2003年11月14日  千葉県文化会館
No 1   もるるんより  
 

2003.11.14 「風光る」千葉県文化会館
 
久々の千葉のコンサート。地元のコンサートはちょっとうれしかったりします。相変わらず、千春の音楽とちょっと遠い生活をしているので、うれしさ半分不安半分の感覚。さらに今回は新曲が多いという噂を耳にし、まだアルバムを購入していない私は、さらに不安が。。
今回の席は1階22列。なかなか見やすい席です。
開場は超満員。男性の姿が目立ちます。年齢層が一段と上がったような。。。気がするのは、最近私が年齢層が低いライブに行っているからでしょうか。
 
18:31 1ベル。
18:36 スタート
幕があがる前にミラーボール(?)がキラキラとまわるような照明の演出。期待が膨らみます。
幕が開き、そこにはエレキギターを抱えた白っぽいスーツの千春が。。。
 
1曲目「君の全てを」
いきなり新曲だ〜。千春は気持ちよさそうに歌ってます。しかし、エレキでもアコギと同じように弾いているんで、なんだかかわいいです。それにしても、何か千春のエレキって変だなあと観察してたら、わかりました!普通ギターって幼稚園がけするじゃないですか?でも、千春って、片方の肩にしかかけないんですね。あれは、すぐにはずすためかなあなんて、思ってみてました。
 
「ありがとうございます」と声をかけ、続けて
2曲目「僕は窓を開けた」
テンポのよい曲で、サックスが素敵。この曲好きです!コーラスの夏目さんのファルセットがなかなかいいです。歌詞はネガティブなのに、曲が明るく前向きなのが、千春らしいなと思いながら聴いてました。
2曲目が終了して、ギターをはずし、
 
「6年ぶりに千葉にやってきました。ご無沙汰しています」(大拍手)
客席を見渡して「6年の歳月を感じさせないねぇ(笑い)」「1曲目、2曲目と知らない曲でね。6年ぶりにきて、知らない曲2曲から始めるんだよ。ここが二流、三流と違うところだよ(爆笑)。私は超一流ですからね。ねえ、手拍子をしていいのかどうかわからないようなね」
ここで遅れてきたお客さんに向かって
「いらっしゃい。6時半からだといったじゃないか。遅れるなら遅れるっていってくれればいいのに」「まあ、1曲目、2曲目は知らない曲だったからね(笑い)」
 
「今日は、頭がいびつなんだよ(笑い)」「この前まで北海道でコンサートやって、そのあと沖縄でゴルフして、川口・結城行って、鯉ヘルペスもらって(爆笑)」「北海道を離れてひどいんだけど、稚内はさ、初雪の中コンサートって感じだったんだよ。それで、北海道から沖縄だべ。沖縄30度だもん(笑い)全然違う国だぞ」「俺なんか、コーデュロイのパンツにハイネックセーターだもん。カンカン照りだぞ。もうコーデュロイのパンツなんか、ごわごわで、おつむ・・・(爆笑)」「間違えた、おむつだ(大爆笑)はいてるようなもんよ」
「頭なんか皮むけてきた。ふかしたジャガイモ状態だもんな(爆笑)」
 
「千葉今回楽しみにしてたんだよ。市原とか木更津は行ったけどなあ」 はーい。市原も木更津も行ったよ☆
「千葉はさ、そうだ市川が多いんだよな。市川は会館が貸してくれるんだよ(笑い)。俺たち、2日連続して貸してくれる会館がいいんだよ。そうするとね、市川は暇なんだな(爆笑)」
 
「今日は相当期待していいぞ(大拍手)ここも、いろんな連中来たと思うけど、日本で一番のフォークシンガーのコンサートが聴けるんだから(大拍手)」
「さ!そろそろ知ってる曲をね(笑い)」
 
