2004年 5月15日  熊谷会館
No 1   よしくんより  
 

1.  望郷
2.  絆

何と21年ぶりの熊谷会館だそうで、その時に見た人はまだ髪がフサフサしていた頃の千春である。
楽屋に上がる階段が急で、まるでアパートに帰るような感じだった。
今回のツアーの中で、ここが一番小さい会場らしい。
ステージも狭い分、客席が非常に近いと言っていた。

3.  アクセル

胃が痛く、病院に行って診察してもらった話。
バリウムはもう飲みたくないと言っていた。
結果は問題ないそうです。

4.  これ以上
5.  貴方のことで

次は恋愛を知りつくしてからできた曲。

6.  ひとりの部屋

事務所の女性がペ・ヨンジュンが好きだという話。
そのペ・ヨンジュンは、顔が綺麗すぎてメガネをかけたという事に納得いかないらしい。
千春は、微笑んでもガンを飛ばしてると言われた。

7.  こもれ陽

メンバーの一人、宇山基道氏を紹介してステージ中央に呼び、
千春&メンバーが退散して自己紹介と曲を披露。

8.  新しい生活

歌が終わると同時に幕が降り、インターバル映像へと続く。

メンバーの紹介も兼ねて、ちょっとした演出があります。
ショートカットのPVが流れる。
曲目は、♪旅立ち、♪旅路、♪野良犬、♪SWAY、♪東京、♪ひまわり、♪宇宙のはるか、♪都会の天使。
♪一輪の花のレコーディング風景が流れ、
2ステージへ・・・

9.  Lovin’ you

ゴダンを持ち赤い椅子に座り、中央でバック演奏と共に弾きながら歌う千春。
ここでバックメンバーの演奏位置が大きく変わる。
1ステージでも、前回のツアーと若干変更がありました。
河合さんと春名さんが入れ替わり、夏目さんと宇山さんが入れ替わったようなポジションでした。
それが2ステージでは、メンバー全員が向かって左半分に集まっています。

お姉さんの7回忌法要での出来事。遅刻するお坊さん、お経のレパートリーが少なく、最後の方になると、お焼香が終わるまで”南無阿弥陀仏”のくり返しだったとか・・・

10. STANCE

力強い弾き語りによって始まり、途中からバック演奏が加わり、音に厚みが増します。
千春は普通のコードで弾いているが、メンバーは7(セブンス)で弾いているといい、メンバーのコードで弾いて違いを見せてくれた。千春はそのコードでも弾けるのだが、逆に歌えなくなるらしい・・・

「人」という漢字について、お互いに支えあって生きていくという意味だと教わったが、よく見ると、支えてる人と支えられてる人がいる。政治家の人たちは、支えられている人で、我々は、それを支えてる人であるという話。その他、自衛隊派遣や国連の話。

11. Message
12. INTENTIONAL

自分の子供には、お金を残さず仕事を残して欲しいという話。
過去の有名な方たちの辞世の句(じせいのく)を紹介する。
辞世の句とは、人生を振り返り、それを死に際にこの世に詩や歌で表現するという事です。
この話の中で、9.11の貿易センタービルに激突する旅客機の中から妻宛に電話をかけたが、あいにく留守だったので、その内容が録音されていた。千春さんはその内容を聞かせてくれたが、なんともこみあげて来るものがありました。

13. 一輪の花

本編終了。
ここからアンコール。

14. 夜を飛び越えて
15. 24時間

「宇山、Gくれ〜!」

16. 長い夜

古い歌がいいか〜?

17. 恋

頭の少しだけうたって、

18. 君を忘れない

僕の少し前に座っていた二人組の女性が、紙にリクエスト(君が好きさ)を書いて、それに千春が気付き、ピエロの曲調で歌った♪君が好きさを少し歌ってくれました。

19. 君が好きさ

20. 人生の空から

「俺のギターを持ってきてくれ!」
再びゴダンを持ち、メンバーに向かって次の曲は、ついてこれる奴はついて来い!と言って、

21. 夕焼け

この曲は、ソロ弾き語りでフルコーラスを歌い、しかもオリジナルキーで歌っていました。
そしてラストの高音の部分は鳥肌物でした。
僕がこの曲を弾き語りで聴いたのは、1980年の全国フォーク音楽祭ゲスト出演の時以来です。

