2001年 5月12日  さいたまスーパーアリーナ
No 2   TONTON & PAOより  

2001.5.12   さいたまスーパーアリーナ

 曲目 ・恋 ・長い夜 ・LaLaLla ・夢 ・君のために作った歌 ・おいで僕のそばに ・踊りましょうか ・あたい ・ひとりの部屋 ・愛って呼べるほどのもんじゃない ・INTENTONAL ・STANCE ・こんな夜は ・時計 ・最後のチャンス ・はまなす

  アンコールT ・春夏秋冬 ・人生の空から  ・良生ちゃんとポプラ並木

  アンコールU ・新たなる旅立ち
 

 初めて入りました。さいたまスーパーアリーナへ。2万人近い?2万人くらいの入場者なのでしょうか?随分広い会場とすばらしい施設でしたね。

 幕開きの2曲は、“春夏秋冬”に入っているニューバージョンで聞かせてくれました。その後は、千春さん1人での弾き語り。25周年の記念の年ということもあってでしょうか? 元さんまで、8人のマネージャーさんをお世話(?)して来た、一人ひとりの思い出話をしてくださいました。
 又、『“頑丈なブス”と“病弱な美人”どっち取る?』と言う質問。健康が大切。健康が一番とおっしゃった千春さん。『オレは病弱な美人がいい』と会場爆笑。『オレは病弱な美人に手をさしのべたい』ですって!
 ♪最後のチャンス♪からはメンバーも一緒。夏目さんの声ののびがあって良かったです。父さん、母さん、亡くなられたお姉さん、全然にていない弟さん。それぞれの話題になり ♪はまなす♪ を。大きい会場で、バックにあれだけの映像で、この曲とは・・・・・“やられた”って感じでした。
 アンコールは、夏目さんリードによるアカペラで ♪春夏秋冬♪千春さんも加わってさすがプロ!! その後、バズーカ砲で会場へTシャツのプレゼント。5〜6枚(回)。思ったよりも飛ばなかったようでしたね。『改良が必要』のお言葉がありました。アンコール?では曲が始まって、歌が入らなきゃいけないんだけど歌詞カードがめくれない。・・・・どうなっちゃうの?・・・・・ドキドキ・・・・・でも途中から熱唱してくださいました。
 20曲という曲数、3時間近くにもわたって25年間を振り返ること出来ました。♪あたい♪ と ♪良生ちゃんとポプラ並木♪ はその当時、レコードで聞いて「コンサートでは、生では聞けない歌だよなー」なんて勝手に思いこんでました。(その頃自分は義務教育中。コンサートなんて夢のまた夢でした。)1曲1曲が「アッあの時の・・・・」って思い入れのある曲だらけでした。
 21世紀最初の年に、初日のアリーナコンサートに参加できたことに感謝、感謝、感謝です。千春さんも『今日ここに来てくれたこと、決して無駄にはしないからな。』っておしゃってくれましたもの。でも、ちょっと気になったことがあります。音があんなに反響するもんなのですか? さいたまスーパーアリーナのパンフレットを見せていただくと“音の聞きやすさを重視 云々”って書いてあるのに・・・・・・残念でした。そして、私の気のせいですか?千春さん、足をかばいながら歩いていませんでしたか? コンレポ(子供の感想文みたいだけどネ)が、疑問符で終わってしまって申し訳ありません。誰か私の疑問を解いて・・・・・・・
 これからお出かけの方たくさんいらっしゃいますね。千春さんの25年間のパワーを楽しんで、泣いて、笑って、心の洗濯(私はしてしまいました)をしてくださいね。
                  TONTON & PAO



No 1   もるるんさんより  

2001.5.12 「松山千春の原点 春・夏・秋・冬」さいたまスーパーアリーナ

さいたま新都心、すごいですね。あの一帯だけ別世界でした。まさに「新都心」。そしてスーパーアリーナ、大きさに圧倒されました。横浜アリーナは入り口付近は他の会館とあまり変わりなく、大きさに圧倒されないのですが、ここはすごかった。そして、グッズやCD売り場は会場の外のテントで。もう普通のコンサートとは違ってびっくり。
さらにさらに6時前に行ったのに、すでにパンフレットは売りきれ。5000円もするのにです!
会場に入って、もう人の多さに圧倒されました。いやあ、すごいです。