3曲目「季節の中で」
続けて
4曲目「銀の雨」
メドレーなんでしょうかね?「銀の雨」は1番と3番だけでした。

「俺もよ、北海道で47年ですけど。今回、旭川、稚内、北見とコンサートやってきて、車でまわったんだけど、車で1200キロよ。東京から青森までが730キロ。東京から福岡が1200キロ。それを運転してね。肉体的にがんばったなと思うけどね。でも、もうカニはしばらく見たくない(笑い)。どこ行ってもでてくんだから」
 
「北海道、今年はひどかったな。台風だべ、地震もあった。自然災害と戦うフォークシンガーよ」「地震な、釧路で震度6だよ。足寄も震度5、札幌でも震度4」「足寄にはおふくろと、兄貴がいるんだけどさ、家を建て替えようとしてたんだ、その矢先に地震だよ。もう少し強く揺れてくれれば、解体工事はいらなかった(爆笑)」「倒壊したら倒壊したで、違った保険も入った(爆笑)」「ねえ、柱も母も丈夫で(大爆笑)」
「お前ら、ニュースで見たか?釧路で、4両の列車が脱線したんだ。千葉でもニュース届いたか?」「列車が立ち往生しています。乗客が6人取り残されています。6人だぞ。全国ニュースにしないでもらいたいと思ったもん(爆笑)。」「ワゴンタクシーで割り勘で走れだよな(笑い)」
 
「俺の家は札幌にあるんだけど、なんともなかったわな。夫婦の間に溝が入ったくらいで(笑い)」「うちには高3の思春期の娘と、更年期障害の女房がいましてね。ゴルフで沖縄に行ってたら、娘から留守電が入ってて「お父さん早く帰ってきて。お母さんがおかしい」(笑い)」「帰りが遅かったら(というような話だと思いました)、どなって電気消して、寝ちゃったんだって。ねえ」「俺言ったもん、「月菜、お母さんは更年期障害と闘っているんだ。我慢しなさい!」(爆笑)」
「更年期と倦怠期ですよ」「女子!(笑い)。お前ら、口の聞き方、考えろ。一言、一言がカンにさわるんだ。男には!」「家に帰るじゃないか。女房に「めし!」っていうと「食べるの?」(笑い)。もう、ブチッと切れる。飯が出てくるじゃないか。この前、たまたまおかずがイカだったのかな。で、「これ、イカか?」って聞いたら「悪かった?」たまげるぞ〜(爆笑)」「そこまでけんか腰にならなくてもなあ(笑い)。「ハイ、食べます!」だよ。倦怠期だよなあ」
「それとかさ、今回ゴルフ出かけるときに、一応玄関まで見送りにくるじゃないか。それで「よかったわね。晴れて!」「今度は長いの?」(笑い)俺は刑務所に行くんじゃないんだよ(爆笑)」
「今日は、夫婦、アベック、つがいで来られた方(笑い)、ねえ、君たちも大変だね」「私、我慢を覚えましてね、家でじっと我慢です。その分ステージでね鬱憤を晴らしてね(笑い)」
 
「アテネで古代オリンピック。」会場まだざわざわで、
「話は変わりました(笑い)。古代ギリシャでは、健康な体には健康な精神が宿るといってね、だからがんばって体を鍛えてた」「フリュネという女が売春婦なんだけど捕まります。裁判にかけられます。」「裁判でこのフリュネは「陪審員の皆様、私が有罪でしょうか?」といって、服をすべて脱ぎ捨てます。それを見て「こんな美しい体を持っている人が有罪のはずはない。無罪!」といって、彼女は無罪となります」
会場を見て、指差し「有罪!」(爆笑)
 
5曲目「走れ夜汽車」
いやあ、びっくりですねえ。なつかしいし、コンサートで聞いたのは初めてのような。。「こんな夜は」というアルバムを買ったときのことを思い出しながら聴いていました。
ここで、バックのメンバーは何人か退場です。
 
