2001年 6月17日  横浜アリーナ
No 1   もるるんより  

2001.6.17 「松山千春の原点 春・夏・秋・冬」横浜アリーナ

横浜アリーナコンサートにさきがけて行われた、第3.5回のオフ会。16名のメンバーの参加で盛り上がりました。先生を囲んで、みんなわいわいガヤガヤ。女性が多かった(若い子は1名(7歳かな?)だけだったけど。。)から、先生はうれしかったかな?それにしても、カラオケハウスで1曲も歌わなかった客なんて、私たちだけではないでしょうか。オフ会に関しては、誰かがコメントしてくれるでしょう。幹司様ご苦労様でした。

横浜アリーナは3度目ですが、今回が一番席が悪かった。センター席の52列目。センター席の後ろから10列目くらいだったかな。ただ、段がついていたので、思ったより見やすかったです。

17時39分スタート。
スクリーンに千春の映像が。真中へんの天井からスクリーンがぶらさがっているのですが、これがまた見にくい。色が白黒っぽく、飛んでしまっていて、いやあ、見にくかった。結局私は、ずっと、ステージ中央のスクリーンを見てました。

夏目さん登場。そして千春登場で、

1曲目「恋」

千春が遠い!遠い!遠〜〜い!!スタンド席の方がずっといい席です。センターの後ろは最悪です。
「恋」はこのアレンジすごくいいですね〜。ピアノにしびれてました。
宇山くん、好永さん、春名さんも登場。そしてバック4人とともに

2曲目「長い夜」

星空の演出がすごくきれいで、見とれてました。千春の声もよくのびていていい!

メンバー退場後あいさつを。
この日は、昼間に八角部屋のお相撲さんの結婚式に出席してきた話を。
ここで曙親方と会ったそうで断髪式に来て、はさみを入れてほしいと頼まれた話をしてました。
「かみそりを入れてやるんだ。俺と同じような頭にしてやる.髪を切るなんてもったいない」と怒ってました。
そして、「高1の娘がいるんだけどな、娘が4歳か5歳のときに、この髪型にしたんだ。
だから、娘が髪の毛のある俺を知らない」(会場爆笑)「俺がこの髪型にして、家に帰ったときな「お父さん、たこさん」だって」(会場大爆笑)と、ひとしきり髪の話を。
そしてギターを手に「ギター1本で歌います。練習しました」
「今日は日曜でさ、5時半からなんだよな。長くやるかもしれない(拍手)」「のどがつぶれるまで、とことんやります」といって、ここからは弾き語りで

3曲目「LaLaLa」

「1箇所初めの方で、ギター間違ったけどわかった?」はい、しっかりわかりましたよ!

「気にしなくていいから(笑い)。もう取り返すことはできないから」と反省(?)して、

4曲目「夢」

ちょっとライトの演出がくどかった。

コンサートにはじめてきた人?というアンケートから「25年あれば、いろんなこともある」

5曲目「君のために作った歌」

「昭和52年6月にファーストアルバムが出ました。このジャケットはさ、茅ヶ崎かなんかの海岸でとったんだよ。二月だったのに、初夏に出るからって、サマーセーターかなんか着せられて、寒いよなあ。だからひらめが引きつったような顔してんだよな。納得いかないなあ」

6曲目「君が好きさ」

7曲目「踊りましょうか」

「今日はいろんな曲やってみようと思う。昨日、今日とカメラあるんだ。WOWWOWでとってる。いつか放送するらしいよ。でも、しゃべりの部分はだめだろうなあ。昨日と違う歌も歌わないと」

「大阪の事件あったろ。あのとき俺大阪でコンサートでな、会場は重苦しかったよな」
「人間は可能性あるからな。まして子供だぞ。」
「でも、マスコミはなっとらんな。みんなも怒るべきだ」「マスコミにデリカシーがあるなら、子供たちにインタビューなんてするか!」「お前たちがそんな放送をしている限り、日本はいい方向になんていかない。そういうときこそ、お前らも怒るべきだ」「人間らしい温かい血の通った報道をしなさい。野次馬根性の延長じゃだめだ。報道は道に報いるって書くんだよ」

「真紀子さんは、アメリカに行ってるらしいよ。高校の同級生に会うんだと。かっこいいなあ」
「俺なんか昨日同級生来たもん。写真持って。かっこいいだろ」

8曲目「君に」

「健康が一番だよ。俺デビューしてから1年も欠かさずコンサートやってるんだなあ。アキレス腱切ったり、いろんなことがあったのに」「お前たちも健康に気をつけてくれな」
「特に女子。見かけはどうでもいい。健康だぞ」「病弱な美人と、頑丈なブスどっち取る?(爆笑)。俺は病弱な美人だな。ブスはだまってても生きていけるしな(爆笑)」

