2002年12月 6日  東京国際フォーラム ホールA
No 1   もるるんより  

2002.12.6 「存在」東京国際フォーラム ホールA
 
早めについたフォーラム。有楽町方面から歩いていく私は、何人のダフ屋さんに声をかけられたことか。
「チケット持ってる?チケットあまってない?」
ダフ屋さんに聞いてみた「どうして私が千春のコンサートに行く人ってわかるの?」「今日ここ通る人は千春でしょ」「単なる通行人かもしれないよ。それとも私の顔に千春って書いてある?」「うん、あるよ」
何となく、千春のファンはわかるらしい(爆)

今回は席は2階の22列。いくらビジュアルには期待しないと思ってても、あまりに遠すぎる席。会場に入って席につく。でもステージ真正面でなかなかいいかもしれないです。
 
18:35に1ベル。18:39本ベル
 
幕があき、ステージ中央の赤い椅子スポットライト。相変わらず「千春?」と巻き舌まじりの男性の声援が多数。そんな中、千春が登場。椅子にすわって、ギターをいきなりチューニング。
「珍しいだろ、俺がチューニングしてるの。でも(あってるか)わからない(笑い)」「千春千春って巻き舌でよびやがって(笑い)、俺は相撲取りじゃないんだ」
 
1曲目「冬のアリア」
いやあ、申し訳ない(特に夏目様)。いまだニューシングルを購入していない私は、曲名がわからず、「???」という状態でした。でも、すごく優しい歌で、気に入ってしまった。弾き語りがほんとすてきです。
 
歌い終わって挨拶。「最後までよろしくお願いします」といったあと「この赤い椅子がねえ。金正日が座るかと思ったかも知れないけど(笑い)」「2階からだと、横から出てきたときびっくりしたろ?照明が動いたって(爆笑)」
と、ここからは頭の話に。頭がとても寒いそうです。
「車の中からさ、頭出したら温度わかるもん。歌う寒暖計よ(爆笑)」「しかし、俺も人相悪くなったよな。ひげは生やしてるし、何でひげ生やすかというと、生やしてないと上だか下だかわかんないの!(爆笑)。サングラスをかけてるのは、前か後ろかわかるようにしてるの(爆笑)」
いろんな曲を歌いますというとこから会場はリクエスト合戦に。♪「ピエロ?」という声に「今日はお休み!昨日歌ったのに」そのあとも会場から次々声がかかるが「歌う歌は決まってるの!」
 
2曲目「あたい」弾き語り
 
「半年ぶりの東京でね。今回は関東は神奈川、埼玉・・・」と話し出し「千葉行ってないなあ」そうだ。そうだ!千葉に来てほしい!!!!(熱望!)
「千葉ね。去年木更津行ったけど、会場こうもり飛んでたもんな」千春やっぱり覚えてるんですね。うれしくもあり悲しくもあり、千葉人としては非常に複雑(笑い)
「ギターわかるか?これガットギターです。ゴダンのギター。クラシックのギターなんだよ」といって
 
「禁じられた遊び」を弾き出す。すごい!すごい!会場拍手。転調したとこで、止めて
「ここから知らない(大爆笑)」
 
「ホンとのフォークギターは鉄弦だから、音がシャリシャリするの。長いこと弾くギターでないわな。手が痛い(笑い)。スリーフィンガーって知ってる?俺は天才だから、これ2本の指で弾く。ねえ、2本の指で弾くのは俺だけだから(笑い)。これだけ聞いてもらえれば十分」
「このギター、ここは蒔絵でね、龍が描いてある」とギターの説明を。「ここは象牙で、ここに「てんち」と描いてある。別に天地真理のファンでないから(笑い)」
 
3曲目「君じゃない」
途中からメンバーが登場し、一緒に演奏。1コーラス後にスクリーンがあがる。千春の弾き語りもいいけど、メンバーも加わると、やっぱり音に深みが出ていいです。
 
4曲目「足寄より」
スローテンポのところは、宇山くんのギターだけで。千春の声はすごく出てて、聴かせてくれました。照明もブルーですごくあってていい感じでした。本編が終わってしまいそうな熱唱でした。
 