「とんでもなくなつかしい曲でね。まだ髪があったころでね(笑い)」会場に、「このアルバム持ってる人?」とアンケート。拍手はあまり多くなかったかなあ・・・
 
「いい恋愛してるか?」「バカにはならないでほしいね。利口になってほしい」「1+1=2がすぐわかるから利口ってわけじゃないぞ」「自分の人生、自分で責任取れるやつが利口。世の中が悪いとか言って、責任取れないやつは、いくつになってもバカ」「利口な人間になってほしいね。俺48歳でね。もう人生の半分過ぎてると思うけど、今年になってね、けっこう昔の女とか、友達とかから電話くるんだよ。なんかの知らせかな?もう先がない?(笑い)」
「秋のコンサートも各地でやってるけどね。話すときはこうやって前に出てくるけどね、歌うときにはもとのポジションに帰るから(笑い)」「いや、バカではない!(爆笑)自分で作ったから、ごっちゃになってる」
「稚内でかな、アンコールで前の方のやつが「君が好きさ」をね」といってワンフレーズアカペラで歌い
「間違った!詩はわかってたんだ、でも、メロディーがピエロになった(大爆笑)。途中で詩があわなくなった」といって
「君が好きさ」を「ピエロ」のメロディで歌いだし(大爆笑)
 
「鳥取では歌詞カード見てても、1行飛ばして歌った(爆笑)。最後1行足りなくなった。適当に歌ったけどな(爆笑)。メンバーはわかるよなあ。なのに、演奏力いっぱいしてるんだぞ(笑い)。俺一人恥かかせやがって(爆笑)」
 
「モリディアニという画家を知ってるか?」前の話題をひきずってまだみんなついていけないと
「話は変わってるぞ。ついてこいよ(笑い)」
「のぺーっとした女の肖像画を書くんだけど。この絵をみたことがある人?」会場はまあまあ拍手
「さすが、千葉は文化層が高い(笑い)」「イタリアの画家で、1920年代にフランスで活躍したんだけど、生きてるうちには評価を得られなかった。なので生活もすさんでた」「モリディアニが32歳のときに、19歳のジャンヌというモデルと知り合います。二人の間に娘ができます。モリディアニは35歳でなくなります」「1月24日に亡くなるんだけど、看取ったのはジャンヌです。最後にモリディアニはジャンヌにこういいます「一緒に天国に行ってくれないか?」」「ジャンヌは1月25日に、妊娠9ヶ月だったんだけど、向かいのビルから飛び降りて死ぬんだな」「そのたった一言でだぞ」
「女として生きるか、妻として生きるか、母として生きるか、男にはまねができないな」
「モリディアニは、キスリングという画家に、モデルを貸してくれないか?と頼まれます。でも、それを断ります。「画家の前でポーズをとるということは、その画家と寝たことになる。だから貸せない」ねえ。せいぜい男のジェラシーだよなあ」
 
「俺だってこの先どうなるかわからない」「俺はくたばるときはそれまでつきあってきた女を全部よぶ。1人1人ね、バラの花をもらいながら、お前は何年から何年までつきあったなとか言いながらね、そうやって死にたいな(笑い)」
「いい恋愛経験してください」
 
6曲目「最後の涙」
メンバーは加藤さん、夏目さん、春名さんのみ。ものすごくきれいな曲。千春の王道バラードといった感じかなあ。コンサート終わってこれがシングルの「最後の涙」だと知りましたが、千春らしくていいです。
スクリーンが下り、前半が終了しました。19:22
 
今回のインターバルは、まずメンバー紹介の映像から。一人ずつインタビュー形式で、しっかり紹介されてましたね。なかなか一人ずつクローズアップされることも今までなかったのでよかったです。
私的なツボは、石村さんの「ベルギーでおいしい食べ物は?」の「ワッフル」という答え。他にないのか〜と可笑しくなってました。
そのあとは、7/23の足寄高校の観岳祭の模様。座談会とコンサートの映像が流れてました。コンサートはカラオケだった・・・まあ、当然なんだけど、ちょっとびっくり。「大空と大地の中で」を歌いながら、会場をまわったり、「アンコール聞きたいのか?」みたいに言いながら「旅立ち」を歌ったり、アットホームな感じで、やっぱり母校なんだなって思いました。
素敵だったのは、生徒の皆さんがみんなで「大空と大地の中で」を歌ったこと。じっと聴いている千春の表情がなんともいえず。。。最後の挨拶の「先輩として、これ以上の感激はありません」という言葉にジーンときました。
 