9曲目「あたい」

♪ブス〜♪で笑い声がおきてました。

ここで、ギターをゴダンのギターに変える。
ギターの説明中には、ギターがアップで映ってました。
「コロンビアレコードもね、外資系にのっとられてね、俺が契約を3年延長した、2,3日後だよ。俺の立場はどうなるんだろう」
「会場入ったところで、いろんなもの売ってたべ」とグッズの話。「ろうそくあったべ。あれ業者にだまされてな。アロマなんだかっていうからさ、そしたら、水戸黄門のかっこした俺が3体いるんだよ。アロマテラピーの効果を出すにはさ、火つけるんだけど、火つけると、頭から燃えてくんだよ(会場大爆笑)」
「青汁。ひろしって俺の友達の会社が作ってるんだけど「つぶ生青汁」。これ青汁を粒状にしてるんだよ。意外においしいんだけどさ、4粒くらい食べると、口ん中がもごもごになって、水飲んだ。結局青汁の方がいいよなあ(爆笑)」ここで「ゲン〜、青汁もってこい〜」と井上さんを呼ぶと、井上さんが登場。みんなに見せながら「パッケージにサインまでしてなあ。そんで持ち運び用のなんだけど、ここに千春ちゃんがいるんだよ。(笑い)」カメラがアップにしてくれたんで、良く見えました。かわいい〜

「そうだよ。お前らのところはボーナスでたか?」「俺さ、社長だからさ、経理の子にさ、ボーナスの査定してくれっていわれてなあ。ひとりひとりなんかわかんないべ。マネジャはわかる!(笑い)」
「そうだ.この前すすきのに行ったら、みんな俺のこと会長って呼ぶんだよ。どうもな、井上が俺を会長にして、自分が社長になりたいらしい」
「井上は8人目のマネジャ。」とゲンさんの話をしばらく。
「あいつは結婚してな、うち札幌でバスケット女子部な、クラブチームで優勝したんだよ。俺が監督で。全国大会に行くんだけど、俺どうしても都合悪くてな、井上にいってもらったんだよ。そしたら、女子チームの一番かわいいやつと結婚してしまった」「長男が生まれたときさ、九州にいてな。ちょうど移動中に電話が入ったんだよ。そしたらあいつ一応な俺に名前考えてほしいって。そんときちょうど動物注意の標識があってな、「ゲン、井上たぬきっどうだ?」あいつ断りやがってなぁ。結局「けいた」だっけ?くだらない名前にしてなあ」

10曲目「ひとりの部屋」

声がすごく出てて、心地よかった。千春絶好調って感じでしたね。

11曲目「愛って呼べるほどのもんじゃない」

恋愛の話をといいながら、
「夫婦はなれちゃいかんな。いつでも新鮮でいなきゃ」「子供ができたら急に「お父さん」とよぶのはやめてほしいなあ。男と女の関係じゃなくなる」
「うちの女房なんかな」といいながら「すいませんね、家のこといろいろ話して」には笑いました。
「俺、うちの女房いい女なんだけど、気に入らないことがあるんだよ。俺ね、TV見てブツブツいうタイプなんだよ。TVに向かって「何言ってるんだ」とかね。そんで女房に
「どう思うよ」っていうと、必ずあいつは「まあまあ、お父さん、人それぞれ考え方があるんだから」っていうのが気に入らない!」「俺はさ、一緒になって怒ってほしいんだよ。俺が「まあまあ」って押さえるくらい、ヒートアップしてほしいのになあ。それが気に食わない!」
「それとかさ、この前もコンサート終って家に帰ったら「あら、お父さん帰ってたの?」ねえ」
「昨日だって、横浜コンサート行ってくるからって行ったら「今度は長いの?」だって。俺は刑務所に行くわけじゃないんだ!なあ。何いってるんだ!って言いたい気持ちをぐっとこらえてだな「行ってきます」」(会場爆笑)

