2005年10月 8日  浦安市文化会館
No 1   もるるんより  
 

 2005.10.8 「淡々と・・・」浦安市文化会館

浦安・初日・土曜日・・激戦かな?と思いましたが、優先が当たり、めでたくいけることになりました。
メンバーが変わったり、選挙のあとだったりと、ちょっと気になるツアー初日。千春の様子は?新しいメンバーはどんな方?ステージアレンジもだいぶ変わるのかな?なんて、いろいろと考えてしまいます。
コンサート前は、仲間と食事をしてから会館へ。初日、土曜日、新メンバーとあってか、今回は関東以外の方の顔もたくさん見かけました。

さてさて、席は1階9列。かなりいい席です。「そりゃあ、私千葉県民だからじゃない?地元だから優先してくれたんだよ」と言ったら、みんなに「そんなことはない!」と否定されました。そういうものか!?
会場は、今回もスクリーンがあって、そこに千春ちゃんアニメが流れています。が、私はお友達を求め、あちこち開演ギリギリまで走り回ってました。。。
そうそう、今回から、物販を買うのに規制入場になりましたね。いつも千春の物販は、ものすごい混雑で列があるようでないようで、もう大変!だったんですが、しっかりと係りの方が誘導してくれて非常に買いやすくなりました。ちなみに私は買いませんでしたが、靴下はなかなかいけてるのでは?と思います。

オルゴールの音が場内にかかり、客電が落ち、スクリーンが上がると、エレキギターを持った千春が。。場内すごい歓声です。加藤さんもギターを持って
1曲目「※※※※」
千春の衣装は、黒っぽいビロード(?に見えた)のコート、パンツは白っぽい地に黒の細かい縦ストライプが入ったものでそれもキラキラのラメが・・・白いつま先がでかい靴。コートの中は白いシャツだけど、衿が緑っぽい模様で、一瞬クリスマス?って感じでした。
メンバーを見渡し、あ〜メンバー変わったんだよなあ・・・ってしみじみ思っちゃいました。
サックスの方、パッと見て玉置浩二さんかと思っちゃいました。それから、ドラムの方、若い!かっこいい!(あとから若くないことが判明しましたが)。
曲の間奏でも、客席から声がかかり、みんなの期待が大きいことがわかります。

歌い終わってあいさつし、そのまま、
2曲目「※※※※※ ※※※」
千春も続けてエレキギターを手に。。

「浦安は11年ぶりだってな。スケジュールの都合とかあったけど、11年もご無沙汰してました。11年前っていったらな、俺がアイドルしてたころだな(笑い)」
「今日はね、東京ディズニーランドより、マリンスタジアムより、俺のコンサートを選んでくれてありがとう(大拍手)」
「後ろの方ね、この衣装見て、暑いんじゃないか?と思ってるかもしれないけど、俺だってくそ暑い(爆笑)」ここで、コートの裏地を見せてくれたんだけど、確かに暑そうでした。
「これを耐えてですね(笑い)、エレキギターなど持って、違うコードを弾いたらどうしようと思いながらね(笑い)」

3曲目「※※※※※※」
歌いだして拍手が。途中のコーラスで??夏目さんの声じゃない!って思ってしまいました。そうなんですよね〜で、歌ってるのは?誰?ちょうど私の席からは、加藤さんが千春の影になって見えなかったもんで、加藤さんが歌ってるんだと気づくのに時間がかかりました。加藤さんのコーラスは、まだちょっと遠慮がちに思っちゃいました。声の感じが夏目さんより細いんですよね。だからそう思ったのかもしれません。千春の声はすごく出てて、圧倒されました。