そして、再び、幕が開き
 
7曲目「風光る」
千春はグレーっぽい暖かそうなコートを着てました。ステージは、氷?氷山?をイメージしたようなのかな?私にはそう見えたんですが・・・
この曲では、寒色系の照明がすごく素敵でした。
 
「「風光る」というね、アルバムタイトルにも、コンサートタイトルにもなってる曲を聴いてもらいましたがね、後ろから見て、(衣装)暑そうだろ?実は暑い(笑い)」
「今回ね、コロンビアに移籍して一番いいアルバムでは?という位に仕上がりました(拍手)」「自分のアルバムでもね、10曲あれば、1〜2曲くらいね、こう飛ばす曲あるけど、今回はありません」
「9曲は夏目、ねえ、修羅場のような生活をしてる、夏目が編曲したんだけど。編曲者はね、イントロ、それとか間奏、エンディングを考える。夏目が全部考えるんだよ。ねえ、単なるチビではない(笑い)」
「曲を作る姿、まあ夜中に作るんだけど、誰にも見せたくはないわな。もうイタコ状態だもん(笑い)」
「よく、詩が先ですか?曲が先ですか?って聞かれるけどな。俺みたいな超一流は、いっぺんに出てくる(拍手)。それも3番まで(爆笑)」「未発表の曲ね、1番しかできないとやめちゃうもん」 すごいですね。千春って、ちょっとこの話感動です。
 
アカペラで「最後の涙」を少し歌い(会場拍手)
「こう鼻歌まじりにラジカセに吹き込んで作るわけだ。これを夏目に渡す。と、夏目はラジカセ聞きながら「千春さんいい曲作ったな〜」」 夏目さんうなづいてました。
「夏目がイントロ、間奏、エンディングを考えるわけだ。(加藤さんに)ちょっと!」
というと、加藤さんがイントロを弾き、千春がまた歌いだし。。。
「(メンバに)お前ら、俺が歌うと思ってなかっただろ。俺も「んーー僕も〜♪」になったじゃないか(大爆笑)」 メンバもみんな大笑いしてました。
「俺が適当に作った曲でも、アレンジによって引き立つこともある。俺が自信あったのにっていうのもね(笑い)」
「「町はずれの丘」という曲ね、これは悲しい歌なんだよ。」 ちょっと説明して「そういう人生を送らないでがんばってくれというような歌なんだ。これをギター1本で作って渡したんだ。夏目はこれを聞いて「明るい曲だ」と思ったらしいよ(笑い)」「この丘に来てはいけないっていう切ない歌なのにね。あいつは「丘で踊ろう」みたいな歌にして(爆笑)。ちょっとした勘違いがね、イントロがポンポコポンポコって(爆笑)」
 
8曲目「町はずれの丘」
確かにポンポコポンポコでしたね。でも、私はなかなか好きですけどね〜
 
「6年ぶりなんだけどね、その間いろんなことがあった。」「今回羽田に着いたときね、ファンに言われたもん「千春さん、これ以上、宗男さんに関わらない方がいいと思います」(笑い)
「確かに彼のおかげでいいことはなかったと思う。」「宗男さんは俺の7期先輩でね。野球部でセンタをやってた。そのころからアホの坂田みたいな顔してた(笑い)」「逮捕されて、保釈されて、癌になって、手術して退院して」「みんなのいうことはわかる。けど、俺にとってはかけがえのない先輩だから。足寄から、国会議員が出るなんて。ねえ」「俺のところは足寄の町中よ(笑い)。でも彼は足寄から30キロ山の方にいったところだから、とんでもないところ」「彼にも反省しなくてはいけないことある。国会議員が逮捕されて、政治不信を招いたことは謝るべきだ」
「何で、宗男さんを擁護するんですか?ってよく聞かれる。けど、俺たちはりんごやみかんじゃないんだ。りんごやみかんは腐ったら捨てればいい。けど、俺たちは人間なんだ」「完璧な人間なんていない。いろんなタイプの人間がいる。人間は腐ってるからって捨てられるもんじゃない」「それで、はじめて家族、地域、社会なんじゃないですか?そういうものを切り捨てて、きれいな社会?そんなことあるか!」
「我々の常識からかけ離れた人を切り捨てようとするのか?俺は鈴木宗男をどんなことをしてもかばいとおす!見捨てない!」「そう考えると藤井さんなんてかばいやすいよな(笑い)」
 