続いてこれも弾き語りで、そして後奏は夏目さんのキーボードでしめくくりました。

22. シェルブールの雨傘

23. 星空の夜は更けて

アンコール U

24. 悲しい時には
 

府中、熊谷と参加しましたが、一つ気付いた事がありました。
それはアンコールの衣装なのですが、どう考えても、TとUの衣装が逆のような・・・
アンコールTで、びしっとスーツ姿で登場で、ラストの曲はラフな格好なのです。
このような構成なのかもしれませんが、どう考えても動きづらそうだし・・・
これから行かれる皆様もその点に注意して見てください。(笑)



No 2   もるるんより  
 

2004.5.15 「一輪の花」熊谷会館

春ツアーの案内。スケジュールを見て、今回もショックです。土日が全然ない!家庭の事情で平日にはコンサートにいけない私にとって、平日が並んでいるスケジュールは悲しすぎです。そんな中、土曜の文字が燦然と輝く熊谷会館。熊谷って埼玉だよなあ。首都圏だよなあ。と申し込み、チケットが当たったのはいいんですが、路線図を調べて唖然!東京より群馬の方が近いような・・・でも、終電で帰って来れるとわかったのでいけることになりました。
高崎線に乗ったのは初めて。熊谷ももちろん初めて。千葉からはホントに遠かった。でも、熊谷って都会だわ〜ってちょっと感動。会館へは駅から徒歩15分弱でしょうか?

さて今回は1階8列。すごくいい席です。ダフ屋さんはさすがにいなかったけど、「チケット求む」の紙を持った方が何人もいらして、「土曜」熊谷の人気の高さを表してます。
ツアー2本目。ツアーグッズはものすごい人。一番人気らしいストラップはあっという間に売り切れたとのこと。。。
会場は超満員。開演前からの熱気はかなりのものです。

18:36 スタート
ものすごい声援。と千春を呼ぶ声。特に男性!
幕が開くと、そこにはまず薄いスクリーンが。青空の映像が。そして、ピアノの演奏から・・・
千春が登場。薄い布?のスクリーンが上がると、ステージには、アクリルでできたような小さいスクリーンが3つあり、北海道の風景が映っています。千春の衣装は、オレンジのTシャツスーツ?に白いシャツ。
この日私はオレンジの洋服を着てたので、「千春と一緒〜!」とかなりうれしかった☆
それに客席とステージの位置が近いので、8列目はかなり近い!席もほぼ真ん中なので、千春がすぐそこに・・・

1曲目「望郷」
ゆったりと歌い上げている千春。ものすごく声がいいです。アクリルボードに映る北海道の風景が、歌にぴったりで、癒される感じ。前田真三さんの写真を思い出してしまいました。
続けて
2曲目「絆」
曲の歌いだしから、歌詞は出てきて一緒に歌えるんだけど、曲名が・・・・結局、アンコールになってから「2曲目って「絆」だったよね〜」なんて思い出しました。90年前後のアンコールの定番でしたよね。体が自然と揺れてました。

歌い終わって、まず挨拶。
「熊谷は21年ぶりだって」会場どよめき。「21年前に来たやつは、ふさふさした俺しか知らないんだよな」(笑い)「21年前に来たときね、熊谷ゴルフクラブってとこで、朝ゴルフをやってから、夜コンサートをやった記憶があるな」「何でもっと早く来なかったか、ねえ、後悔してるよ」
「会館が熊谷女子高校の近くだって、楽しみにきたんだけどさ(見渡して)父兄の方ばかりですか?」(爆笑)
「しかし、楽屋口、手すりの階段上がっていくんだぞ。アパートに帰るんじゃないっての(笑い)」「リハーサルのときにねえ。まあとんでもない会館だと思ったよな」「そうだ、お前ら、いいことを教えてあげよう(笑い)」「今日は、今回の俺のコンサートツアーで1番小さなステージなんだ(どよめき)」「誇りに思え〜(笑い)」
「おととい府中やったけど、客席と離れてたもんな。今日は狭い(拍手)」「お前ら、始まる前から巻き舌で呼びやがって、俺は朝青龍でないってんの(笑い)」
「ホント狭いよな。緞帳がこの辺だもんな」などと話しながら