「今日はね、秋のツアースタートの日でね(拍手)。春のツアーが6月に終わって、7月から9月は休みだったんだけどな」「その間に総選挙もあり(拍手)(「新党大地!」という掛け声あり)、いや、俺が別に立候補したわけじゃないからな」「宗男さんがつけたバッチですから。まあ、宗男さんもまた裁判で有罪になれば、バッチをはずさなければならないんだけど(笑い)」
「総選挙。なんで総選挙っていうか知ってるか?参議院は半分半分選挙をやるわけよ。衆議院の場合は、全部の議員を選挙だから総選挙という」
「ねえ、今日は、政治経済から歴史、多分野の話をね(笑い)、大丈夫だって、話し疲れたら、歌うからって(大爆笑)」「曲を聴きたかったら、CDを聴きなさい(笑い)そしたら、コードも間違えないから(爆笑)」
「休みの間にね、歯を治そうとね。ねえ、入れ歯になるとね、♪※※※※※※〜♪でポロッと落ちちゃったらやばいしな(爆笑)」「8月、9月初めと、9/14かな?全部で3回手術した。来年1年かけて全部治すつもりなんだけどね」「全身麻酔で手術したんだけどな。全身麻酔は効くぞ〜(笑い)」「今日は(麻酔に)かからないようにしよう!って思ってもな、最初点滴されて、看護婦さんに「冷たいのが入りますよ。麻酔のですから」って言われて、「すぐ眠くなりますから」「いや、俺は寝ない!(笑い)」っていいながら、コテッと寝ちゃうんだよな(爆笑)」
「手術が4時間もかかるわけだ(会場え〜?とどよめき)。いや、俺は寝てるだけだから(爆笑)」
「あれ、手術終わってさ、2時間くらい酸素マスクしてるわけじゃない。今回、あれをしなきゃいけない意味がわかった」「手術終わって、のどが渇くんだよな。で、水を飲みたくても、麻酔がちゃんと切れてないから、だらーっと(口の横に指をやって)水が落ちちゃうんだよ。飲んでるのに、ダラダラとね(笑い)。だから酸素マスクしなくちゃいけないんだなあ」
「あとさ、タバコを吸いたくなったんだ。2時間たったら、ごはんも水もOKって言われたんだけどな、個室ではあるけど、タバコはすっちゃまずいだろと思って、トイレに行って吸ったんだ(大爆笑)」「2時間だから、まだよれよれ歩いて(振り付きで)、トイレに行って一服だよ(笑い)」
「お前らあの感覚、わからないだろうな。どれだけタバコが体に悪いか(爆笑)。全部の血液が心臓に一気に集まってくる感じだよ」「BSE、狂牛病の牛いるべや、こんなの(と真似をして)、あの状態だよ(爆笑)。力がはいらないんだよな」
「タバコは体に悪い!のどのためにも禁煙した方がいいって思ったな」「それで、ベッドに戻ってだな。さっきの感覚が1服目?じゃあ2本目は?(爆笑)」「またトイレに行ってだな(爆笑)吸ったらな。1ヶ月吸わないでいたあとに吸った感じだな(笑い)くらっとくる感じだよ」「じゃあ3本目は?(大爆笑)」「でも、わかった。タバコは体に悪いな」
「それとかさ、手術に行くときな、手術用のベッドに移されて、行くわけだよ。それがなあ、手の甲に「松山千春」と書いたシールを貼られてな(爆笑)」「さかなやさんじゃないんだから。俺はアジやサバじゃない(笑い)」
「それで、手術室に行くのに、一般病棟のところとか通るんだけど、そしたらおばちゃんが「千春さんですか?」ねえ、俺は手(のシール)を見せたよ(爆笑)」「「まさか、こんなとこで会えるなんて」俺だってそうだよ。なあ。「これから何かあるんですか?」このかっこは手術だろ!!(大爆笑)」
「したら、看護婦さんがな、「このままでいいですか?布かけますか?」だって(大爆笑)」

4曲目「※」
本編で聴くのは久しぶり〜と思ったら、みんなもそう思ったのか、途中で大拍手でした。
今回のセットは、両後ろに街灯のようなものがあり、このあと何かに使うのかな?って感じでした。