「今日は田舎からとか、都会からとか、口に出せないようなところからとか、口に出してもわからないようなところからとか、いろんな方がいらしてると思いますけどね」
「俺は北海道だから、こっちはあったかいよな。まず景色も違うしな」「柿見ると感動するもん。あ!日本だって思うよ。曽我ひとみさんの気持ちがよくわかるなあ」「それとか屋根が違うもんな。北海道はトタン屋根だから。瓦はないから」「北海道だとさ、「今日は冷え込みます」って言うと「びんとか冷蔵庫入れなさい」だもん。凍らさないように、冷蔵庫いれるんだぞ」
「俺、北海道では自分で車運転するからな。2年前の10/26ですよ。帯広から札幌行くとき、高速通ってないから(笑い)まあ、高速あるけど。中途半端に。ヒグマしか通らないっていわれて(笑い)。」「あれは真実ではありません。エゾシカも通ります!(爆笑)」「オービスってあるじゃない。あれはビカッとくるぞ。30?40キロオーバーかな?」「警察から出頭願いが来たんだよ。したら、警察の方が写真を見せて「これ、松山さんですね?」あのな、どんな見合い写真よりもきれいに撮れてます(爆笑)こんなはげどこにいる?(笑い)」「横に久保田って友達が乗ってたんだけど、こいつは笑ってるんだよ。それまではっきり撮れてます!」「まあ、免停くらったんだけどね。都会はオービスも多いらしいじゃない」
「今日は北海道からやってきたんで、ゆっくり聞いてってください。俺のコンサートは2階でひっそり聴いてるほうがいいよ(笑い)」
急に「はい!」と声をかけて
 
5曲目「アクセル」なるほど、車の話題ねえ。と変に納得してしまってました。
 
「時間がたつのは早いね。もう師走です。」「私にも今年たくさんのことがありました(笑い)」
「ここで気になる鈴木宗男情報です(爆笑)」「鈴木は今、拘置所にいます。裁判も始まりました」「日本にも司法取引みたいのがあって、今4件の罪で起訴されているんだけど、1つでも認めれば保釈がききます。でも、全部否認してるんで、保釈もききません」「家族も会えない。接見禁止です。弁護士だけが会える」「弁護士の人がね、「千春さん、代議士が心配されています。FAX書いてくれませんか?」っていうからね、FAX書きましたよ。そしたら、宗男さんそれを見て、ハラハラと涙流して「チィーは元気にしてるか?秋のツアーがんばってるだろうか?迷惑かけてないでしょうか?」ねえ、かかりました!十分迷惑かかりました(爆笑)。もうおなかいっぱいです!」

「俺さ、びっくりしたよ。朝起きたらいきなり「松山千春事務所6000万所得隠し!」だもん。NHKのニュースまでやってて、びっくりしたね」「俺が6000万貯めるような男に見えるか?隠すような男じゃない!全部使っちゃったの!(大爆笑)」
「金なんか財布にいれておいたら、ただの紙くずよ。使ってなんぼのもの。ねえ、金は天下の回り物ってねえ。まわせ!まわせ。どんどんまわせよ(爆笑)」
「必要経費としてね、認められなかった分があった。今年宗男さんのことあってね、毎年税務署の人来るんだけど、今年は国税局が来たもんね。今までの経費が認められなかった。」「今年の春、国税局の人が会いたいって言って来た。俺は会いたくないって。(笑い)でも、「どうしてもお話がしたい」っていうから札幌にきてもらった。そしたら陰気くさい顔して二人きたよ」
「コーヒー出そうとしたら、そういうの飲めないらしいよ。おごってもらったらいけないらしい。「水でけっこう」なんだと。お前らは仏さんか?(爆笑)」
「「鈴木さんに事務所からお金まわってませんか?」とかいうわけだよ。「そういう関係じゃありませんから」2時間くらい調べていったかな」「「松山さん付き合い広いですよね」ほっとけ!ってんだ(笑い)「政治家の方とのお付き合いは気をつけてくださいよ」ねえ、「あの人嫌いとかは自分で決めます!国家権力の方にいわれる筋合いじゃない!」という言葉をぐっと飲みよ(爆笑)」「言うことはでかいけど、やることは小さいんだよ(爆笑)」
「みんなにはとんでもないと、いわれるかもしれないけど、俺は宗男さんのこと好きだし、信じています。確かに彼にだってやりすぎたことだってある。けど、彼は人に喜んでほしくて一生懸命やってきたんだ」
「ばい菌を殺したら、いい菌も生きれないんだ。悪い菌を地域・社会で浄化するならいい」
「ずるいよ。あいつはだめだと、つまはじきにして、お前はいい生活できるのか?出来のいいのも、悪いのもみんな含めて社会だろ」
「マスコミにたたかれてもいい。けど、俺はやなんだ!こいつさえいなければ、世の中平和になるんだ。そんなことはないだろ?」「全部受け止めて、世の中だと思う。」
「俺は自分の信念でこれからも歌って行きます。俺は応援してくれるみんなに恥はかかせない(拍手)。ただ、肩身の狭い思いはさせるかもしれない(笑い)」
 
