2004年11月20日  市川市文化会館
No 1   もるるんより  
 

2004.11.20 「冬がやってきた」市川市文化会館
 
市川・土曜日!ラッキーな条件に勇んで応募した、見守る会の優先チケット。こんな条件あんまりないですよね。
市川は1年半ぶり。千春はここの会館をよく使うので、もう手馴れたもの!と思ったのが、落とし穴。なんと、本八幡から会館へ行く道を間違えてしまったのです(汗)。駅前ロータリーから続く一本道は、同じような景色。しかし、いきなり現れた京成の踏み切り!え?????
何とか会えたお友達たちと軽い食事?(ビールを飲んだ人もいたような・・・)をすまして会館へ。今回もこの一本だけなので、パンフだけは購入したい!と焦ったのですが拍子抜け。ツアー後半戦ともなるとリピーターが多いのか、グッズ売り場はすいてました。
席は1階19列。よく見えます。近くもなく遠くもなく微妙な席です(笑い)
会場は超満員。さすがにリピータも多いのか、開演前は落ち着いた雰囲気です。
 
18:29 1ベル
 
18:34 スタート
場内が暗くなると、ものすごい声援。特に男性の野太い声が響きます。
幕が開いて、まず思ったのが、メンバーは衣装そろえた?ということ。みんな上が白い衣装で、ひょっとしてお揃いかと。でも、さわやかな感じでよかったです。
そして、大声援の中、千春登場。キャメル色のスーツに、白い開襟シャツ。千春痩せた?とまず思いました。
 
1曲目「冬がやってきた」
アルバムを購入していないので、初めて聴いたんですが、タイトルから勝手に私が予想していたイメージとは違い、すごく明るいタッチの曲で、ちょっとびっくり。でも、コーラスも含めてすごくよかったです。
続けて
2曲目「逢いたくて」
わーなつかしい!女性コーラスがいるなら、この曲は定番だよね。と思いながら聴いてました。
 
「1年半ぶりに市川にやってきました」と挨拶。1年半前にいた人?のアンケート。かなりの拍手がおこってました。その人たちに向かって「お帰り。シャケみたいなやつだな(笑い)」
「上の方、見えるか?」「こうやって、めがねをかけてるのはね、どっちが表か裏かわかるようにです(笑い)」「今回の衣装、ねえ茶色でね、しかも、色を統一してね。田舎ものだよな(爆笑)」「こうやって、シャツのカラーをね、これがないと耳なし法一になってしまいますからね(爆笑)」
「しかも、お前ら幕が開く前から、千春〜千春〜って呼びやがって。俺は山ん中でコンサートやってるんじゃないんだから(笑い)」
「今日は初めて来た人もいるかもしれませんが、知ってる曲だからといって、一緒に口ずさまないように!」「俺だってつられるってこともあるんだから(笑い)」「この前、どこだっけかな。「長い夜」を一番前にいたおじさんが一緒に歌ってて、俺も対抗して、そいつの口を見てたら、途中で歌えなくなったもんな(笑い)。中途半端なリードをするんじゃない!」
 
3曲目「時のいたずら」
続けて
4曲目「君を忘れない」
この曲は大好きなんで、すごくうれしい☆
でも、一つ気になった。1番のラスト「やがてわかるか〜ら〜」の「か〜ら〜」で伸ばしているときに、音がフラットしたんですよ。今まで数多くのコンサートに行ってますが、こんなこと初めてで、ものすごくびっくりしたんです。声は出てるんだけど、どうかしちゃった?と驚きました。
 