「「※」ね、久しぶりに真面目に歌ったな。フルコーラスで歌ったの久しぶりだよな。いつもは、アンコールでね、鼻歌まじりにね(笑い)。真面目に歌うと新鮮だわな」
「今回、手術してね、歌っていられるのは幸せだとつくづく思ったな」「カラオケもしなかったしな。のどが心配で、声が出るかも心配で」「今回は前歯の手術をしたんだけど、「さしすせそ」がいいづらい。歯に当たる音が、どうもいいづらくて。俺、東北の生まれ?(笑い)」
「「※」は大丈夫だな。「かきくけこ」だからな(笑い)」
「この歌は27,8年前の歌か?俺が21,2の頃だからな。ねえ、俺って天才だよな(大拍手)」
「どんな恋愛してるか?」「どれだけ女にだまされてきたか(笑い)、ねえ俺はだましたことは1度もない。うそをついたことはあるけど(爆笑)」
「フランスの作家スタンダールは「愛情には1つの法則がある。愛する人を幸福にすることだ。たとえ自分が犠牲になったとしても」わかるか?」「崇高な言葉だな。まず崇高がわからないか(笑い)」
「すべての愛は見返りを求めてはいけないんだ。「好きです」以外、そう思っちゃいけない。どこかにいないかな?そんな女?(笑い)」
「うちはね、おふくろ。そうおふくろ元気でした。まだ生きてた(笑い)。もう84歳なんだけどね、俺より長生きするんじゃないか?」「こっちでは花札のことなんていうの?」会場シーン
「北海道では花札のことトッパっていうんだけどね。母さん、トッパが好きなんだ。」「この前帰ったら、一人でトッパしてた(笑い)そのうしろ姿見たとき、涙こぼれたね。あ〜友達みんな死んじゃったんだな。長生きするもんじゃないな(爆笑)」
「恋愛に感動できるのは、見返りの大きさではない。ただ純粋に相手の幸福を願い、ただひたすら愛することだけだ」「俺もこれからもたくさんの恋愛の歌を歌っていきたいと思います」

5曲目「※」
イントロで会場から拍手。この曲、すごかったですよ。声がびんびんとおなかに響いて、ものすごく感動しました。思わず、間奏で拍手しちゃいました。よかった〜

ここで、1部終了で、スクリーンがさがってきました。
まずは、流氷にのった千春ちゃん、そして桜並木の千春ちゃん。四季のアニメかな?なんて思ったら、
「メンバー紹介」という文字が。
今回メンバー代わったんで真剣に見ちゃいました。
ギターは好永さん。映像では髪長かったのに、ステージでは坊主でしたよ。
ベースは入江さん。
キーボードの旭純さん。お初の方です。
ギターもう一人は古澤さん。前回に引き続きですね。
そしてパーカッション、サックスが、竹野さん。映像では玉置浩二ではなかったです。ステージは髪が白髪に見えちゃうからかなあ。。。光の具合ですが。
キーボードがおなじみ加藤さん。
最後にドラムが佐藤強一さん。若いと思ってたのに、40歳超えてるのねってすごいびっくりでした。

そのあと、また千春ちゃんに戻り、次は夏。海でダイビングをする千春ちゃん。
「7/30フォークジャンボリーいわみざわ」という文字が出て、
千春がかまやつさんや正やんと談笑する風景が・・・その後、ステージの映像になり、こうせつさんと正やんが千春をよび、一緒に「神田川」を歌ってました。
このイベントは私は知らなかったんですが、千春は飛び入り参加みたいでしたね。観客の方がすごく喜んでました。でも、こうせつさんと正やんのコーラスで歌う「神田川」。ぜいたくです。
「僕の胸でおやすみ」「戦争を知らない子供達」も流れました。何十年前かにスリップしたようでした。
この中で髪の毛ネタが出てきましたが笑っちゃいました〜
そうそう、カルメンマキさんや、杉田二郎さんはすごくなつかしかったです。