「お前らがつまづいても俺はお前らを決して見捨てる、見放すことはない」「その代わり見捨てないでね。お願い(爆笑)」
 
「不眠症の人たくさん居ると思う。これだけ、合理的、発達した世の中になると、使っていない心と筋肉がある。だから眠れない。それをフルに使ったときに、ぐっすり眠れるんじゃないか」
ここで、今日はじめての人アンケート。会場、パラパラとの拍手。
「ねえ、この人いつまで話してるんだろうってね。(笑い)。問題ない。話と話の間に歌うから(笑い)。俺の場合曲数は少ないです。けど終わる時間は同じだから(爆笑)」
「陽水にこの前あって「千春、コンサートで何曲くらい歌ってる?」っていうから「本編10曲くらいかな?」陽水と聞いたら、24,5曲かなだって」「俺には信念がある、24,5曲全力で歌ってみろ?1曲か2曲手を抜くって。それが許せない(爆笑)」
 
「あなた方が歩いてきた人生がフェアに、正当に評価される世の中になってほしい。」「俺より長生きしろ。誰だって年はとりたくない」「戦後、ここまでしたのは、お年寄りのおかげです。そしたら、今その年寄りが住みやすいか?いや、そんなことはない」「年寄りは国の宝だ。家族の邪魔者だけど(爆笑)問題はここの兼ね合いよ(笑い)」
「人生が正当に評価される。血筋や、金や学力でなく、あなたがどれだけがんばったかが正当に評価される世の中になってほしいと思います」
 
9曲目「眠れない時代」
なつかしい。この曲は本当にいい曲だと思います。少しスローテンポでの演奏でしたがこのアレンジも味があってよかった。ラストちょっと声がフラットしたように思えたのは気のせい?千春にしては珍しいと思ったんだけど・・・・それにしても、今日も千春、すごい声が出てます。
 
「この曲、東北でやったときね。俺北海道でラジオやってるんだけど、はがきがきて、この歌を歌ってくれてありがとうって。母親が仕事に行ってて、この曲を聴きながら帰りを待ってた思い出の曲だって」
「曲、それぞれの思い出になれる。1曲ずつ丁寧にうたっていかなきゃっておもうわな」
 
「昨日、年末に出るSAGAでね、愛情についてどう思うって話をしたんだけど、愛情は愛と情けよ。」「情けのかけ方で、愛が消えることもある。親や子に対する愛情は普遍よ。でも、情けのかけ方を間違えると愛は伝わらない」「子供に携帯でもなんでも買い与える。こういう情けのかけかたが愛を消すんだよ。こんな世の中だから愛と情け、気をつけろ」「金さえあれば何でも買える世の中。大人はいいよ、わかるから。でも、子供は金がなきゃ何も買えない時代だと映る。金持ちが勝ちよ」「そういう愛情のかけかたをしてしまった」「子供は卑怯な手を使っても金持ちになれば勝ちと思うよ」「違うだろ?もっと大事なものがある。教えてあげないと」
「選挙あったけど、何で言ってくれない?もう一度、日本を安心安全に豊かに暮らせるようって」「週休二日やめようよ。子供も大人も時間をもてあまして、子供は勉強しろよ。俺たちは働け!そのくらいの気構えでないと世の中変わらない(拍手)」
 