「鼻歌まじりにね、歌ってね。けど、血管浮き出るような曲だよな」
「この前ね、2日続けて東京でコンサートでね、昨日は休みだったんだ。」「しかし、市川は東京に近いよな。もう東京に入ったら?(笑い)」「昨日休みだったんだけど、一歩もホテルから出なかったもん。ねえ、取材とか入れられて、週間ポスト?俺はグラビアかな〜と思ったんだけど(爆笑)、インタビュー記事でした」「取材って何が嫌かって、写真撮るじゃない。そんときにポーズ要求されるから嫌だよな。ちょっと頬杖ついてくださいとか、後ろ振り返ってもらえますか?とか(このときポーズを取る千春がかわいい!!)」
「あと、札幌でやってるラジオの録音とかしてね、とても疲れた」
「東京のコンサートのときな、お前ら誰にも言うなよ(笑い)。2日とも右の耳が聞こえなかったんだ」会場びっくり。
「その前にさ、四国の淡路島の温泉で泳いだんだよ。どうもそれ以来耳がおかしい(爆笑)」「夏目に東京の楽屋で話して、「何やりました?」って、「温泉で泳いだ」とは言えんしな(笑い)」「そしたら、夏目が「ちょっと携帯の通話聞いてみてください」右と左とで、聞こえる音がオクターブ違うんだよ。拾える周波数が違うらしいんだよな」「夏目がさ、「大丈夫です。耳が聞こえなくても歌えますから」だって(笑い)」
 
この話を聞いて、ひょっとして「君を忘れない」のフラットした音程はこのせいかな?と思ったりして。でも大丈夫なんでしょうか・・・すごく心配です。
 
「しかし、ここの楽屋は携帯、「圏外」なんだよな。いまどき、こんなところあるか?この会館を世界遺産にしよう(笑い)」
「今日は、耳のとおりもよくやれそうな感じです。こうやって、しゃべってるときは前に出てますが、歌うときはここに帰ってね(笑い)。」「お前ら俺をバカだと思ってるだろ。違うんだって。自分で作ってるばっかりに詩がゴチャゴチャになるんだよ」「なきゃないで歌えるけど(笑い)、そういう無謀なことはしないでね(爆笑)、確認しながらね」
「今回アルバムがね出ましてね、みんな予習復習をね。「冬がやってきた」というアルバムで17日にね(大拍手)その中からも聴いてもらうけど」「次はね、古い歌をね。歌ってると、髪の毛がボッと生えてくるようなね(大爆笑)」
 
5曲目「タイニーメモリー」
確かになつかしいです。髪の毛は生えそうもないけど(笑い)。最初はアコギが2本だけで、すごくいい感じ。2コーラス目からはフルバンドでこれもよかったです。
 
「なつかしい歌をね聴いてもらいました」この曲を知ってた人のアンケート。大拍手でした。
「恋愛の歌を作ってるんですが、(会場に向かって、ご夫婦ですか?と何組か聞き)雰囲気よく聞きたかったらユーミンとかサザンのコンサートに行ってください。俺のとこはね、別れの歌が多くてね(笑い)」「もう長いこと付き合ったし、ここらで踏ん切りをつけるためのコンサート(爆笑)ですからね」
「この前徳島に行きましてね、ねえ、宇山!お前いくつだっけ?」宇山くんが「28です」と答えると、「俺より4つ下ですけど(会場笑い)、聞き流せ〜(笑い)耳悪いんじゃないか?」「宇山が学生時代にね、初めて付き合った女が徳島出身なんだって。そしたらコンサートが終わって、楽屋にその女の妹が来たんだよ。「宇山さん、姉は今年の春結婚しました」ねえ。そんで、「今姉と代わります」って携帯渡されて、宇山「どどどうも〜」とどもったりして、動揺してるんだよ(笑い)」
「妹が帰ってさ、ふっと見たら宇山、部屋の隅で泣いてるんだよ(笑い)ねえ、ピュアなやつだろ」
「という話を東京のコンサートでしたんだ(笑い)。ねえ、東京には宇山のお父さんとお母さんがきててさ(爆笑)、ややこしい話になったんだよ(爆笑)」
 
と、ここで遅れてきた人に「いらっしゃい」と声をかけ、案内をしていたバイトの人に「ご苦労様です。フリップサイドって時給悪いんだろ?」と質問を・・・
 
「何の話だっけ?」「そうだよ、宇山はかわいいなあ。泣くなんてな。」「女々しい男の歌を歌わせたら天下一品。任せてください」と言って
 
6曲目「いつだって」
コーラスが入っていい感じです。
曲が終わって、スクリーンが下りてきました。19:12
 
今回のインターバル映像は、千春のオフショットって感じでしょうか?
車に乗ってたり、スタジオの中だったり、美幌峠で観光客に囲まれてる千春がかわいい。私も遭遇してみたいな☆
それから、メンバー紹介もこの映像の中で。。。私のお友達は、この映像を見て「夏目さんってすごくかっこいいと思ってたのに〜」と言ってました(笑い)
 