3曲目「アクセル」
歌詞カードから離れずに歌ってました。

「しかし、ここは臨場感があるな。まさか、客席がこんな近いとはな(笑い)」
「北海道も天気よかったし、熊谷も暖かいな。こんなあったかいと脳みそにウジがわくな(笑い)北海道の4月はびしっとしてるぞ。北海道は今、花見の季節なんだ。ちょうど今日、明日が最後の札幌は最後の花見じゃないか?」

「春はね、体調が悪かった。胃が痛かった。生まれて30年以上たつけど(え〜?っという客席からの声)」「何よ?30年以上たってるじゃないか(確かにそうだけど。。。)」「胃が痛いこと一度もなかった。胃の上の方が痛くてなあ」「医者に行ったんだよ。「俺胃がんですか?」そしたら、医者が「胃の上の方が痛むんですか?だったら胃がんではないです。食道がんです(大爆笑)。ほっとしたよ(笑い)」
「胃の上の方が痛いときは食道がん。胃の下の方だと大腸がん(って言ったと思いました)(爆笑)」
「お互い癌にもめげず、、、ねえ、結局何でもなかった(大爆笑)。気のせいでした!(笑い)」
「エコーとかやったよ。あれすごいな。よく見えるよ。「元気な男のお子さんですよ」なんてなあ(爆笑)」
「バリウムも飲んだ。あれはなあ。そうだ、お前らバリウム飲んだことあるやつ?」と客席アンケート。
結構皆さん拍手してました。私も毎年飲んでます。すごく苦手です。
「あれさ、ちょびっとずつ飲まなきゃいけないんだってな。俺一気に飲んだもんなあ。たまらんぞ(笑い)」「あれは体力悪いジジババは振り落とされる(爆笑)」

「今日はね、新しい歌、古い歌、誰も知らない歌(笑い)、歌いたいと思います」
「次は恋愛の歌。ねえ、みんな予習復習してきたか?」「そうだよ。人が歌ってるときに手を合わせて聞いてるやついるもんな(笑い)。俺はご利益とかないって。それとかさ、アンコールとかで花をもってきてくれるのはいいんだけど、ステージにおいて帰るやついるもんな。お供えやお彼岸じゃないって(爆笑)」

そのまま
4曲目「これ以上」
恋愛の歌に行くフリじゃないですよね。しばし、笑いをひきずってました。アコギ2本での「これ以上」いいですね〜
続けて
5曲目「貴方のことで」
ものすごくうれしかったです。鳥肌がたちました。この曲が入っているアルバム「歩き続けるとき」は、初めて私が買ったアルバムでその中で一番好きな曲がこの曲です。ジャケットもしっかり脳裏に浮かび。。初めて行ったコンサートのことを思い出し、浸って聴いていました。サビの部分、圧巻でしたね。ホントによかったです。

「デビューしてから28年目になるけどね、今回、春2本目ということで、イントロでどこから入るか気にしながら真面目に歌ってしまった(笑い)」「この曲はね、何も知らない頃のね、恋愛の歌です」「それじゃね。知り尽くしたときにどんな恋愛の歌か(笑い)。今日やってみようかな」
メンバーに向かって指示を出して

6曲目「ひとりの部屋」
これもいい曲ですよね〜しっとりと聞かせてくれました。

「これはね、30後半になって作った歌。もう、すれてね、純粋さに欠けてる(笑い)」
「メンバーにね、練習しといてくれって言ったんだ。今日は発表会みたいだな(笑い)」
「歌ってみると気持ちのいい歌でね。今度はみんなで一緒に歌えるように練習してね。あと21年先だけど(爆笑)」「そんときは(客席指差して)いない。いない。いない(爆笑)」