最後にまた千春ちゃんに戻り、秋の風景で、アニメが終わりました。

スクリーンがあがると千春がドラムのセットのところに座っていて、
6曲目「※※※」
ステージうしろに氷?のような金属でできたオブジェが。。。千春は、オレンジと青とピンクの横線が入った暖かそうなセーターに、ベージュ系のパンツでカジュアルな感じ。
続けて、
7曲目「※※※※※※※※」
うーん、ここでちょっと〜と思ったことが。。。
今までは、MCなしで続けて曲に行くとき、スムーズに行ってたんだけど、今回ものすごく変な間があいたんですよね。一瞬、MC?って思うくらいの間です。そしたら、おもむろにドラムの佐藤さんが、「ワンツー」やって曲になったんだけど。この間が気持ち悪くて・・・まあ、新しいメンバーだからまだなれてないんだなって思いました。それと、「※※※※※※※」テンポ速かったですよね。
前半でもちょっと思ってたんだけど、この曲ですごく思ったのが、サックスやフルートの音、大きくないですか?やたら気になってしょうがなかったんだけど。そういうアレンジなのかな?とくに、この曲のフルートはテンポが速かったこともあり、耳についてしょうがなかったです。
なので、途中からは竹野さんばかり見てました。そしたら、竹野さん、間奏のフルートが終わった後、ものすごく大きなため息ついたんですよ。きっと初日で緊張してテンパッてたんだろうな〜って思っちゃいました。長いツアー!頑張ってくださいね。

「お前たちに言ってなかったよな。1部と2部があって、途中で幕が下りるってな〜(笑い)ケアが足りなかったな(笑い)」「「※※※※※※※」はデビューしたての頃だよな。(拍手があったので)イントロでわかったわけ?」「ねえ、コンサートには予習復習してくるんだろう(笑い)」
「今回はね、ツアー1本目だしね、お前ら言ってくれ。ここは流れがよくないからとかね(笑い)」「そしたら明日から変わるからって」
「ねえ、子供から大人、年寄りまで、全部わかる曲をそろえたつもりです(拍手)」
「※※※※※※※ね、お前ら千葉は太平洋だよな。北海道も、太平洋、オホーツク海、それから日本海もあるわけだけど」「今年、知床が世界遺産になっただろ。観光客が多かったらしいぞ」はい!私もこの夏知床に行きました!
「そしたらゴミも10倍になったって。世界遺産になってもゴミが増えたんじゃなあ」
「足寄から知床の玄関のウトロまでは300キロくらいか。車で4時間くらいか?まあ、飛ばせば3時間くらい(笑い)、信号無視すれば2時間半(笑い)」「足寄からウトロまでなんて信号なんてほとんどないんだよ。強いて言えば、阿寒のあたりのクネクネ道はスピード出せないな」
「7月にな、阿寒湖に久しぶりに行った。阿寒湖は隣町なんだけど、行かないなあ」「北海道には14の支庁があるんだよ。ねえ、州みたいなもんだよ。俺んとこは十勝なんだけど、阿寒は釧路支庁だからな。違う州なんだよ」
「阿寒湖、久しぶりに行った。阿寒湖といえば、まりもだよな。」
といって、
♪「まりもの唄」? 確か遊覧船でかかる曲ですよね。少し歌ってくれました。
「ねえ。人の歌は歌詞カード見なくても歌えるんだよ(笑い)」「自分の歌になると、あそこ(譜面台のとこ)に帰らないとねえ(笑い)」
「まりもは中島というところに、船で行かないとみれないんだよ。同級生達とね、いったんだけどね。」「まりもって藻だからね、とんだりはねたりしないんだよ(笑い)。ガラスの中をただ見てるだけなんだよな。動かないね〜とか言って(笑い)おもしろくもなんともない」
「知床の方がね、熊に出会うかもしれないよな。スリルがあるよな。けど、自然と共存できるのか。人間が自然を保護できるのだろうか。自然が人間を保護してくれてるのにな。世界遺産って何なんだろう」
「北海道ではジンギスカンが流行った。ジンギスカン味の飴までできた(笑い)」「一度食べてみてくれって。まずいから(爆笑)中途半端じゃなくまずい(笑い)このまずさが人気らしい」
「ジンギスカンてな、戦争、第二次世界大戦のときに、日本の軍隊が、防寒のために羊の毛皮がほしかった。それで北海道に羊をおいたんだな。戦争に負けたから、羊はもういらないってほっぽっといた」「そしたら羊がどんどん増えてなあ、でも羊の肉ってまずいんだよ。それで、いろいろとタレを研究してな、ジンギスカンになったわけだ」「羊もいい迷惑だよな(笑い)」
「羊が丘ってあるんだけど、クラークの像がたってるとこだよ。クラークの像はもともとは北大にあったんだけど、羊が丘に持って行った。」「羊が丘っていうくらいだからさ、羊をいっぱい飼ってるわけだ」「隣に展望台があって、そこでジンギスカンやってるんだ」「ねえ、羊が飼われてるその横で、「さあ、食べようか」それはないだろう(笑い)」「羊の身にもなれよ。ねえ、友達や兄弟が食われてるかもしれないんだぞ(笑い)」

