2006年11月 8日  新潟県民会館
No 1   まるかんさんより  
 

竜巻が北海道佐呂間町を襲った翌日、1年ぶりに千春に逢いに新潟県民会館へ行ってきました。
25thのときはアリーナツアーということで産業振興センターへ見に行ったのですが今年の30th春ツアーは県民会館が押さえられなかったということで(千春いわく)秋にスライド、当初は落ち込んでいたのですがその模様はWOWOW&来年発売のDVDということでまあ納得です。

公演前にまず驚いたことはグッズ販売の方法です。以前はただ漠然と販売していたのですが今回は参列制?ということで長蛇の列ができてました。
なんとか公演には間に合ったものの随分不安な気分になりました。今後もそういう方法をとるのであればもっと早く会場入りしないとダメですね。

予定より10分ほど遅れ開演です。聴き慣れたイントロ、いつもはメドレーの常連曲をしっかり歌い込んで聞かせてくれました。
1部でのヤマ場は最前列に来てた親子連れとのやりとりです。千春が女の子に「いくつ?」と聞くと「7才」と応えた女の子。母親がタオルを手渡すと
その上には手紙のような紙が、、、。千春はそれを読み取る「 〜 大空と大地の中で が大好きです。」と。さりげないリクエストでした。
千春はニコニコしながら自分のタオルと交換し、飲み水用のコップも差し上げました。「水でも飲みながら楽しんでね」と。
まさに千春ライブの真骨頂です。

2部とのあいだのフィルム上映がまた感動ものでした。足寄町での式典の様子、千春が足寄高校の校歌を歌っている姿、お母さんの涙シーン
アリーナツアーのダイジェスト、なかなか普段見ることのできないシーンの数々を見させていただいました。

2部は弾き語りではじまりMCが大炸裂 
いじめ、自殺、マスコミ、核、政治ネタではかなり怒ってました。毎回恒例の歴史人物講座では中国の李白をとりあげ、衣装の話や新潟競馬場ネタ、毎度毎度のムネオさんネタ。そして衝撃な母ネタも登場し、しっかり笑いもとっていました。
個人的に気になっていたはMCの合間に楽譜をめくるシーンがあったのですがMCの長さで曲がとばされているのかなと思っていたのですが
どうやらネタが書き込まれているようです。(近くで見ててあくまで想像ですが、、、。)
いつになく2部はMCが重かったように思えます。やはり今の日本は、ひとりひとりが変えていかないといけない。とつくづく考えさせられました。
フォークシンガー松山千春のメッセージそのものです。

アンコールは衣装もラフになり照明も明るくなり2部とは完全にシフトチェンジといった感じです。
もちろん乗りの良い曲で一気に歌のステージに様変わりしました。当日は11月8日ということでで8のつく日はがんばる日と言っていました。
またコンサートでの楽器使用料ネタは意外で へえ〜ボタンが欲しいくらいでした。
数曲歌うとみんなを座らせ、ふたたび弾き語りがはじまりました。
何曲か会場からのリクエストに応え、新潟では初?の洋楽の弾き語り(プチ自慢ですがシングル持ってます)
そして7才の女の子のリクエストに熱唱で応えてくれました。

ラストは冬の定番ソングで終了しました。

全体的な感想としては声の調子も良く、MCもしっかりみんなの心をつかんでいました。
ただ個人的にはもう少しアルバム「現実」からの選曲が欲しかったです。ツアータイトルが再生だから仕方ないかもしれませんが
今 だから聞きたい曲もあります。次の楽しみと思えばそれもありですが今年は行けても来年は行けないかもしれないし、、、。
アルバム「現実」の楽曲が良かっただけにちょっと残念です。

これで今年も終わりだなとコンサートが終わるとふと思います。また来年、一生懸命働いて、チケットを購入して会いに行きたいです。
千春とファンそれぞれがパワーを分け合い生きていく素晴らしい瞬間が大好きです。
 

追伸 
   わたしごとですがコンサート当日家で転んで口を血だらけにした10ヶ月の息子をタクシーを走らせ病院へ連れて行ってくれた妻、
   コンサートに支障をきたすとだまってくれていた妻にこの場を借りて感謝します。 ありがとう         (軽傷ですみました)