そして、スクリーンが上がり
7曲目「human」
千春はグレー(に見えた)のコーデュロイ(に見えた)のスーツに、白系のタートル。ステージの後ろに5つの四角いオブジェみたいのがあって、そこに影絵のようなものがクルクルと回りきれいです。
この曲は千春の曲ではないみたい!ちょっとラップ調?今風に聞こえましたが・・・
ただ、最後の「こんな時代に君は何を!」で照明がパッと真っ赤になって、演奏も一瞬とまり、また始まった感じは非常に印象的でした。
 
「ここからは後半戦でね。お色直しをね(笑い)」「おー俺って痩せた?」とアンケート。最初にも書きましたが、幕があいて千春痩せた!と思った私は、思いっきり拍手してしまった。
「痩せたってことは、糖尿が進んでるってことなんだよ。血糖値も高いし、血圧も高くてね。もうサバイバルコンサートだよ(笑い)」「コンサートにね、医者と看護婦必要だよな。医者は必要、美容師はいらない(大爆笑)」「そういえば、大阪の美容師に言われたもんな。松山さんの頭をカットしたかったって(爆笑)」
「健康は大切よ!みんなには1分1秒でも多く生きて、俺の歌を1曲でも多く聴いてもらいたい」「まあ、俺の方が先に行きそうだよな。そのときは死に水を取ってくれ。ねえ、俺の歌はキーが高いから、歌ってて全開〜!で脳溢血(笑い)」「そしたら次の日の新聞でかかれるだろうな。ワイドショーのレポーターも来るだrろうな(笑い)」「お前らもインタビューされてな「そういえば、今日は顔色が悪かったような」とか言っちゃって(爆笑)」
「今、歌った曲はね「human」って言うね、歌かお経かわからないようなね(爆笑)」
「俺はさ、ギターで曲を作るわけよ」といって「human」を歌いだしたけど。。途中で歌詞がわからなくなって会場笑い。
「歌をね吹き込んで、アレンジャーに渡す。アレンジャーはメロディーは変えない(笑い)で、イントロ、間奏、エンディング、それとかこの曲はピアノで行くか、ギターで行くかをね、考えるんだ」「ねえ、だからイントロのメロディは、(夏目さんをさして)あいつが考える。あんな小さい体で(爆笑)」
夏目さんに「ちょっと立って」夏目さんが立つと「座ってごらん」座っても。。。確かに変わらない(会場大爆笑)さらに「ちょっとイントロやってみて」(拍手)
「これを夏目が考えるんだよ」
「次やるのはね、「山の向こう」と言う曲なんだけど、この曲は2パターンね、アルバムとシングルとあるんだけど、俺は二つとも気に入ってません!」(会場大爆笑、夏目さんは笑いながらこけてました)
「気に入らない。二つのうちまだマシの方を今日はね(笑い)」
「あのさ、俺が作ったときの気持ちをね、あいつがリサーチしなかったというかね、足寄ってさ、山の中じゃない。だから山の向こうには、極楽、夢の国があるんだ。そこに向かって旅立つ男の歌なんだよ」
「それが、1回目はラッパのアレンジでさ、これはちょっと〜と言ったら、2回目はひょっこりひょうたん島が来た(大爆笑)今日はね、ひょっこりひょうたん島でね(爆笑)」
 
「仏教において極楽というのは、浄土宗、浄土真宗で彼らが作った極楽というのは、「南無阿弥陀仏」南無というのは、帰依しますというね、絶対付いていきますという意味です。だから「南無阿弥陀仏」というのは、阿弥陀様についていきますと言う意味です。」「日蓮宗は「南無妙法蓮華経」これはお経についていきますということです。」「お遍路さんとかも「南無」と背中に書いてあるよな。これは弘法大師についてきますということです」「南無松山千春と言ってくれれば(爆笑)俺は生きてるんだからな(爆笑)」
 