6時43分スタート。
スクリーンに千春の映像が。なつかしい写真もたくさんあり、会場がどよめく。夏目さんがまず登場。ピアノを弾き始める。スクリーン上には夏目さんが。ここからはビデオカメラの本物の映像に。そして千春が登場。

1曲目「恋」
意表をつかれた選曲。ピアノだけの「恋」もいいです。途中から宇山くん、好永さん、春名さんも登場。そしてバック4人とともに

2曲目「長い夜」
アルバムと同じで、アコースティックにしっとりとした「長い夜」を聞かせてくれました。

メンバー退場後あいさつを。
さいたま市の話。25周年をここで迎えられてうれしいとのこと。
コロンビアが外資系になってしまった話をしてました。
「「恋」「長い夜」と聞いてもらいましたが、間違って歌ってしまった。何のためのリハーサルだったのか」と苦笑いの千春でした。
「今日は松山千春の原点をしっかりきいてほしいな」といい「今夜は帰さないぞ!俺は帰るけど」と笑わせて、ここからは弾き語りで

3曲目「LaLaLa」

4曲目「夢」
ステージのうしろに大きなスクリーン。ステージ左と後ろにもスクリーンはあって、コンサートの映像がしっかりと見ることができる。カメラは3台ほどあるようだ。
「夢」はすごかった。圧倒され、引きこまれ、よってしまった。

「1曲目、みんな予想しただろ?はずれたべ」ホントだよね〜
「俺だって、予想してなかったもん(笑い)」
「リハーサルで昔の歌から歌ってたら、デビューした頃からいい歌作ってたなあって。」

5曲目「君のために作った歌」

「デビューしてから今までマネージャが8人なんだと」と歴代マネージャの話を。初代の金沢さんから今の井上さんまで、エピソードを交えて話してくれました。
「8人ともマネジャ、個性あったなあ。まあ、俺が扱いやすいタレントだからな」「全国各地コンサート一緒に回ったなあ。マネジャにも感謝します」

6曲目「おいで僕のそばに」
しっかり歌詞を間違って言い訳してました。

7曲目「踊りましょうか」

「俺はデビューしてから1年たりとも、コンサートをしなかった年はない(拍手)。これは健康だったこと。それからみんながついてきてくれたことだなあ。みんなもよく飽きずについてきてくれた。髪を切ったときに去るもんだと思ったけどな」
「お前たちにも夢をかなえてほしい。それには健康が一番だぞ。きれいきたないの問題じゃない」
「病弱な美人と、頑強なブスどっち取る?(爆笑)。俺は病弱な美人だな。ブスはだまってても生きていけるしな(爆笑)」
「俺、野菜だめなんだよな。トマトとかにんじんとか、うさぎや馬じゃあるまいし、食えるか」「九州のひろしって友達が青汁を粒にしてね、「つぶ生青汁 春夏秋冬」だって、すごい名前だろ?コンサートに合わせてとかいってなあ」「俺も健康になるようがんばろう。トマトやにんじん食べるんだ。ワカメは遅いと思う(爆笑)」

8曲目「あたい」

「この曲はアリーナ向きだわな.普通の会場だと生々しすぎる」とのこと。

ここで、ギターをゴダンのギターに変える

「ちゃんと恋愛してるか?一生、男らしさ、女らしさを忘れないでほしい」
「おれもさ、札幌に女房、子供ひとりずついるけどさ、結婚してもだんなに対する口の聞き方はきをつけなさい」「この前もコンサート終って家に帰ったら「あら、お父さん帰ってたの?」それから子供にさ、「月菜ちゃん、早く大人になってね。お母さん、50になったら、好きなことするんだから」だって。俺といるのは好きじゃないっていうのか?(大爆笑)」「あと4年です。50になったら、俺は捨てられるらしいよ。もうすぐTUBEの前田に追いつきます」
「前田もさ、この間札幌コンサートで来たけど、飲みにいかないんだよ。今は自重しますとかいって」

「恋愛のし方に子供も大人もないな」「大人になるのは年をとるからではない。自分の性、サガに気づいて、何をするべきかということに目覚めて、誇りをもてたときに、おとなになったんだ」「ただ無駄に年を取ればえらいってもんじゃない」「信じたり、裏切られたり、いろいろ経験してみんな過去を持つわけだ。捨てきれない過去は誰だってある。
無理しなくていい。無理に捨てようとしたら、自分まで捨ててしまうから。」
「でも、過去にしばられてはいけない。」
「捨てきれない過去の1つや2つ、胸にだいて、棺おけまでもっていってもいいんじゃないか」