12曲目「Intentional」

「25周年のパンフレットに比叡山のあじゃりさんの酒井雄哉さんがコメントをくれてね。「無理せず、急がず、はみ出さず、力まず、ひがまず、いばらない」、このことばをもらったときに自分の行き方は間違ってない(笑い)。俺なんかいばりまくり、いばりちらしだよなあ」
「そうだ、この前谷村に会った。昨日も谷村から花が来てた。びっくらこいたなあ。」
「広島から名古屋に行くときにだよ、大阪からのってきて「千春〜」呼び捨てだよ。俺さ、かかわりたくないじゃない。だから「いつもすみませんね。つっかかって」って言ったら、ニコって笑って「うんわかってるから」だって。全然わかってない。俺の気持ちが全然伝わってない!こういうの片思いって言うんだなあ(爆笑)」
爆笑してたのは会場だけでなく、カメラマンの人も
「カメラ回しながら笑うんじゃない。WOWWOWか。どうせ使えないんだからここは。おい、ここ使ったらすごいよ。WOWWOW」
「さだも嫌いなんだよなあ。でっぱのハゲは嫌い!」カメラの人に「ここも使えよ!」さあ、オンエアが楽しみですね。
「明日さ、ニッポン放送でラジオあるんだけど、小田がゲストなんだよなあ」といいながらコードを探しながら♪もう〜♪と歌い出したのはいいんだけど、全然音があってなく大笑い。「牛さんみたいだなあ」と爆笑のまま

13曲目「STANCE」

「この曲一番つかれるんだ。手が疲れる」「俺、スリーフィンガーを2本の指で弾くんだ。ピックは使わない。ねえ」
「この前下田逸朗さんにあってさ、「もう、フォークソング、フォークソングって言わなくていいよ。松山千春の世界ができてるんだから」って言われた。俺さ「あなたたち、先輩がだらしないから、俺がフォークっていうんだ」ってねえ」

「高校でて、バーテンやったり、ストリップの照明やったり、いろいろあったなあ」「STVの竹田さんに声かけられて、歌いはじめて、プロになってコンサートして、全国まわるようになって、こんな立派なところで、コンサートできるようになって。俺さ、北海道から出ることなんてなかったと思うもん」「これからも一生歌っていたいです。何かの縁で知り合いになったし、これからもよろしく頼みます(拍手)」「おまえたちの重荷にならないように、邪魔にならないように歌わせてもらうから」

14曲目「こんな夜は」

今回もすごいよかった。千春の声がアリーナに響き渡っていました。

メンバーが再登場。
「北海道や、自然、恋愛とかいろんな歌を歌ってきてるけど、俺は必要とされなくても歌っていくから」「フォークシンガーは歌いたいから歌ってきた。みんなに聴いてほしくて歌ってきた。だから、みんなが必要としなくても歌い続ける」「みんなが背を向けたら、前に回って歌ってやる。耳をふさいだら、その手をよけてでも歌うから」
「この世に必要とされて、生まれてきた人間は何人いる?」「必要とされようが、されまいが生きなさい」「空が青い、それを見るだけも十分に生きるに値する。人生ってそのくらいすばらしい」「1分1秒でも長く生きてほしい」「いい人と巡り合ったな、空がきれいだな、なんていい一日だろう、ただそれだけでも生きるに値する。必要とされている、されていないの問題ではない」
「運よく生まれてきたんだから、いつまで続くかわからないから、とことん、歌って行きたいと思います」

15曲目「最後のチャンス」

夏目さんの声も千春に負けないくらい、伸びていて、千春、夏目さん、宇山くんの歌に、ひきこまれ、鳥肌がたちました。

「今でも鮮明に残っているおふくろとの思い出がある。小2か小3の頃、リヤカーにのって、母さんが引っ張って、町はずれのゴミ捨て場にいくんだ。そこで、母さんとまだ使えるものを探すんだ。一緒にいることはあまりなかったから、唯一母さんと一緒にいられる時間だった」「途中で友達と会うのがはずかしかった。小2、小3の俺でも恥ずかしかった。今、この年になって思うんだけど、母さんはどんなに恥ずかしかったんだろうな」
「6年前におやじが死にました。姉貴は3年前に死にました。姉貴が死んだのはショックだったなあ」「この前母さんと話して、松山家は秋と冬ばかりだったなあって。母さんが俺が歌って春が来たって言うんだけど、時間はどうすることもできないなあ」「今思えば、今は物質的に豊かかもしれない。でも、貧乏でもいいから、親子5人で肩寄せて暮らしていけたらと思います。でも、時間がそうさせてくれない」
「俺メンバーやスタッフに言うんだ。どんな死に方をするかわからない。でも、くたばったら、すぐに北海道に帰してくれ」「どんな死に方をしても悔いはない。でも、北海道に帰してくれよ。足寄にはおやじも姉貴も寝てるんだ。最後は北海道に帰りたい」「その代わり毎日悔いのないように歌うから」