「次歌うのはね、「※※※※」という歌なんだけどね、これは、戦後北海道が石炭で栄えてたころ、ねえ夕張とか盛り上がっていたんだよ。その時代のね、昭和30年くらいの石炭のころは、まさに※※※※だった」「そのころの不良の歌だな。それと上品な女がいる。不良とこのお嬢さんが恋愛したんだな」「だけど、男がいうわけだ「お前は俺とは一緒にいない方がいい」ねえ、だけど女は「でも私は一緒にいたい」」
「それで、♪※※※※※※※※※※♪」と言って、いきなり歌詞カードに戻り、「※※※※※※でいいんだよな」と確認。会場爆笑。
「そうだよ。※※※※※※※※※と、※※※※※※※があるよ。」と説明し「そういう奥の深い歌なんだよ」
「もう、まりもやジンギスカンは忘れてついてこいよ(笑い)」

8曲目「※※※※」
加藤さんのピアノに感動しました。

「1部、2部ともね、衣装、どっちとも暑い(笑い)」「どっちかといえば、1部の方がまだ涼しいな。このセーターは浦安には向かないなあ。ミッキーマウスのぬいぐるみを着てるようなものだもんな(爆笑)」
客席からの「脱いで〜」という声に、
「ば〜か!チケットに「今日は脱ぎます」って書いてあったか?」と返し、
「自分は良い子ではない。けど、反社会的でもないです。ただ、非常に危険である(笑い)。何を言い出すかわからない」「でも、俺は失うものは何もないから、だからひとこと言いたい」
「金が金を生んで、金になり、その先何があるんですか?」「阪神があるのか?(笑い)」「あいつら、金を集めるのが趣味だもんな」
「この先の日本に何を求める?幸せか?平和か?豊かな社会か?」「生きるのにリスクの高い世の中のどこが豊かよ?」「大人もひどい。エアガンで撃たれたりな」「うちには子供もいるけど、家に帰って、ちょっと頭をさわったらよ。「お父さん、家庭内暴力!」とか言われてな〜どこが豊かよ」
「みんな目覚めてくれよ。村上ファンド?ホリエモン?お前ら、札束をだいてくたばれよ。俺は、夢抱いてくたばるから(大拍手)」