「我々が死ぬと、通夜、葬式をします。」「輪廻転生って知ってるか?これは死んだら、6つの道のどれかに生き返るということです。6つの道、地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人の道、天の道」「生前やったことでわけられる。」「第一次審査がある。それが初七日の法要よ。これを過ぎると川が流れてます。三途の川よ。ここには三通りのわたり方がある」「いい人は橋でわたる。普通の平凡な人は、浅瀬を渡る」「俺とか宗男さんのような人は(笑い)、懲役2年ですからね、川の深いところをわたらなくてはいけない」
 
「室町時代にね、この三途の川をわたるのに、渡し舟をということが言われて、この代金が六文。それで、六文銭を棺おけに入れるんだ」「うちの親父なんて、棺おけに五億入れた(爆笑)言うことはでかいけど、やることは小さいです(爆笑)」
「第二次審査、第三次審査、、ねえ水着の審査はありませんから(爆笑)、第七次審査まである。七日間ずつ7回だから、七七四十九で四十九日の法要になるわけだ。」「それが終わって6つの道のどれかになる」
「因果応報って知ってるか?」
「ねえ、こういう話をするから、京都の本願寺に講演に来てほしいとか頼まれるんだ(爆笑)。何いってんだ!何のためにお前らはハゲてるんだ?だよな(大爆笑)」メンバも大爆笑してると
「たつ!お前には笑われたくない。髪をそんなにしやがって(爆笑)」
 
「今から「山の向こう」を歌うけど、これは山を越えたら極楽が待っている」
会場はまだ笑いをひきずっているのと、今までの仏教の話で???と言う感じだったら
「ちゃんと話は戻るんだから(笑い)。極楽の話だぞ」と念を押し、
「極楽が待ってるんだという男の旅立つ物語なんだよ。それがひょっこりひょうたん島ですから(爆笑)」
「どんな名曲でも、ひょっこりひょうたん島になるというね」と話し、
 
8曲目「山の向こう」
加藤さんもアコギを持ち、アコギ3本と、夏目さんはハーモニカ(ブルースハープっていうんだっけ?)、そしてベースの入江さんはウッドベースを弾き、アコースティックな感じです。
が、千春がいうほど、ひょっこりひょうたん島には聞こえなかったけど〜。極楽に向かうっていう感じもしなかったです。
 
歌い終わり
「夏目ご苦労!こんな曲じゃなかったのに(笑い)」(まだ言ってました!)
そして、宇山くんのところに行き「ギター貸して」と言って宇山席に座り、アコギをもって「キーはG?」と確認し「俺が作って渡したのはね」と言って、最初の部分を弾き語り(ちなみに宇山くんはマイク係り)
 
うーん、確かに違う。。。
 
「こんなふうに作ったんだよ。違いがわかるか?きり方をね、レゲエというわけじゃないんだけど、こんな風にね、これが私の本当のね(笑い)」
 
ステージに戻ってきて
「いい機会だから、彼にも見せしめとしてね(笑い)。いや、俺さ、夏目のことは好きなんだよ。俺、夏目ともう何年になるんだ?」「12年です」と夏目さん。「俺のアレンジは何曲位してるの?」「うーん、40曲くらいですかね」と夏目さん。
「40曲とか50曲とかイントロ考えてるんだぞ(会場拍手)。いいものあれば今のもある(爆笑)アレンジャーもつらさがあるよな」
 