「俺の歌は演歌、歌謡曲でない。フォークソングなんですよ。フォークソングは民謡です。我々の原型は民謡なんです。」「アメリカの開拓の人がふるさとイングランド、スコットランドの民謡を歌いだした。これがフォークソングの始まりです。」「これをPPMとかがキャンパスで歌いだした」
「もう一つ、黒人霊歌がある。これは奴隷としてつれてこられた黒人たちが歌った。」「これから宗教的なものを残したのがゴスペルです。宗教的なものをはずしたのがブルースです。リズム&ブルース。それがロックンロールになって行きます。プレスリーとか白人も歌うようになる」
「今はヒップホップとかね。若い連中はもっと手軽に音楽をとラップや、踊りならブレイクダンスとか」「私はご遠慮ですけど(笑い)、好永ができるって?(たっちゃんは思いっきり手をバッテンしてました)(笑い)」
 
「ここに詩があります。イギリス人のジョンニュートンが書いた詩です。」
詩の内容を朗読してくれました・・・(さすがに書き取れなかった(T_T))
「それを黒人の人がメロディをつけた」
 
10曲目「Amazing Grace」
この曲がそういう曲だとは知りませんでした。聞いたとたん「白い巨塔」の主題歌だ〜なんて思っちゃいましたよ。でも、ドラマの曲は透き通った声の女性の方ですが、千春の張りつめた声もすごく聞き応えがありました。加藤さんのピアノの弾き語りもよかった。

「音楽はおもしろいよな。あとどれだけ、心を叫べるかどうか。お前たちに助けてもらいながらだよ」
「お前らに言っておくけど、俺の曲は今日・明日評価が出るような音楽ではない(笑い)。俺も評価を求めようとしない。100年たち、200年たち、お前らの孫や子孫の時代になってだ、音楽室のベートーベンの横に俺の写真が貼ってあるから(爆笑)かつらをかぶせて(大爆笑)」
 
11曲目「時流」
メンバー全員のコーラスから始まるこの曲、コーラスがまずすごくそろってて素敵だった。
 
歌い終わって「どーも」と短くいい、千春は挨拶をしてステージを下りました。20:25本編終了です。
 
さ!アンコールだぞ〜と思うまもなく、わりとすぐ幕が開き、
緑のトレーナーに着替えた千春が飛び出してきて、
 
12曲目「星空の夜は更けて」
チラホラたつ人が増える中、さすがに私知らない曲でたちそびれてしまいました。
 
続けて
13曲目「夢」
だめだ、あんまり得意でない曲なんで、やっぱり立つまではのれない(T_T)
会場はけっこう盛り上がってます。
 
「6年ぶりの千葉だから」と言って
14曲目「長い夜」
ここで1階はかなりの人が立って盛り上がります。私も立ち、さすがにのってきました。
 
リクエストを取ると会場から「燃える日々」との声に、歌詞カードを取り寄せ、夏目さんのピアノで
15曲目「燃える日々」1コーラスのみ
 
「よくさ、このカッコからこの声が出てるとは思えないといわれるけど、俺も思うもん」なんて話をしながら
16曲目「恋」1コーラスのみ
 
「今日は楽屋に知り合いとかきてね」と言って、会場に向かって「こんと布施、英二」とよび「あがって来い!」会場PA席の近くに、ものまねの3人が座ってて、ステージにあがりました。
ここから、ものまねオンステージ。
まずは布施さん。美川さんの真似で挨拶し、
千春「得意なものまねは?」で布施さんが「チューブ」と答えると
「あ!そういえば前田と沖縄のゴルフであった。俺がコーデュロイのパンツなのに、あいつ短パンできやがって(爆笑)」
 
布施さんで「あー夏休み」
いやあ、うまかったですよ。生で聞いちゃった(笑い)。歌もうまいし、バックのメンバーは唖然という感じで聞き入ってましたね。千春はスピーカーの上に座って聞いてました。
 
次は英二さん。「お前は長淵だよな。俺のギターもってこい」「とことんやってもらうかな。すごいもんだね。君たち」と千春は床に座って
英二さんで「幸せになろうよ」
私、ものまねとかみないんで、この人は知らなかったんですが、あんまり似てるとは思えなかったですけど。。。どうなんでしょ?っていうか、私の中で長淵は「乾杯」で止まってるんで、今の長渕には似てるのかな。。。
 