「恋愛ね。子供の頃からタイプは決まってるよな。俺スタイルはどうでもいい。性格もどうでもいいな。性格はいくらでも直せる。」「昔は細いのが好みだったな。25過ぎた頃からぽっちゃりとしたのが好きになったな。」「ぽっちゃりとデブは違う(笑い)。この差がなあ〜」「女子!やせる必要はない!ポチャッとしたほうが優しさ、包容力を感じるんだから」
「うちの事務所に田中っているんだけどな。こいつがペ・ヨンジュンに凝ってしまった(笑い)」「確かにブ男ではない。綺麗な子だよな」「だけどな、ペ・ヨンジュン、顔がきれいすぎるからめがねをかけてますだと!ぶっとばすぞ!!(笑い)」「俺なんか顔が怖すぎるからめがねをかけてます(爆笑)」「何が微笑みの貴公子だ!」「俺なんか中学高校のとき、微笑んでるのに、ガン飛ばしてるとか、目つきが悪いとか先輩に呼び出されてたんだぞ(爆笑)」

「月曜日に「銭形平次」をやってるけどね、別に俺が平次やってるんじゃないぞ(笑い)、そのテーマソングをやってます。今回2曲候補があってね。次歌うのは「こもれ陽」っていう歌なんだけど、俺はこっちの方がいいと思った。」「でも、あれどこだっけ(メンバに確認し)TV朝日か、「一輪の花」をとったんだな」
「こっちのほうが、フォークソングっぽいし、張る歌ではないよな。俺の歌はいつでもキーが高い。サビの部分、お前らこんななって歌うだろ。この歌は張る歌ではないです」「聞いてください」

7曲目「こもれ陽」
加藤さんもギターを弾いてます。アコギが3本。なぜかたっちゃんも、宇山くんも、加藤さんもうれしそうな顔をして弾いてるのはなぜ?でも、3人合わせるのが大変そうなくらい、難しい演奏ですよね。3人顔を見合ってリズムを一生懸命あわせてるように見えました。なんだかそれが気になって、歌よりそっちのほうが印象に残ってます(^_^;)

「メンバーの中でね、宇山ね、この間(客席の拍手に)いや、もったいない(笑い)。伊豆大島出身なんだけどね。椿はきれいだな〜(笑い)」「その宇山が、3月にCDを出しました(大拍手)。今回ツアーで1曲歌ってもらいたいと思ってね」
宇山くんがアコギを持って、ステージ前に出てきて、いすに座りセッティング。
その間、千春は
「ここさ、ステージ狭いからさ、俺はいなくなるからな」と言い残し、舞台袖に退場していきました。

宇山くん、まずは挨拶を、自分の名前の1字1字の漢字を説明するのが、なかなか可愛かったですよ〜
「3/6にCDが発売になりました。その中から「新しい生活」聞いてください」

宇山くんの1曲目「新しい生活」
この曲は、千春のツアーでも、ラジオでも、また宇山くんのライブでも何回か聴いてますが、さわやかな素敵な曲ですよね。ヒットするといいですね(って、まだ購入していない・・・(^_^;))

ここで、幕が下りました。19:27

さて、今年のインターバルは?
メンバーが一人ずつ紹介されるのかな?と思ったら、紹介のときに演技入ってる?みんな台詞を言ってるんですよ「やっぱり、歌うまいですよね」とか何とか・・・
なになに?と思ってたら、「旅立ち」を歌う千春の映像をみんなで見ているという設定で・・・
今回はプロモーションビデオ特集!なつかしいものもあり。。ちょっとうれしい。
流れたPVは「旅立ち」「旅路」「野良犬」「SWAY」「東京」「ひまわり」「宇宙のはるか」そして「都会の天使」

今は、新曲を出せばPV作るのが当たり前だけど、千春ってあんまり作ってなかったんでしょうかね?
私の今一番お気に入りのアーティストは、俳優さんもやっていて、毎回凝ったPVを作るので、すごく楽しみにしてるんだけど。。。やっぱり、千春は歌で勝負だからですかね?