「「山の向こう」隣の芝生は青い、人の飯は赤飯に見える」「本来は幸せはすぐ目の前にある。遠くの方を見てるけど、うっとうしいとか思うそんな現実の中に幸せはある」「お前らもコンサートが終わってね「本日の公演はすべて終了しました〜(笑い)」とか言うと現実に戻るわけだ。その中に幸せってのはあるんだ」
「俺も東京スポーツにかかれてさ、小泉さんのことをバカとか言ったりしたからね、本当にそう思ってますから(爆笑)」「だってさ、構造改革をやってくれるっていうからみんな期待してね、でも、構造改革の本丸である、郵政民営化?これがそうですか?」「違うだろ、みんなが期待してたのは、特殊法人とかに天下りするようなそういうシステムを変えてくれるのが、構造改革じゃないのか?(拍手)」
「それに、みんな気づいてないかもしれないけど、本来、構造改革をしたなら、増税はないだろう(拍手)税金は下がるはずだ」「生命保険だってそうだ。国会を通ってしまったけど、契約したときより、下げてもいいんだぞ?これが構造改革か?だから小泉はバカかっていうの(拍手)」
「郵便貯金とかね、郵政民営化してみろ、わが町はどうなる?国鉄がなくなって、郵便局がなくなったら、何をめざして歩けばいいの(爆笑)」「山の方の農家の人なんてどうする?50円でハガキを届けてくれますか?いかないだろう」「郵便局が民営化すれば、旅行代理店やコンビニのようなこともできる!アホか?それはあなたが、東京と横須賀しか知らないからだ」「俺の町なんかそうしたら、商店街がなくなってしまう。あなたは都会しか見たことがないからだ」
「都会と田舎を競争させる気ですか?喧嘩させる気ですか?老人と若者を競争させる気ですか?男と女競争させてどうする?」「競争によって民活ができる?違うだろ、競争でなく共存の方がいいでしょ(大拍手)」
「男と女は協力させた方がいい、そうすれば少子化もなくなる(笑い)」
「東京のコンサートにね、うちの町長と、隣の本別と陸別の町長が来ててね、足寄は昔は人口が25000人居たんだけど、今は8000人になりました。町長が何とかなりませんか?って言うんだけどさ、「町長、私は種馬ではないです(爆笑)」」「ねえ、若い女を見れば「私とやりません?町長に言われてるんで〜」(大爆笑)」
 
「今日の会場もね若い連中はね、(といいながら会場を見渡し)、後ろの方にいるんだと思いますが(笑い)、若い人は輝ける未来が待ってる。年寄りは未来がない」「けど、年寄りには経験がある。若い人の未来と年寄りの経験を競争でなく、共存させればいい。そしたら新しい未来ができるんじゃないか」
「東京スポーツにね「イチローは嫌いだ」ってね。本当に嫌いです(笑い)」「その言葉だけ受け取られるととんでもないんだけどね」「彼はとんでもない記録ね、メジャーの記録を作った。これはすばらしいと思う。けど、なぜ嫌いかと言うと、彼のコメントの中には、「あの場面ではこういう風に打った」っていう技術的な話はあるんだけど、けどピッチャーが投げてくれなかったら記録は生まれない。ピッチャーに対する思いやりの言葉はないのか?」
「俺は他人に対する敬意を表さない人間は好きでない」「スポーツでは勝者がいれば、敗けた人間もいる。敗けたものに対する、いたわりの言葉、尊敬の言葉をもたなきゃ。明日はお前が勝つ番かもしれないってそういう気持ちをね」「負けたものも「明日は俺が勝つことになるかもしれない」ってなるんだから」「自分ひとりでね記録を作ったわけでない。もうお前にはなげてやらんと言われたら、年間ゼロ安打で終わるって(笑い)」「お互い尊敬の念を持たないと」
「きれいとかわいいとか言われる人間は一握りだ(笑い)」ふふふっといいよどんで(笑い)「ねえそれを多くのブスが支えてる」会場を見渡して、指差しながら「支えてる」「支えてる」「下敷き」(爆笑)
 
「お互い尊敬の念を持ってね」「日本はこれからどうなるのよ。こんなになってしまったのは、俺も悪い、けどお前らも悪い」
「新潟の震災な、マスコミが避難されてる人に向かって、「どんな揺れでしたか?」無神経すぎる。そんな中継させるな。だいたい報道っていうのは、人間の道に報いるって書くんだぞ」「それとか、奇跡的に助かった優太くん。病院の院長かなんかがビデオで撮影して「はい優太くん、ピースして〜」バカか!?」「2歳の男の子にだってプライバシーはあるんだぞ。あの子はお母さん、お姉ちゃんがなくなっている。今2歳だからわからないだろうけど、何十年かたって、自分のフィルムを見せられて「お母さんおねえちゃんが死んだのに、何やってるんだ」って自己嫌悪になったらどうする?ひどすぎる、質がわるすぎる」
「みんながOKするからだよ、もっとみんな声を出さなきゃ。俺は出しすぎる(笑い)」
「それとか、2時間スペシャル、犯罪なんとかっての、俺はあれが大嫌いだ。「今何かを出してます。麻薬でしょうか?」とか言うなら、警察に通報しろよ(拍手)。カメラマンである前に人間だろ」
「日本はどこにいくんだろうな。俺たちががんばって、世界がまた驚いてくれるような、第二次大戦のあとの復興のように驚いてくれるような日本になりたいと思います」
 