16曲目「はまなす」

途中スクリーンには北海道の風景と、そしてお父さん、お母さん、お姉さん、弟さん、千春の高校生のときの写真が。最後に家族みんな(光里ちゃんも)の写真が出て。涙涙ですね。
ステージには雪も舞い、千春は「はまなす」を絶唱してくれました。

そして本編終了。19:53
スクリーンのバラのアップが素敵でした。

アンコールの拍手が会場いっぱいに広がり、まずメンバー4人登場。
夏目さんの合図で、「春夏秋冬」をアカペラで。前回ダークダックスと書いてひんしゅくをかったみたいなので、今回は「ゴスペラーズ」と言わせていただきます。4人の息もぴったりですね。
千春が登場し、4人はアカペラ伴奏を。

17曲目「春夏秋冬」

すごくいいですねえ。最後のサビの部分はたっちゃんのオンステージでした。
好永さん、歌うまいじゃないですか!!
最後もすごくよかったし、チームワーク抜群ですね。
思わず、立ち上がって拍手したかった。でも、何となくできずに、心から拍手拍手で。感動した〜

「どうも。」とあいさつのあと、メンバー紹介。
「たつ!こいつだけ、歌唱力が落ちるんだよ。でも上達したんだよなあ」
もう一度千春が♪やがて♪と歌うと、好永さんが、すかさず♪は〜るが♪と。
「こいつ、今パブロフの犬状態だから」爆笑しました。
でも、本当によかったよ「春夏秋冬」

18曲目「冗談じゃねえ」

みんなの体がゆれている。すごく客席ものっているのがわかる。
メンバーに「人生の空から」を指示して
「どんどん、歌わせてもらうよ、日曜日だから、1時間早いから時間はゆっくりあるし、明日はもう休みだから」そして「たつ、この歌知ってるか?」好永さん出だしをしっかり歌ってました。
「まあ、大体あってるな(笑い)」

19曲目「人生の空から」

歌い終わると、テーマ曲と共にバズーカ隊登場。すごい!テーマ曲もユニホームもできてる!!!
そして、メインイベント(?)Tシャツ飛ばし!これがこれが、さいたまからは改良されてよく飛んだ!52列目の私のところは惜しいのが2発。1発は、2列くらい後ろの人の手に当たって、スタンドに飛び込んでました。うー残念だけど、楽しかった。2階スタンドまで飛んでましたね。拍手喝采でした。
「最後までありがとう。秋にはまた来ます。」そして関東あちこちのコンサート会場の話を。群馬の利根沼田とか千葉の銚子とか。田舎すぎるそうです。それから、東金のことも、ここ、うちのすぐそば(車で30分かかんない)。そんな嫌がらずに来てね。東金にはきれいな会館もあるし。。。ジャスコもあるよ(笑い)
そんな話をしながら

20曲目「感謝」

好永さんは、ここでもいじられてました。
意外にもここで、千春はマイクをおき、下がってしまった。歌に入る前の話の雰囲気から、もう1曲はあると
思ってた私はびっくりした。20:20

ふたたび、アンコールの拍手が続き、すぐに、また。メンバー登場して「新たなる旅立ち」のイントロをそして千春登場。

21曲目「新たなる旅立ち」

この曲、ほんといいですね。アレンジも大好きです。最後まで千春の声は伸びていて、大迫力の「新たなる旅立ち」でした。そして、メンバー4人も前に出て、みんな一緒に退場。
ただ、すごくあっけない終わり方でした。ひょっとして、もう1回アンコールあるの?って感じで。

そして、スクリーンには、千春、メンバーそしてすべてのスタッフの名前がエンディングロールされ、ざわざわとみんなが帰り支度。最後に千春の名前が出たときに、会場全体からわーっという歓声と、千春を呼ぶ声、拍手。帰りはじめた人も足を止めてスクリーンを見ている。場内が明るくならないので、私ももう一度出て来て〜という思いで、叫んだけど、とうとう客電がついて、ちょっとがっかりでした。

全体的にはさいたまよりずっとよかった。ただ、話だけ見ると、さいたまの方が泣けたし、迫力あったかな。でもでも、歌は比べ物にならないくらいよかった。千春の調子もよかったみたいで、言葉にできないくらい、心に響いて感動しました。ギター1本でここまで1万5千もの客を魅了できる人はそうはいないでしょう。これからも健康に気をつけてすばらしいコンサートを続けて欲しいです。