そのあと、「一輪の花」のPVのメイキングという感じで、歌っている千春の映像が。歌詞カードは相変わらず直筆の文字で。。いいですね〜

そして、再び幕が開き
千春はギターを手に、加藤さんと夏目さんと春名さん、河合くんは本来のポジションではなく、ステージの左側の前に並んで座ってて。。(ちょうど、たっちゃんや宇山くんの前に並んでました)
新しい試みかな?加藤さんはアコギ、夏目さんはアコーディオンを。
千春は、アイボリー系のスーツに白いシャツに衣装替え。

8曲目「Lovin' you」
なんだか、配置が変わったんで、なんとなく私は落ち着かず。。それに、なぜかドラムの河合くんの二の腕の筋肉が気になって気になって・・(^_^;)。あの筋肉に惹かれてしまった(*^_^*)

「後半はね、ギターを持ってね。基本的に俺はフォークシンガーだから。メッセージの強い曲をね」
「小学校のときに、姉貴の影響を受けてね、フォークソングを始めました。姉貴はGSにも凝っててね。「ジュリー〜」とかね(笑い)」「俺は、岡林信康さんとか、加川良さんとか聞いてました」
「この間、姉貴の7回忌を足寄の家でやったんだよ」「足寄ってな、札幌から300キロ東に行ったとこなんだ」「4/28に7回忌やったんだけど、こっちはもう桜も咲き終わってだよな。北海道は峠走ってて吹雪だもん(笑い)」「姉貴がなくなった日も寒かった」
「11時半からだって、親戚も友達もみんな集まって、そしたら、お坊さんだけ来てなかったもんな(笑い)」「坊主が遅刻だぞ〜(爆笑)坊さんは私の後輩で安藤っていうんだけどさ、バスケ部で直属の部下だよ」「で、安藤に電話したもんな。そしたら「今、出ました」お前は蕎麦屋か?(大爆笑)」
「のこのこと来たよ。したら、いきなり、「千春さん、着替えさせてくれますか?」。遅くなってよ〜現場来てから着替えるんだぞ(笑い)」
「そんで、お経よんでね、したら、焼香に来てくれた人数が思ったより多かったんだ。だから時間がかかった」「坊主がお経終わってもまだ焼香おわんなかったんだよ」「そしたら、あいつ、「南無阿弥陀仏」ばっかり繰り返しやがって(爆笑)ねえ、後ろ気にしながら(ジェスチャー付き)「南無阿弥陀仏」10何分だぞ(爆笑)」「お経のレパートリー少なすぎ!だよなあ」
「うちは浄土真宗なんだけどね、この前曹洞宗の葬式に行ったもんな。そしたら、お経が長かった(笑い)。たくさん出てくる出てくる。坊主、勢い入ってさ、まあ、気合の入ったお経もつらいな(笑い)」
「けど、安藤ばかやろう!あいつ「千春さん、13回忌はしっかりやります!」(爆笑)。俺はもう生きてないかもしれないじゃないか。そしたら、うちのかあさんが「私は生きてるよ」(大爆笑)」

9曲目「STANCE」
いやいや、なつかしいですね。このアルバムがリリースされた頃、たくさんコンサート行ってたんで、その頃を思い出しながら聞いてました。2コーラス目からメンバも入っての演奏でした。

「(メンバーに)こいつらさ、かっこよすぎだよな。俺は普通にコード弾いてるんだけどさ、やつらはセブンスって言ってさ(千春も弾く)、こーいうの弾いてるもんな(笑い)」「俺はさ、弾けるけど、これに専念すると歌が歌えないんだよ(笑い)」「ホント冷たいよな。俺に合わせようとする気持ちがない!」

「フォークソングって言っても、お前らわからんべ?」「フォークソング、民謡です。アメリカって国は植民地制度でね、東の方から、イギリスの人たちが入って行った。ニューヨークは、イギリスのヨーク州の人たちが開拓した」「金が出るというんで、東からどんどん西の方にみんな入っていった」
「そんな時、働いて疲れていたときに、ふるさとの歌を誰かが歌いだした。みんな自分のふるさとの歌を歌った。これがフォークソングの始まりです。民謡復興がフォークの起源です」「私も三味線とか尺八とかもってね(笑い)」
「フォークソングを初めて聞いた頃ね、うちは、すごい貧乏だったんだ」「春はね、雪解け水が家の中入ってくるんだよ。これくらいかな(足元のスピーカーをさしてました)」
「親子5人、家の中でも長靴はいたまま過ごしてたもんな」「冬場になるとさ、死んだ姉貴と、死んだような弟と(爆笑)。いや生きてるんだ。この前姉貴の7回忌にも来てた!あと親父と4人で、おっかあは土方やってて家にいなかったから、親子4人かたまって寝たなあ」「ウチのほうは冬はマイナス30度まで下がるからな、冷凍庫よりひどいんだから」
「だから、フォークソングにめぐりあったときはうれしかったなあ」