9曲目「陽は昇る」
おしゃれな感じの曲ですね。加藤さんのピアノがとてもよかったです。
 
「俺のガキの頃を知ってる人は少ないと思うけど、うちはひどい貧乏だった。高校は名門足寄高校だったんだけど(笑い)レベルの低いね、だって高校入試の倍率0.9倍だよ(笑い)。それでも俺の同級生は3人落ちました(笑い)」
「足寄町は日本一面積の広い町でね、山の方からも出てくるわけよ。同級生で阿部寿美男ってのがいるんだけど、こいつのうちなんて阿寒のふもとのような山ん中で、そいつがうちに来たときに「いまどき開拓農家でもこんな家はない」って言ったもんな(爆笑)」
「父さんは町の人のことを一生懸命でね、俺が高校を卒業する頃かな?家と土地を町の人たちがくれて、それがありがたくて、身にしみて」「そのあと俺が歌手になったんだけど」「町の人たちが父さんのしてきたことを尊敬の念をもってくれたことがうれしくて」
「コンサートに来てくれた人みんなが、幸せになってほいしね」
「俺、言いすぎるしさ、よく「千春さん、そこまで言ったら仕返しされますよ」って言われるんだ。いいよ。俺は仕返しはいくらでも受ける。だけど、俺の客には仕返しをするな。俺の客は一人も悪い道には行かせたくない。」
「松山千春よりSMAPの方がいいよ。同じアイドルとしてね〜(笑い)」「そういってコンサートに来なくなったら「行くな!」と大きな声で叫ぶよ。そういう歌を歌い続ける(拍手)」
「その辺の花火とは違う。花火のような歌手は「きれいだね」一瞬で消える。」「星に向かってきれいだなはないだろう。毎晩見てきれいだなとは言わない。けど、お前たちがみなくても、星は空に毎晩輝いている。おそれがスターの宿命よ(大拍手)」
 
「「北風の子守唄」という曲には最初と最後に安藤ウメ子さんの子守唄が入っています。この方はアイヌのおばあさんで今年71歳でなくなった方です。」
「北海道の地名はアイヌ語に文字をあてたものです。ベツとかナイは川のこと、トウは沼のこと。だから足寄別は川沿いにそったという意味です。登別はお湯でにごった川のことです」
「アイヌの人たちは、文字がない。北方少数民族はみんなそうなんだけど、文字を持たない。だからアイヌの人たちは、子供たちを目の前にして、口伝えでいく。熊やおおかみ、ふくろうを神としていることや、人生から何から語り継いでいく。」
「俺たちは、文字を持っている。携帯だって持っている。顔文字だってできる(笑い)。だけど、自分たちの人生伝えられますか?」
「その安藤ウメ子さんが歌った歌をね、アイヌの人は一人一曲だから、アイヌ語で意味がわからないけど。今日は西川光子がね」「今から西川光子がイタコ状態に入ります(笑い)」
「光子、いくつに見える?かわいいべ。21!のときもあったな(爆笑)あれからずいぶんたちました」
と、笑わせたところで
 
10曲目「北風の子守唄」
3つの小さめのスクリーンが下りてきて、そこに北海道の風景が映し出されます。光子さんの歌うアイヌの歌は何か物悲しくなつかしく聞こえ、とても優しい気持ちになれました。
今回のシングル曲ですが、ジャケットのイラストととてもマッチしていていいですよね。
 
「我々はフォークシンガーです。アメリカやヨーロッパでは吟遊詩人というのもいてね。吟遊詩人っていうのは、俗世間から離れて、流浪の民だよな」
「セアラ・ティーズリー(と聞こえました)という人が、自分が死んだら、墓にリンジーの詩を彫ってくれといいます。」「その詩はね、「今やあなたは最後の??にいる。しかし世界はあなたを壊すこともできない。時間はお前を手なづけることもできない(ウル覚えです。。。違ってるかも)」
「世界はお前の感性を壊すことできないよ。ましてや時間はお前を手なづけることもできない。ねえ、そんなすばらしい人生を歩いてきた。誰にも壊させない」
「たった一つの人生よ。金や名誉に手なづけられることはない」
「俺はステージで自分の思ったこと、いいたいことを言う。お前らもハラハラするよな。けど、俺の歌を誰も壊せることはできないだろう。どんな権力を持っても俺の口をふさぐことはできない(大拍手)」
「俺はそんなものに手なづけられるような男ではありません」
 