9曲目「ひとりの部屋」
アリーナだからか、音のはね返りがきになる。特にギターの音のはね返りはちょっと。。。

10曲目「愛って呼べるほどのもんじゃない」

「この前仙台で下田逸郎と深町純のジョイントコンサートがあった。」
「深町純はピアニストでね。シンセの先駆者なんだ」「日本人として誇れる音楽はない!
松山君、お互いがんばろう」「もうね、最高だったなあ。こういう独り善がりの人が好きだなあ」

「学校で勉強するのは必ず答えがあることだ。だから学歴というのはその答えをたくさん覚えた人があるんだよ」「本当に頭のいい人間は答えのない人生や社会を一歩一歩歩いていけるやつだ。人間関係だって答えがない。そこで、パニックになってはいけない」「答えが無い物もあるかもしれない。ないなら、考えることすら無駄なのかもしれない」「本当に頭のいい人間になってもらいたいと思います」

11曲目「Intentional」

「25周年のパンフレットに比叡山のさかいゆうさいさんがコメントをくれました。いい人とめぐり合えたと思う。この人はすごい人でね、「修行は大変ですね」と言ったら「何を言ってるんですか。あなたたちの方が大変でしょう。我々は世間から離れてこもって修行しているんです。あなたたちは俗世間の中で修行している身じゃないですか。大変ですね」すごいだろ」
「さかいさんがおっしゃるのは「無理せず、急がず、はみ出さず、力まず、ひがまず、いばらない」、俺なんか実践してるだろ?(大爆笑)ねえ、俺なんかいばってるよなあ」

「この時代ではね、十分満たされていながら。さらに満たされることを願ってる。何の努力もせずに。」「景気をよくしてくれ!とか。お金は幸福になるための手段であって目的ではないだろう。」「小中学生までメールでやり取りしてるような貧乏な国があるか!それなのに、さらに満たされようとしてる。そんな国がすきだなあ」「あくまでも、お金は手段であって目的ではないんだ」

12曲目「STANCE」

「下田さんに言われたよ「お前もう、フォークソングっていうことじゃないよ。松山千春は松山千春なんだからフォークソングって言わなくてもいいんだよ」俺はこういう性格だから「いやです。俺はフォークソングです」いつまで、この片意地を張っていけるか」

「反体制、反骨主義っていうじゃない。うちは貧乏だったからね。この言葉聞くとやる気がでてくるなって」「反骨精神は、他人、社会に対して妥協しないということじゃなくて、自分自身に妥協しない生き方のことだ」「苦しかったら逃げなさい、聞きたくなかったら聞こえないふりをすればいい。でも自分には妥協してはいけない。人様に嘘はつけても自分には嘘をつけない」

13曲目「こんな夜は」
圧巻でした。すごかった。。。
メンバーが再登場して、

14曲目「時計」

「こんな長いこと歌ってたんだ」とびっくりしてた。20:40くらいでした。確かに長かったよ〜
「こんな大きなとこでギター1本で歌を聴くのは初めてかもしれないけど。精一杯歌わしてもらったし。みんな1人1人いたっていうのは、どんなにうれしいことか」
「今日は1曲とか2曲しかやんないけど。それでもメンバーです」といって、メンバー紹介
「どうだった?」と夏目さんに聞く。夏目さんOKサインを出してました。

「これからも歌っていきたい。機会があったら、また来てください」「お前らに必要とされなくても、俺は歌いつづける。聞きたくないといったら、もっと大きな声で歌ってやるから」
「世の中や、他人や家族に必要とされなくても、空を見たり、くもを見たりしているだけで人間は美しい。他人に必要とされなくても行きなさい。それだけ人生には価値がある」

スクリーンにはイメージ映像が
15曲目「最後のチャンス」
夏目さんとの掛け合いで、途中から宇山君も入って、これもすごいパワーでした。
映像があまりにリアルで、何ともいえませんでした。