6曲目「空を飛ぶ鳥のように野を駆ける風のように」
千春は歌いあげ、前半が終了しました。
 
恒例のスクリーン。8/8のFCイベントのときのVTRが。千春の若いころの写真が映ると、会場どよめきが起きてました。若いもんね?
 
スクリーンも終了し、ステージ中央にマイクスタンドがセットされ。???と思ってると、夏目さんが一人ギターをもって登場。いやあ、びっくりしました。
「前説です」と自分で言ってましたが、でもそんな役がぴったりはまる夏目さんってかわいい!「次の曲は「存在」という曲ですが、」と説明し「シングル買った?」と会場アンケート。ごめんなさい。まだ買ってません。会場も思ったより買った人が少ないのに正直驚きました。が、私のような人が多いんですね。ははは・・・
今回、入場時に配布されたチラシの中に、「存在」の歌詞カードがあって、ひょっとするとみんなで歌うのかなと思ってたんですが、こういう形でくるとは・・
夏目さんの歌唱指導で、会場みんな練習。最初はみんな小さい声でしたが「もう少し大きい声で」との激励?にだんだん声も大きくなり、そのまま本番!
 
幕が開くと、スタッフがスタンバイしていて
7曲目「存在」
向かって、右側のスタッフの方々の手拍子、そろっているんだけどなんかおじさんくさくて・・妙にかわいかった。こういう演出って会場も参加で私は大好きなんですけどね。。
 
「夏目!ご苦労!「僕がやれば客は完璧に歌えます」っていうから、ホンとはするはずじゃなかったのに。夏目が自信あるっていうから・・」と千春のコメントでした。
「売れない曲を作ってしまった(笑い)けど、この時代にこんな歌を歌えるのは俺しかいない。」「俺はフォークシンガーなんだよ。シンガーソングライターなんだ。こういう気持ちを伝えたいと思って、曲を作る」
「自分が作ったのに、歌詞カードがないと歌えない(笑い)」「俺だってバカじゃないんだぞ。何百曲も書いてると、頭の中がゴチャゴチャになってくる。7,8割は頭の中にあるんだぞ(笑い)」
 
「俺が作った歌は、恋愛だべな」「俺はあらゆる恋愛を応援する。人様に祝福されない恋愛でも応援する」「だって、1回しか生きれないんだもん。そんな中で悩んだり、苦しんだり・・・出会えた、めぐり会えた喜びにくらべたらなあ」
 
「この前さ、TUBEの前田と木更津に行った。木更津にも繁華街があるんだよ(笑い)フィリピン系の女の子がいてね。前田が可愛い可愛いって。前田、車降りてその女の子に歩き出したんだよ。「可愛いねえ」とか言ってねえ。そしたらその女の子が「社長さん、社長さん(イントネーションをそれふうに)」(笑い)」
「「何してるの?」って聞いたら「客引きです」だと(大爆笑)」
「前田はバカだ!九州で結婚式あったんだけど。前田も来て。蝶ネクタイとかしてねえ。飛べないブタみたいな(大爆笑)」「あいつがな、「千春さん歌いましょう!」とか言うんだよ。「千春さんの歌は結婚式で歌えるのがないから、僕の「明日への道」歌いましょう」とかいってさ、歌うんだよ。「僕がこの歌歌ったカップルは別れない」なんて言って」「何で自分の結婚式のときに歌わなかったんでしょ(爆笑)」
 
アカペラで「明日への道」をワンフレーズ
 
「前田は興奮して、力入って歌ってたねえ。私はさらっとね」
「この前、TUBEのコンサート行ったけど、1曲ずつね(前田さんの手をあげる振りを真似して)こんなふうに振りしてね、さかりのついた闘牛士しか?(爆笑)」
「みんなもね、いろんなやつのコンサートいってみな。聞き比べたらわかるって、誰が一番か(爆笑)」
 