11曲目「存在」
ステージが明るいライトになって、メンバー全員もスタンディング。全員でコーラス。非常に聴き応えがあります。途中で千春は上着を脱ぎました。
そして曲の最後の方に、ステージから客席へ、真ん中辺の天井からもたくさんの風船が飛んできました。。。珍しい演出ですよね。
しかし〜風船は客席中央に集中していて、少し端っこの私はゲットできなかったです(残念!)
風船でざわつく中、千春は歌い終わり、挨拶をしてステージを下りました。20:24。
 
アンコール。会場は拍手をして千春を待ちます。
千春登場。珍しいです。ツアーTにグッズのワッペンをつけたパンツ(チノパンじゃないよね〜)という衣装。あんまりツアーTを着る千春って見たことがないような・・・・
 
12曲目「真冬の青空」
思わずたってしまいました。冬の定番ですよね〜
続けて
13曲目「人生の空から」
この曲本当に好きですよね。2回に1回は聴いてるような。でも、アンコールだとうれしいな。
 
挨拶をし、気合を入れて
 
14曲目「長い夜」
客席もすごくのってきて、かなりの人が立ってます。千春もうれしそうにステージを移動。盛り上がってます。
 
ここで、ギターを手にし、弾き語りモード。
「今日は土曜日だよな。明日はお休みだよな(会場大拍手)」「次は南紀白浜行って、大阪行って、そのあとは〜〜?」とメンバに聞いたところ、会場から「倉敷〜〜!!」と声がかかり、「何でお前が知ってるわけ?(笑い)」
「倉敷といえば、昔さ、台風きたときコンサートやってて、あのときはあきれるほどのアンコールをね、やったなあ。10時すぎまでやったもんな」「台風が通過するまでやろうって(笑い)」会場からの「今日もやって〜」の声に笑ってました。
 
15曲目「銀の雨」
ギター1本の弾き語りで、フルコーラス。しっとりと聴かせてくれました。
 
「新しい歌と、古い歌とどっちが聴きたい?」会場からはいろんな声が。
「え〜と!「特別な夜」ってキーは何だっけ?」とメンバーに。「Am?コードがわからないよ」と言いながら弾き始め
 
16曲目「特別な夜」
この曲私好きです。この雰囲気好きだなあ。
千春が歌いだすと、夏目さんはふっとマイクをひきよせ、加藤さんは、譜面を何度もめくって、、
途中からつけるのかなあと思ったら、夏目さんと光子さんがコーラスをつけました。これがいいんですよね〜
 
夏目さんを振り返り「今、フ〜ウってやってくれたよね?」夏目さんうなづく。「俺、コード間違ってなかったか?」夏目さんが正しいコードを教えると「あ!そーか(笑い)。俺間違ってるのにフーウって言ってくれてね(笑い)」
そうだったんだ!全然気づかなかったです〜
 
「徳島でつまずいた宇山ね、私とはまた違ったね。3月にCDを発売しました(拍手)」「何曲入ってるんだっけ?」と宇山くんに聞くと、宇山くんが曲名を答えてました。
「その中から「新しい性生活」をね。」ここですかさず宇山くんが「生活です!(爆笑)」
「宇山が歌うと、さわやかなんだよな」と言いながら、
 
17曲目「新しい生活」(千春と宇山くんで)
最初の歌いだし1フレーズは千春が弾き語りで、その後宇山くんが歌い、千春もギターを弾いてました。サビの部分から夏目さんや春名さんも加わって、ちょっと豪華でした。でも、この歌はやっぱり宇山くんの歌だなあって聴いてて思いました。途中、ギターをたたくタイミングを宇山くんに合わせてる千春でした。
 
「宇山にしかないさわやかさがあるよな〜」といいながら、歌いだし歌詞に文句をつけてましたが、スタッフやメンバが受けてました。
「新しい性生活という」というと、またすかさず宇山くんが「生活です!(笑い)」このノリ突っ込みが絶妙のタイミングで、相当こなしてきてるな(笑い)って思いました。確かに宇山くんが歌うと「新しい生活」で千春が歌うと「新しい性生活」って感じ?
 