「小学校のときに、人という漢字は、人と人とがお互い支えあっているって習った。お互い支えあって生きていく」「俺もついこの間まではそう思ってた。」
「でもよく字を見たら、支えるほうと支えられるほうがいる(笑い)。(ジェスチャーしながら)もう一方は支えてる。絶対に立場は変わらないんだよ」「変わったら「入る」って字になる(爆笑)」

「国民年金の未納の原因はそこにある。あいつらは支えられる側の人間だもん。貧乏人が支えてるんだよ」「小泉総理まで未納だってよ。強制加入でない時期だったからって言い訳してるよな」「じゃあ、あなたは、若い頃、年寄りを支える気はなかったんですね。政治家を目指すならそんなんでいいのか?」
「確かに行政上のミスはある」「俺は厚生年金だから(笑い)。俺だって自立したら、国民年金に変えなきゃいけないけどな」
「総理が、任意だったからとか、40年も前のことでしょ、とかそんな言い訳していいのか?」「小泉さんは3世か?あなたは税金で育てられてきたわけだから、年寄りの生活はどうでもいいとは、ないだろう」
「田中真紀子さんもそうだよ。親子とも、夫婦ともだ、税金で食ってるんだよ」
「支えられている人は生活感の感覚がない。支えている人は生活感しかない」
「日本の不幸は生活感のない政治家が実権を握ってることだ」

「民主党は、今度小沢さんが党首になるみたいだけど、これって、本家自民党と元祖自民党が戦っているようなもんだよな。元は同じなんだもん。我々は、選択肢がないんだよ」
「参議院か?衆議院か、選挙あっても自民党、民主党みんな同じだから、いれるとこないもんな。これは不幸だよな」

「自衛隊の派遣だってそうだ。イラクに行ってるけど、「人道支援、国際貢献のもとがんばってください」なんて、支えられる側の人間はいつも安全なところにいる。」「危険を感じたり、痛みを感じるのは、いつも支える側の人間だ!」
「先頭きって、総理や防衛庁長官が行けよ。家族を行かせろよ。」「自衛隊が国の外に行くときは、閣僚の家族も必ず行く、そういう法律を作ればいい。閣僚の家族は最前線に行けばいい」「そしたらな、国際貢献はやめましょうとなるんだろうな」

「憲法改正は必要だと思う。自衛隊を軍と認めないといっても、自衛権はある。国際貢献といって、自民党も民主党も、自衛隊を国外に出そうとしている」「俺はちょっと違う。自衛隊を軍と認める。でも外には出さない!」
「小沢さんや横路さんは「国連の待機部隊を作りましょう」とか言ってる。お前らバカか?」
「国連に武器持たせてどうする?国連が召集すれば、部隊を出すのか?平和のために作っておこうなんてバカか?」「国際連合軍としていったら、平和にはならない」
「日本国憲法には「いかなる国際紛争も武力によって解決しない」ってあるんだ。むしろ、これを国連憲章に入れろと提唱するべきだ!」
「私は暇だから、こういうこと調べてる(笑い)冬は冬眠してるもん(笑い)」

「国連には敵国条項というのがある。第二次世界大戦のときに、国連はできたんだけど、そのときに「日本、イタリア、ドイツと戦うために」という条項が入っている」「日本はこれを抜いてくれと言ってる」
「そんなとこに、世界で二番目に金出してどうするの?敵国条項抜いてくれないんだぞ」
「国連の連中に核のボタン持たせる?そしたら、国連に媚を売って生きていかなきゃならない」