不謹慎にも私は、今非常にはまってる彼と比べてました。で、「でも彼のライブは最高よ」って真剣に思ってました。恋は盲目!でも、ほんとにそのライブも最高なんですよ。
 
8曲目「Kissをした」
 
9曲目「バラード」
 
「いい恋愛してください。」「今日は楽屋の方にね、同級生も来てくれたし、弟も来たな」「うちの弟は俺と全然似てない。久しぶりに会ったら、兄貴になってた(爆笑)俺より年取ってたよ。」「俺の弟はおかしいんだよ。東京に住んでるんだけどな。北海道はいやなんだって。梅雨のじめじめしたのが好きでたまらないって言う(笑い)なめくじみたいな弟です」
 
「マスコミおかしいよな。右といったら右!左といったら左!」
「宇山!26歳。独身です。宇山は伊豆大島出身です。東京都だぞ。こいつんとこは品川ナンバーなんだぞ。」「船が座礁したとこ、宇山んち近いんだよな。」
「あのニュース、ヘリでおいかけたりしてな。危ないから邪魔だっていうんだ。」「何か間違ってる。いつから、TVやマイク、活字は正義になったんだ?」「台風21号きたべ。今夜半関東を抜けました!そのあと、こっちへくるんだよ」「台風のとき、堤防かなんかで中継してるじゃないか。そんなところに立つな!って。子供が真似したらどうするんだ?!」「それは、ジャーナリストの勇気ではない。元気なだけだ!勇気と元気を履き違えないでほしい」
 
「拉致問題もそうだよ。日本の腰抜け外交とかいうけど、マスコミの方が腰抜けだろ」「いろんな考えがあると思う。マスコミは絶対返しちゃだめ!とか言ってるけど、本人たちも一時帰国だって認めてるんだ。100人以上拉致された人がいるかもしれない。今、やっと入り口が見えたところなんだ。出口が見えなくなるじゃないか」「脅しすかしは外交ではないんだよ。最終的には信頼関係だ」「北朝鮮の国家犯罪です!とか言ってるけど、あれは、金正日と一部の人間がやった犯罪だ。国民は犯罪者じゃない。北朝鮮の人がみんな悪いんじゃない。国民はみんな知らないんだから。だから国家犯罪というんじゃない」
「金正日じゃ、国交正常化にはならない。価値観がちがうんだから。」「日本が外交としてやることは、体制を変えてくれということだ。国民が認めた指導者と交渉にあたってくれ」
 
「一人一人が学ぶことの楽しさがある。俺は今年47だけど、ニュースがおもしろくてしょうがない。日本はどこに行くんだろう。」
「金が金を産むような世の中より、汗して稼いでよかったねっていうような世の中になってほしい」「株が上がった下がったとか大騒ぎして、そういう人間に限って株なんか持ってない。株はみんなが儲かるためには上がり続けなきゃいけないんだよ」「誰かが儲ければ、誰かが儲からない」「額に汗して働いた方がいい。俺の同級生なんて、もう寝てるよ(笑い)」
 
「日本人はおかしいな。器ってものがあるだろう。一升瓶の器に2升入れようとしてるよな。それが幸せだと思ってる」「器の大きい、小さいは関係ないんだよ。それが充実した人生よ」
ここで、最前列の9歳の女の子に、一升瓶にね・・・と説明
「器にあふれても、どんどんついでるのが今の日本の状態よ。お前の子だよ。そんなに医者になったりするわけじゃない(笑い)」「賢い子はそんだけつがれたら、底を抜くんだよ。これが切れたってときだよ。」「バカな子はつがれてることすらわかんない(笑い)」
「わかる?」と子供に聞いて
 