「よし!大丈夫かな?夏目できるかな?たつはついてこれるかな?」と言って、
 
18曲目「I'm not in Love」
いきなり英語の歌を歌いだしたのでびっくり。夏目さんや宇山くんがコーラスをつけ、メンバもちゃんとついてました。
「今の曲知ってる人?」と会場アンケート。ほとんど拍手がなく
「え?知らない?この曲知らないの?」「やんなきゃよかった(笑い)」
「じゃあ」といって
 
19曲目「Yesterday」
これは知ってます!千春の声がこの曲にものすごくぴったりで、感動ものでした。メンバもみんなついて、すごくよかったです。
 
ギターを置き
「この曲はさすがに知ってるだろう。」「英語俺苦手だったけど、この曲は日本語で歌うとな「きのう〜〜♪(爆笑)」たまらんわな」
「コンサート始まってから2時間すぎてね、お前らも疲れただろう。みんな立ってね」といって
みんな荷物を置いて、起立!
「「大空と大地の中で」をね、全員で歌いたいと思います。大丈夫だって。ミュージシャンだってたいしたことないんだから」といって「たつ!」と好永さんにソロで1フレーズ歌わせてました。
 
そして
20曲目「大空と大地の中で」会場全員で
こんな演出も初めてですよね。今まで「幸せ」とか「春夏秋冬」でサビの部分を全員でコーラスってのは、あったけど、全員起立でフルコーラス歌うなんて〜
でも、会場の一体感を感じられて、何より千春が会場を見渡しながら、ものすごくうれしそうないい表情をしていて、それを見ていると私も嬉しくて。とてもすばらしい演出だと思いました。
 
歌い終わり、スクリーン(幕?)が再度下りました。21:05
 
会場はアンコールの拍手が鳴り止まず、さすがに一体感が作られたあとで、ものすごい拍手です。そして再び幕があき、千春が登場。黒いシャツに黒いパンツでした。
 
21曲目「旅路」
久しぶりに聴きました。この歌い上げ感いいですよね。
挨拶をしコンサートが終了しました。
 
今回は今までにない演出で会場の一体感が何より心地よかったです。
途中の「SMAPの方がいいって俺のコンサートに来なくなったら「行くな!」と大きな声で叫ぶ」って言ったのは私に叫んでるの?(笑い)なんて思ってしまいました。SMAPではないけど私もそういう状態なんで〜でも、毎ツアー千春に戻ってきてますよ(笑い)
それにしても、千春の博識には毎回頭が下がります。初七日の意味とか、今回勉強になりました(笑い)。千春の主張や意見を聞きながら、そうだよな〜とうなづく毎回です。
ただ、イチロー選手への苦言に関してだけは、ちょっと私は納得いかなかったですけどね。メジャーに行った選手で一番すきなのは元マリナーズの佐々木投手なんですが、イチロー選手も結構好きです。ピッチャーに対する尊敬の念がないと千春は言ってましたが、私は打席にたつ彼の姿を見ると対戦するピッチャーへの敬意を感じます。リップサービスが得意でない彼だからこそ、プレーで尊敬の念を出してるのではと思ったので、そこだけは納得いきませんでした。でも、これも人それぞれの考え方ですからね。千春の意見を聞いて、「いや?違うぞ」って思えることこそすばらしいのかもしれません。
 
それより何より、気になったのが、千春の耳の状態。ご本人も「もう大丈夫」と言ってたし、コンサート後半はそんな話を忘れてしまうくらい声も出ててすごくよかったんですが、やはり「君を忘れない」のフラットしたのが気になってます。まだツアーも続くし、千春には50歳になっても60歳になっても、100歳になっても歌い続けてほしいので、体は本当に大切にしてほしいです。そして、私も毎年毎回、千春と一緒に歩いて行きたいと思います。
また千葉にも来てくださいね。素敵なコンサートをありがとうございました。