「私はフォークシンガーとしてマスメディアや権力と戦ってる。俺はどんな権力にも人間にも手なずけられることのない、歌を歌いたいと思います(大拍手)」

10曲目「Message」
続けて
11曲目「Intentional」
鳥肌ものの選曲です。こう来たかぁって感じ。どの曲も大好きだし、千春の言葉と曲とがすごくリンクして伝わってきてすごくよかった。「STANCE」から3曲とも、重みがある曲なんだけど、メジャーコードの明るい曲なところが、かえってずっしりとメッセージが伝わってきました。

「21年ぶりにきましたが、見ていてほしいね。私はフォークシンガーとして、立ち向かっていきます。どんな結末になるか見ておいてくれ」「俺がつぶされたら、お前らはまねしないでくれ」「俺は人生に何の見返りも求めない」「がんばって、60,70歳の人生だ。そのくらいしか生きれない。だから人生に見返りを求めてはいけない。恋愛もそうだぞ。見返りを求めてはいけない」
「俺は、女房子供にも言ってる。お父さんには何の見返りを求めてはいけないぞ(笑い)」

「それと、若いやつ!俺は金は残しません。子供に1億、2億残してくたばってみろ。やつらは、使い切るまで働かない」「金を残すなら仕事を残せ」「金は使え!使え!(笑い)。俺なんか税金まで使った(爆笑)」
「金は天下の回りものだからな、びゅーびゅーまわせ(笑い)」

「人は辞世の句ってのをね、くたばるときに詠んだりする」「松尾芭蕉はな「旅に病んで夢は枯野をかけめぐる」」「それとか、豊臣秀吉「露とおち露ときえにし我身かな 難波のことも夢のまた夢」」
「十遍舎一九、「この世をばどりゃおいとまと線香の 煙とともにはいさようなら」。十遍舎一九ってのはね、遺書に火葬をするときに花火をいれておいてくれって言ったそうだ」
「外国には辞世の句ってのはない。最後の言葉ってのはね、ピカソ、ピカソってのは精力のかたまりだったらしいよ。彼はベットの上で「みんな、私の健康を祝してかんぱ〜い」とやって死んだらしいよ」
「ゴッホは自殺するんだけどその前に「みんな、これでいいんだ。この方法しかなかった。この憂鬱から絶対に逃れられない」」「フランク・シナトラは「負けそうだ」(笑い)」「チャップリンは「心配するな」」

「ブライアン・スイーニー。この人は有名な人ではないです。彼は2001年9月11日、ボストンからロスに向かう飛行機の中から妻に電話をします。妻はたまたま買い物に出かけていて、留守電にその声が残っていました。「飛行機がハイジャックされた。事態はおもわしくない。・・・お前は今後できるだけ、楽しく自由に生きてくれ。愛してるよ。いつの日か再会することになっても。。。(全部は書き取れなかった!)」
「この飛行機は、このあと世界貿易センタービルにつっこみます。本来なら残ることのない言葉です。」

「どんな人生を歩くかわからない。悔いのないようにと言っても絶対悔いは残る。お前たちもがんばってほしい。」「1分1秒、自分なりに大切に!お互い、これからの人生、幸運を!!」

12曲目「一輪の花」
メンバは定位置に戻って演奏です。
じーんときました。ピアノがすごくいいです。千春の声がひびいていました。
歌い終わって千春は挨拶をしてステージを下りました。20:31。

アンコール。今日は盛り上がるでしょうか?席も前だし、立てるかな?なんて思っていたらすぐに幕が開き、
千春登場。濃いグレー系でストライプの入ったスーツでサングラスでびしっと!

13曲目「夜を飛び越えて」
んん〜?あんまりよく知らない曲なんで、なんとなく立ちそびれて〜
周りはそこそこ盛り上がってます。
続けて
14曲目「24時間」
よし!っという感じで私ものってきて、スタンディング。後ろの方たちも結構立ってたんでいいかな?と。
私たちの前は誰も立ってなかったんでよく見えてうれしい!