「棟方志功って知ってるか?画家、版画家だわな」「彼は明治36年青森で生まれます。昭和50年72歳で他界するんだけど。彼は17歳のとき、ゴッホのひまわりと言う絵が載ってる雑誌を見て、「俺はゴッホになる」といって油絵を始めます。」「彼は油絵を書く人はみんなゴッホだと思っててね、油絵イコールゴッホだな。だから絵描きになるというわけだ」
「棟方志功の志功はね、志に成功するの功を書くわけだけど、棟方家のおじいちゃんは彦吉といったんだ。それで志功のお父さんは、その字をとって「ひこ」にしようと思ったんだけど、津軽の人だからな(笑い)それがなまって志功になった」
「昭和27年イタリアで美術の国際大会が開催されます。日本からも11人の作品が出品されます。けど、みんな落選します。そのとき、フランスの評論家のレイモンさんという人が「作品に性格なし。記憶に残らない。それは評論できない」と言われます。ねえ、特徴がないから批評ができないというわけだ」
「昭和31年イタリアの国際美術展に棟方志功の作品が出品されます」「この当時は美大を出た人が芸術家と言われていたんだけど、青森から出てきたような志功の版画の作品を出展するわけだ」「見事、志功の作品はグランプリを取ります。」「評論家のレイモンさんは「棟方はすばらしい、ジャポニカ、日本的珍しさだけでなく、これは世界的な芸術だ。ピカソの絵の横に、棟方の作品があっても、みんな棟方の作品の方に目を向けるだろう」そういってほめるわけです」
「教養は常識を超えられないんだな。いくら教養があったって、ねえ、杉村大蔵くんだって、あんな発言はね(爆笑)」「彼は旭川の出身です。ねえ、北海道には、杉村から鈴木宗男まで幅広い代議士をね(爆笑)」
「教養があれば常識を超えられないんだよ」
「棟方はアメリカに行きます。アメリカに行った最初に、通訳の女性に「アメリカにはシャケはいますか?」と言ったんだ(笑い)「私は1日に1回シャケを食べないと力がでないんです」」「日本の記者がその通訳の女性に言います「びっくりしたでしょ」。そしたら通訳の人は「いいえ、今までの日本人は何を考えているかわからない人ばかりでした。でも彼には主張がある」」
と、ここで、会場で携帯が鳴りました。すかさず、千春が
「電話で鳴ってますよ。電話ですよ」で会場笑い・・・うーん。マナー守りましょうよ!
「彼は講演をやるわけです。版画の講演だわな。通訳がいるわけなんだけど、アメリカの客は通訳はいらないといいます。棟方の日本語は理解できる、動きでわれわれはわかるんだというわけだ。すごいよなあ」
「俺は、世界に影響を与えた日本人としては、この前のツアーで話したけど、葛飾北斎以来だと思うな」
「志功は、「自分の版画は私が彫っているのではない、私は仏様の手先になってただ版木の上を転げまわっているだけだ」といいます。また「自分の仕事に責任はもてない。私は仏様の手先となって彫っているだけだから」といいます」「21歳で上京して、学歴も金も教養もなく、すべての人を師と仰いで、72年彫り続けた」「彼は言葉も彫ったからな。これは画期的だよな。詩までほった」
「彼が最後に彫ったのは「驚いても驚ききれない。喜んでも喜びきれない。悲しんでも悲しみきれない。それが版画です。版画の神様、仏様、こんな私を愛していただけますか」」
「われわれももっと純粋になるべきだな。教養が邪魔したり、中途半端な学歴が邪魔したり、俺みたいに最終学歴が自動車学校ってのが一番よ」「金が金を生んで何になる?」
「もっと純粋にシンプルに生きていたいと思います」(拍手)

9曲目「※※※※」
この曲を聴いて、光子さんのコーラスを思わず思い出しました。また、聞きたいな〜

「11年前浦安に来た時に、この曲を歌わせてもらったんですけどね。あれから11年(笑い)、私はこんなに大人になりました(笑い)」「青年から壮年をすぎ、もう老年にね(笑い)」
「けど、もし、あのときこうしてればなとか思うな。」
「人生に正解も間違いもない。ただ、時間を積み重ねていくだけだ。悲しみをつんだり、喜びをつんだり、それが人生だ」「そしたら、正解も間違いもない。歩いた人生は、お前の芸術、それが芸術作品になる」
「ただ、残念なことに、芸術作品は二度と同じものは作れない。しかし、せめて、空にしても、海も、風、雨もそんな私を愛してくれないか?」「立派な作品でないけど、どうぞ愛していただきたい」「あなただけの芸術作品を作ってやってください」

10曲目「※※」
静かに歌い上げて、マイクをおき、千春が退場しました。会場スクリーンがまた下がり、アンコールの拍手がなりひびきます。
しばらくのアンコールの拍手のあと、再び幕があき、千春登場。
ツアーTシャツに赤いパンツで若々しい感じです。

