲目「車を止めて」は予定外で千春さん本人も慌てたらしい・・・・・・
1回目のアンコール終了で楽屋に戻り、メンバーに「車を止めて」できるか?と聞き、メンバーは勿論出来ます!
と、元気良くステージに出て演奏開始・・・・・・・一番慌てたのは千春さん本人であった・・・・
何が慌てる原因になったのか・・・・・・千春ファンのあなたならわかるはず!!!
そうなんです。本人が歌詞やタイトルをちゃんと覚えていないからこそ起こるハプニング!
本人は「浜辺」を歌うつもりだった・・・・・・・・・・(爆笑)
理由のわからない人は歌詞を見比べてみて下さい。

千春七福神でした!

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