「今でも目をつぶると思い浮かべるシーンがある。俺が小2くらいかなあ。母さんがリヤカーを引っ張って、俺はその上に乗って、町のゴミ捨て場にいくんだ。銅線とか使えるものを探しに行く。これが唯一思い浮かべるシーンなんだ。これが、唯一母さんと一緒にいられる時間だったから」「途中で友達と会うのがはずかしかった。でも、母さんはもっと恥ずかしかったんだろうな」
「昭和52年デビューして松山家にも春が訪れました。父さんは6年前に他界。ねえちゃんは3年前にこの世を去りました。貧乏でもいいから、親子5人で肩寄せて暮らせたらなと思います。」「時間だけはどうすることもできない」「北海道足寄郡足寄町、親父は売れない新聞や、おふくろは土方、ねえちゃんと、似てない弟と。。すべてがすばらしいよ」

「今夜みんな1人1人足を運んで、歌をずっと聴いてくれた。すべてがすばらしい。」
「みんなとめぐりあえたこと、歌ってること、不幸でも幸せでも、みんなと一緒にいる。歌ってる。すごいうれしいなあ」「ここに来て、歌を聞いてくれたこと、全体無駄にはさせないし。何年か経ったら、みんな生き証人だから」「お互いいい人生を一歩一歩歩いていけたらと思う」

16曲目「はまなす」
途中スクリーンには北海道の風景と、そしてお父さん、お母さん、お姉さん、弟さん、千春の高校生のときの写真が。最後に家族みんな(光里ちゃんも)の写真が出て、感動しました。
千春も途中音程があやしく、ないていたようでした。
ステージには雪も舞い、最高の「はまなす」でした。
メンバーもみんなアップで映り、千春、メンバー、スタッフみんなの気持ちが感じられ、涙が出てきました。
そして、雪の舞う中、本編が終了しました。21:00
 

アンコールの拍手が起こり、長いこと拍手を続ける中、まずメンバー4人登場。
夏目さんの合図で、「春夏秋冬」をアカペラで。ダークダックスのようだった(笑い)
千春が登場し、4人はアカペラ伴奏を。

17曲目「春夏秋冬」
5人ともすごくいい表情して歌ってる。
夏目さんは本当にうれしそう。たっちゃんの「ハア〜」がよかったよ。恥ずかしそうだったけど。

「どうも。」とあいさつのあと、「本当はここまでするつもりじゃなかったけど、夏目がどうしてもやりたいっていうから。。」
「練習もがんばりました」

18曲目「人生の空から」
今回はやはり立つ雰囲気ではない。みんな座って手拍子。

「そうだ、バズーカ砲だよ」とバズーカ砲登場。千春が背負って。スタッフは玉込めならぬ、Tシャツ込め。ところが、余り飛ばない。みんな大笑い。最後のほうでようやく調子が出て、スタンドの方まで飛ぶようになりました。千春いわく「改良する!」「肩が痛い」バズーカ砲の余韻覚めやらぬ中

19曲目「良生ちゃんとポプラ並木」
え〜っという感じで、アンコール終了。21:25
そんなことないよねと手拍子を続ける。ちらほらと帰る人も現れ。。。

わりとすぐに照明が落ち
メンバー登場して「新たなる旅立ち」のイントロを千春登場。曲は始まってるが、歌詞が。。。歌詞カードが。。。
めくりめくってようやくカードを探しだし、途中から歌い出す

20曲目「新たなる旅立ち」
歌い上げてあいさつをし、千春は退場。
最後リズムのピアノで終るんですが、スクリーンにピアノのアップで終わるのがおしゃれだったです。そして、スクリーンには、千春、メンバーそしてすべてのスタッフの名前がエンディングロールされ、映画の最後を見ているように、余韻にひたりながら、コンサートが終了しました。

そうですね。全体的な感想ですが、「初日だな」ってとこですね。ちょっと何だか、まだまとまってないみたいですね。千春本人も、スタッフも、客も様子見って感じで全体としてのパワーが伝わってこなかったのがちょっと残念でした。
コンサート終ったときに「よかったね〜」って感じかな。「もう、最高によかった〜」までではなかったってことです。ちょっと言い過ぎでしょうか。でも、本音です!
でも、ひとり歌がたくさん聞けてよかった。どれもひとり歌圧巻でした。よかったです。
熱唱系の歌なんて、鳥肌ものだったし。1人で、あの会場の人みんなを酔わせたことは間違いないです。千春さすがです。
あと、横浜行きます。そのときにどのくらい変わってるか楽しみです。ただ、バズーカ砲はぜひ改良をお願いしたいですね。(笑い)