11曲目「※※※※※※※※」
客席はバタバタバタとみんな立ち上がり(もちろん私も)、周りはほとんどがスタンディング。いい感じです。千春も楽しそうに歌ってます。
と、ここからは私もずーっと立ってたので、メモを取れないので、いいかげんなレポになります。話の内容や順序が間違ってるかもしれません。
続けて、
12曲目「※※※※※※※」
すみませ〜ん!この曲、さびの部分では皆さん、千春と一緒に歌ってすごいいい感じだったんですが、私、??とわからなかったんです。去年の秋ツアーでみんなで歌ってた曲だったんですね。ちょっと、予習復習をずっとさぼってるツケが・・・

ものすごい声援です。明日は何もないし、今日は北海道に帰らなくてもいいしというような話しをして、会場大拍手。
「(誰の話か忘れましたが)悪い話は今すぐ聞かせろ、良い話は明日でよい」というような言葉を紹介し「千葉ロッテ対西武は、2対1でロッテが勝ちました!」
きゃあ!やった〜!!!と千葉市民の私はものすごい大喜びしたんですが、周りはものすごくさめてて、浮いちゃいましたってか、目立っちゃいました・・・そうかあ。浦安はほとんど東京か〜
「松坂と渡辺が投げ合って1対1だったんだけど、ねえ、わが足寄出身の三井が出てきてですよ。打たれて負けました(笑い)」そうか。千春は西武応援だったのね。でも、いいんです!ロッテが勝って。

そんな話しから
13曲目「※※」
おお。秋ツアーの定番。たっちゃんの健在なコーラスを聴いて、何かほっとしました。この曲はこのコーラスでないと聴いた気がしません。

「今回ね、メンバーが代わりまして」とみんなが聴きたかったお話を。話しててもみんな座らないです。
「たつ!は前からですが、今回髪を切りましてね(拍手)ねえ、離婚してもきらなかったのにね(笑い)」
キーボードの旭さんに「キーボードね、今回から加わった旭くんですけど。彼がアレンジとかねいろいろやってくれて」・・・そうなんだ。ステージアレンジは旭さんだったのね。
それから、ドラムの佐藤さんに向かって「強一!ねえ、こいつ若く見えますけどね。そうでもないんです」うん。若く見えた!でも、生まれた年を見て確かに驚いた!
それからギターの古澤さんに「彼は春からですね。こいつは小田の事務所のやつでな。コンサートが終わるたんびに、いろいろチクッてるらしいよ」古澤さん、一生懸命否定してました。
「春までは、夏目がね、アレンジとかキーボードとかいろいろやってくれて、彼とはもう長かったんだけど、今回いろいろ話し合ってですね。お互い少し離れた方がいいのではということでね。こういう形になりました。ねえ、一度離れるって、たつんとこの夫婦みたいだな(爆笑)」
みんな、シーンとしてこの話を聞いてました。
そして、スタッフに歌詞カードを指示し、メンバーには「※※※※」と言って、

14曲目「※※※※」

選挙の話と宗男さんの話をしながら「何で歌い手が政治なんかやるんだ?って言われるけどなあ」「けど、選挙ってのは博打だわな。パチンコよりマージャンより、博打だよ」「俺なんか、駄馬にかけてるからなあ。血統も悪いし、タイムも持ってない。ねえ、船橋競馬場でもだめな馬だよ(笑い)」「でもそういうやつが、当選するんだからなあ」「みんなはさ、鈴木宗男さんに対して、いろいろ思ってるかもしれない。悪いやつだとかねえ。けど、彼は大きな悪いことはできる人ではありません(笑い)小さいことはねえ、ときどきねえ(爆笑)」
選挙の話から、今日はどんどん話が転がっていきます
「そういえば、この前ベーやんに飛行機であったな。そんときにさ、「千春大丈夫か?」って聞かれてなあ。「体壊して入院してたってきいたぞ」ねえ。どうもそういう話になってたらしい。」「そのあとに、そうだ、小田に会ったときも言われた「千春、体大丈夫か?」ってなあ」「そうだよ。さだにも言われた。俺は重病人になってたらしい(笑い)。さだにあったらさ、あいつ太っちゃってさ(笑い)ねえ、そしたらあいつ、タバコやめたら太ったんだって」「タバコは体に悪いもんな。けど俺はなあ」「しかし、今はどこも禁煙でな、つらいよな」といいながら会場にタバコを吸うか吸わないかのアンケート。圧倒的に吸わない人が多くて「はあ〜。みんな吸わないんだ。こんなに多いんだ。それじゃあしょうがないなあ。禁煙でも」と納得してました。
そして「何の話だっけ?」(爆笑)
また、メンバーに業務連絡をしながら