10曲目「平凡」
 
「1999年、アメリカの雑誌「LIFE」があるアンケートを取りました。「この1000年の間に人としてもっとも業績をあげた人を1名のべよ」と。ベスト100の中に日本人が1人だけいました。葛飾北斎という江戸時代の浮世絵師です」
「なぜ葛飾北斎が、一人入ったか?彼は後の芸術家に多大な影響を与えたからです。ピカソやゴッホ、ゴーギャン、マネ、モネ、ルノアールが北斎にあこがれた。あのドビュッシーが、北斎の絵を部屋に飾って、交響詩「海」を作った」
「北斎は1760年江戸に生まれます。恵まれた人間ではなかった。自分の才能をもてあましていた。江戸の市民が自分の力を認めてくれない。そのころね、歌麿とか写楽とかが有名で、北斎はあせっていた」「江戸の護国寺で、大パフォーマンスをする。米つぶにすずめを2羽書いたり、畳120畳の紙を置いて、絵をかいた。上からみたら、だるまさんの絵だった。江戸市民はやるな?って思ったわけよ」
「53歳のとき、将軍家斉からお呼びがかかる。谷ぶんちょうという絵師2人がよばれる。」「北斎は長い巻物の紙に、藍色を塗る。そこににわとりを足に朱肉をつけて、巻物の上を走らせた。そして「「竜田川のもみじ」でございます。」しゃれのわかる家斉だからよかったけど。金正日なら間違いなく処刑よ(笑い)」
「江戸庶民にはこのパフォーマンスは受けた。権力の前でもいつもと変わらないスタンスだと大拍手だよな」

「北斎が後世の人間に影響を与えたのは、圧倒的なデッサン力と、誰も考え付かないような構図です」
「富嶽三十六景は73歳のころのものです。大器晩成だよな」「北斎は70歳までの作品は取るに足らないものばかり、73歳で物の骨格がわかるようになり、80になればますます腕に磨きをかけ、90で奥義をきわめ、100をこえたら神業と呼ぶだろうと言っていた」「79歳でこの世を去る。なくなるときに、せめてあと10年、いや5年あれば、本物の絵が描けるのにと言った」「たまらんよなあ。のちに、ピカソやルノワールが感化されるなんてしるよしもなく」
「もし、みんながヨーロッパの美術館に行ったら、館長さんとかが日本人に「世界でもっとも美しい絵は、ダビンチのモナリザですか?北斎の富嶽三十六景ですか?」ときくらしいよ」「日本人も忘れていた浮世絵師」
 
「みんなも100年待て。みんなの子供や孫がヨーロッパに行ったときに「お客さん、世界で美しい曲を作ったのは・・・(ここで会場笑い声が)」
「冗談では終わらせません!」
 
11曲目「大空と大地の中で」
大宮で聞いていたので、今回はこの曲も冷静に聴けました。このツアーはこの曲がラストなんだと!
 
20:35本編終了です。
 
拍手の中、再び幕が開き、アンコール。
 
12曲目「俺の人生」
久々に聴いた気が。。いい感じです。ボールがステージに投げ込まれ、昔をしばし思い出してました。
 
13曲目「Tonight」
オレンジのパンツがかわいい。2階はほとんど立つ人もなく、けっこう静かなアンコール。1階も見える範囲ではあまり立ってなくおとなしい感じ。
 
「さ、アンコールの時間です。ヒット曲のない俺のコンサートに足を運んでくれてねえ」と言って、
「G!」ん?今日はそういうアンコールかい?うれしいなあ!
 
14曲目「長い夜」
最初はギターだけでアコースティックな感じ。で、途中からフルバンド入って、いつもの「長い夜」に。
会場、さすがにこの曲になると盛り上がります。私も2階でも立ってしまいました。
 
「今日はお前らの知ってる歌歌うから!」で、「A!」
 
15曲目「恋」(1コーラス)
 
「アンコールになるとしゃべらなくなるから。本番中はべらべらとね(笑い)」
今度は「Em!」密かに「旅立ち」を期待したんだけど
 
16曲目「銀の雨」(1コーラス)
続けて
17曲目「季節の中で」(1コーラス)
 
「1番くらいだと歌えるわけよ」
さらに「G!」で
 
18曲目「君を忘れない」(1コーラス)
途中歌詞カードをもってきてもらい、歌詞カードを手に熱唱でした。
この曲、けっこう私、ツボの曲なんでうれしくてうれしくて・・・久々に聴いたぞ!と
 
「俺、体調がいいねえ。(足をまわしたりして)こんな日はめったにないよ(会場大拍手)」
「宇山!宇山はね、シンガーソングライターです。そのうち、俺が宇山のバックでギター弾きたい(笑い)」
「今日はお父さん、お母さんも来てるの?」といって会場に姿を見つけると「いつもお世話になってます」という千春がかわいいです。
 
宇山基道で「新しい生活」
千春はたっちゃんの横で座って聴いてました。
 
「「ギュギュギュっと!」という歌でした?」(笑い)おいおい!千春!
「何か、「ギュギュギュっと!」がどうも残るんだよ(笑い)来年はCD出して派手に活躍してほしいね」ホンとですね。宇山くんもがんばってください。
 