挨拶して「明日はコンサートないから」会場大拍手
宇山くんに「G!」と指示し

15曲目「長い夜」
盛り上がりましたね〜。1階はほぼ総立ちです。すごい会場全体がのってます。いい感じのアンコール

「そうかそうかお前らは古い曲がいいんだな」

16曲目「恋」
静かな曲なんで、会場がちょっと座るかどうかでみんなざわついて。。。
そしたら千春、すぐに歌うのやめて
「お前ら、座るなら座るってはっきりしろよ。回りきょろきょろ見てきめるんじゃない。自分できめなさい!」

17曲目「君を忘れない」(歌詞カード見ながら)
うれしいうれしい!この曲、すごく聴きたかったんで、もう大満足!
会場は結局ほとんど座る人はいなくて、立ったまま聴き入ってました。

歌い終わったときに、「君が好きさ」をリクエストする紙を持ってる人を見つけ(私たちと同じ列の方でした)、「君が好きさ?」
「この曲さ、稚内だっけなあ。やっぱりリクエストされて、歌いだしたんだけど、「ピエロ」と間違ってさ、「ピエロ」の曲で歌い出しちゃったもんな」といって
「ピエロ」のメロディの「君が好きさ」を少し(会場大爆笑)

18曲目「君が好きさ」
なつかしいですね。これは弾き語りで聞きたかったな☆
19曲目「人生の空から」
この曲、千春好きなのかな?よく歌いますよね。今日は、会場ものってるので、千春ものってる?すごくいい雰囲気です。

「夏目〜今、入りそこねただろ。俺入るのかなって思ったら、お前やめたもんな」と夏目さんをちょっといじめて、スタッフに「俺のギター」と指示して、
さらにメンバーに「ついてこれるやつはついてこいな」と言って、弾き語りで

20曲目「夕焼け」
いやあ、なつかしいです。この曲聴けるとは思わなかった。感動ものです。この頃のコンサートを思い出し浸ってしまった。ちなみにメンバーは誰一人入らず、最後まで千春の弾き語り。
終わってから「お前ら誰も入ってこなかったな」とみんなをいじめてました。

「お前ら映画好きか?」とアンケート。「このごろ、いい女優がいなくなったよな。つくづく思うもん。長谷川京子、俺どうしても好きになれんもん。ユンソナのほうがいいよな」といって、次は長谷川京子とユンソナとどっちが好きかのアンケート。ユンソナの勝ちでした(笑い)

そういいながら
21曲目「シェルブールの雨傘」
最初は弾き語りで、最後は夏目さんのピアノ、すごく素敵でした。

「リハーサルのときに、これやってて、夏目に弾けるか?って聞いたら、「弾けます」っていうからさ、途中転調して弾いてって頼んだら、そのあと、ずっと練習してたよな」と暴露してました。

そして
22曲目「星空の夜は更けて」
ここで、再度幕が下りました。

会場はアンコールの拍手が鳴り止まず、再び幕があき、千春が登場です。今度はラフなかっこうでした。
「みんなこんな遅くまで大丈夫か?俺はいいけど」大丈夫〜と大拍手。
「今日はどうもありがとう」

23曲目「悲しいときには」
思わず、真駒内の夏の野外を思い出してしまいました。今回の選曲は最高です!途中の台詞もしっかりあってよかった〜
歌い上げてくれて、鳥肌今日3回目。もう最高!!
挨拶をし「どーーーーーーーーも!!」と叫びマイクを投げ、コンサートが終了しました。21:06。
 

熊谷は千葉からすごく遠かったけど来てよかったです。アンコールでの会場との一体感もすごくよかったし、何より曲がよかった〜後半の「STANCE」「Message」「Intenstional」の3曲には参ってしまいました。降参です。これぞ、千春!って感じの選曲で、本当に鳥肌たちました。
千春のファンであることを誇りに思えるようなコンサートでした。これからも自分を大切に、みんなが幸せになれるようなコンサートを期待してます。私も自分らしくがんばって生きて行きたいと思いました。

さて、今回のツアーもこれ1本だけです。やっぱり平日にはいけないのがつらい。でも、せめて1ツアー1本と思って参加してます。79年に初めてコンサートに行ってから、毎年毎回そのときそのときの千春と共に歩いてきたような気がします。秋も来年も毎回1本ずつだけでもそのときの千春を感じられるよう、コンサートに行き続けたいと思いました。今回も素敵な時間をありがとうございました。最後の北海道まで、がんばってほしいと思います。