次はこんちはるさん。名前だけは聞いてましたが、この人を見るのは初めてでした。
「じゃあ、大空行くか?」とメンバーに「演奏してくれる?」と聞いたら、加藤さんが「頭からですか?」と聞いたので、千春は怒ってました。「頭からにきまってるじゃないか。」と。
で、メンバーのフル演奏で
こんちはるさん「大空と大地の中で」
びっくり!すごい似てる。声は微妙に違うんだけど、歌い方なんてそっくり。驚きました〜
途中、千春も歌ったり、布施さんも歌ったりしながらの競演でした。
 
「しかし、俺ってあんなに態度悪いか?」にみんなうなずいたりして。。。
 
で、お三方は退場し、千春はギターを手に。。。
「次ね、「白い雪」ってね、恋愛の曲なんだけど、この曲は香西かおりにね。香西かおりはデビューの頃から知ってるからな。「曲作ってください」って言われてて、「白い雪」ができた。これがいい曲に仕上がって「返して」とも言えない(笑い)」
 
17曲目「白い雪」弾き語りで
千春の王道って曲ですね。いいです。これ。確かに返してもらったほうが・・・(笑い)
 
ここで、幕が下りました。21:01
 
会場はアンコールの拍手。そして再び幕があき、千春が登場です。
「6年ぶりというのにね、盛り上げてくれてどうもありがとうございます」
「一生懸命なやつが好きです。がんばるやつがたまらなく好きです。評価されなくてもやりぬいてるやつは輝いてると思う。その日その日で輝いてほしい」
「風邪引くなよ。引いたら移すな(笑い)。自分で責任取れよ(笑い)」
「俺はこのあと九州に行ってきます。今年は千葉これで最後だな。よいお年をだよ(笑い)」
「飽きるほど生きてみたい。飽きるほど歌ってみたい。またどこかでお会いできる日を」といって、メンバーを紹介し、
 
18曲目「生きがい」
久々の「生きがい」いいですね。すごい感動でした。この曲も本当に大好きです。私が最初に行ったコンサートのツアータイトルで本編最後の曲。思い出の曲なんです。すごくうれしかった〜
歌い上げて、挨拶をし「どーーーーーーーーも!!」と叫びマイクを投げ、コンサートが終了しました。
この「どーーーーーーーも!!」は久々で、うれしかった☆
 
最近私は、別のアーティストにはまっていて、全編総立ち、曲ごとに縦振り、横振りというような、踊りながら歌いながらのライブに慣れている生活だったんで、千春のコンサートがすごく新鮮でした。千春のこのスタイルは「コンサート」なんだなあ。もう一つは「ライブ」だ!なんて、自分で納得したりして。
でも、オーソドックスなシンプルな千春のコンサートも心地よく、何より千春は本当に歌がうまいので、歌の聞かせどころ、話の聞かせどころが満載の充実したコンサートでした。去年は「憂い」でボロボロに泣いちゃったんだけど、今回は泣くようなコンサートではなかったんですが、終わったあとの充実感は非常に大きく、千春今回もありがとうという感じです。

あとは、やっぱりアルバムを買ってないと、自分の気持ちが入り込めないですね。新曲が多かったんではじめて聴く曲が多くて。。。予習は大事です。といいながら、帰りに購入しようと思ったのに、あまりに列が長くあきらめて帰って、まだ手にしてない私は悪い子ですね。でも「白い雪」を早く聴きたいなと思っちゃいました。復習も大事です!
そう、1つ気になったのが、オーラスの「生きがい」の最後、♪ら?ら〜♪の前ちょっと間があるじゃないですか。そこで「千春〜!」と巻き舌で声がかかって。私ちょっと興ざめでした。他のとこでの声は全然気にならなかったんだけど、ちょっとね〜最後の最後で、感慨にふけってるのを壊されちゃって・・・私だけかな?
 
秋のツアー、私はこれ1本ですが、千春は最後の札幌までまだ半分くらいツアー残ってますよね。最後まで体調に気をつけてがんばってほしいと思います。