「今日は同級生とか弟とかも来てくれて、尊敬する鈴木さんの奥さんも来てくれてます。のりこさん、立ってもらえますか?」2階からは見えませんでした。
「みんな複雑な思いで拍手してると思うけど(笑い)。拘置所で俺の曲がラジオでかかったらしいよ。みんな元気でやってるかと思ってくれたらしい。」「好き嫌いはしょうがない。けど、俺は同じ足寄町で生まれ育ってね」
「ふるさとがあるやついるか?」会場けっこうな拍手。「北海道のやついるか?」チラホラな拍手
「このあと、函館、旭川、札幌とね。」ここからツアーの思い出をいろいろと
「四国は今回いけなかった。来年は必ず行こう!」
 
「今日はこれで何もないの!来週名古屋だから、来週まで歌ってていいね(大拍手)」
「昨日のコンサートに国会議員の連中、若手の連中がきたもんな。「今の政治に厳しいですね」とかいわれてさ、「お前らバカか!今こそ、国民の中で育ててもらいなさい」」「永田町やTVやマスコミに育てられた政治家は我々から離れていく。国民の幻想の中の政治家ばかりじゃないか。生活感のない政治家ばかりだ」「田舎の人の声を誰がきいてくれる?」
 
「これから先どこまで行くか。「存在」は売れるはずないと思うけど、歌わなきゃならない(拍手)。それが唯一の存在だから」
「本を読んだり、いろんな人にあったり、いろんな人間がいるよな」「仏教の禅の本をみて、おもしろかったな」「荒野を青年が歩いてる。トラに襲われて走って逃げたら、そこに?のツルがあった。登っていくと、ツルの上をネズミがかじってる。ふっと前をみるとそこに野いちごがあって、食べてみたらおいしかった。それが人生だ」「意味わからないだろ?(笑い)禅宗だからな。これからがおもしろいんだ」
「トラは過去、ネズミは未来、いちごは現在をあらわす。今おいしいと思えばそれが人生よ。だから今を大事に生きなさいということだ」「おいしいと思うその瞬間が、あなたの生きてる証だ」「何事も勉強だな。」
「ないものねだりはいかんよ。はげは白髪を求めちゃいかん(大爆笑)」
 
19曲目「北風」
1回目のアンコール終了です。21:16
 
会場はアンコールの拍手。
実はこの日のコンサートの始まる前に前日の曲目を聞いて、昨日がオーラス「憂い」だったいう情報を得て、ということは今までのサイクルから今日は「雪化粧」。正直言って、この時点ですでにがっかりだったんです。
「憂い」は大好きで私にとって思い入れのある曲で聴きたかったんですが、しょうがないかあと思った瞬間
 
「憂い」のイントロが。。。この時点で一気に涙腺が緩んで。。。
最後のメンバー紹介もほとんど聞けない、見れない状態でした。
 
20曲目「憂い」
大好きな「憂い」。千春の歌い方がすごく優しくて、詩が心に染み入ってきて、悩んだとき苦しかったとき、失恋したとき、仕事がうまくいかなかったとき、大きな病気をしたとき。。いつもこの曲を聴いて、この曲に助けてもらってたことが思い出され、涙がとまりませんでした。千春の顔も見れないくらい涙が出て。こんなに泣いたのは久々でした。
そして、私の涙は止まらないまま、コンサート終了。どうもありがとう。千春!
 
たかが歌、たかがコンサート。確かにそうです。でも、その曲で、そのコンサートで人の心が動きます。千春の曲で思い入れがある曲、何曲もあります。その曲を聴くと、その当時の思い出がよみがえって胸が痛かったり、うれしかったり、悲しかったり。
「憂い」はアルバムの中にひっそりと入ってる曲ですが、私にとっては宝物のような曲。♪きみ一人特別に不幸とは思わない。誰だって似たような人生を歩いてる♪ この詩に、いつも勇気付けられ、また1歩踏み出して行こうとがんばってきました。そんな「憂い」を聴けて、最高に幸せでした。
この曲に支えられて歩いてた私は、イントロを聴いたとたん、いろんなことが思い出され、涙してしまいました。優しい曲ですが、この日の千春の歌い方はいつもにもまして優しく本当に感動でした。
千春、どうもありがとう。最高のコンサートをありがとう。すてきな優しい歌をありがとう。また、明日から私はがんばれます!