15曲目「※」
盛り上がったまま、再度スクリーンが下り、場内はまだまだアンコールの拍手です。

そして再び
16曲目「※※※※※※※※※※※」
茶色のコーデュロイのスーツ(に見えた)で再登場。この曲をコンサートで聴くのは初めてで、私はものすごく感動しました。終わってから「最後の曲何?」と何人もに聞かれたので、けっこうマイナーな曲なんでしょうか?私はちょうどこの曲の時期に思い出があったので、じーんと来て聞いてました。
歌い上げ「それじゃ、行ってきます」と力強く言った千春。今日はツアー初日であることを実感させてくれたと同時に、初日を無事送り出せて、ほっとしました。
「どーーーーも!」でマイクを投げ、舞台の袖で最後に深々と頭を下げ退場。コンサートが終了しました。

さてさて、初日の感想ですが。。。私は今までも率直に思ったままを書いてきたので、今回も率直な感想を書きます。途中で不愉快に思う方がいらしたら、先に謝っておきます。
初日はもともと好きでないんですが、今回はちょっと・・・・・やばいかな?って思っちゃいました。
確かにメンバーが3人も交代したし、舞台監督の方も替わったらしいし、千春も入院してたりしたし。。といろんな条件が重なったことはわかるんですが、あまりにもこなれてないです。
連続して演奏する曲と曲の間が悪いのもそうだし、音の感じもかな?やたらサックスとドラムの音が耳についちゃいました。ドラムはちょっと張り切りすぎって感じに聞こえちゃったし・・・全体の音のバランスがよくないです。
千春の声が絶好調だったのが救いでしたけど・・・もう少し、千春とメンバーとの演奏の呼吸を合わせてほしいなとつくづく思いました。
選曲に関しては、終わってからみんなと話したときは、人それぞれいろんな意見を言ってましたが、みんな思い入れがある曲は違うわけだしね〜私は「※※※※※※※※※※※※」が聴けたんでけっこう満足です。
それから、今回初めて思っちゃったんですが、2部のMC。今回のツアーで話したいテーマが全然まとまってないようで、何を言いたいのか、何を伝えたいのかが、よくわからなかった・・・棟方志功の話のときです。それに、譜面に書いてあるメモ?をチラチラ見ながら話す千春を、初めて見ました。びっくりです。今までも、きっとチラチラ見ながら話してたこともあったかもしれないけど、気づかれないようにやってたと思うんです。でも、今回明らかに。。。終わってからお友達もみんな言ってたくらいでしたから・・・どうしちゃったの?千春!って心配になっちゃいました。

確かに初日ですからね。しょうがないといえばしょうがないんだけど。。。初めてきたお客さんもいるし、このツアー今回だけの人もいるわけだし(私がそうですけど)・・・それも含めてコンサートだといわれればそうなんだけど。ちょっと納得いかないなあ・・・生意気言ってすみません。
まあ、「行ってきます」という千春を「行ってらっしゃい」と長いツアーに送り出したわけで、回数を重ねていけば解決する問題ばかりだとは思います。最終日の札幌では私の不安を払拭するようなすばらしいステージであることを期待したいと思います。
千春さん、メンバー・スタッフの皆さん、ツアー行ってらっしゃい。すばらしいステージをこれから作り上げていってください。そうなることを祈ってます。