2006年 7月30日  さいたまスーパーアリーナ
No 1   もるるんさんより  
 

2006.7.30 松山千春デビュー30周年記念コンサートツアー2006 「再生」  さいたまスーパーアリーナ
 
30周年記念コンサート、初日幕張以来の参加です。この会場は5年前の25周年のときの初日。
あのときは、バズーカ砲が飛ばなかったなあ。。なんて思い出しました。
さいたま新都心駅周辺も5年前より、ずっとにぎやかになり、月日を感じます。
この日は何だか人がいっぱい。それも、制服を着た中学生くらいとその親??みんな同じ緑の袋??
「高校進学フェア」か何かがあって、ものすごい混雑してました。
 
30分くらい前に会場に。。会場の中は本当にすごい人の数。。。超満員ですね。
ここのキャパは何人?とにかくすごいたくさんの人に圧倒されました。
私の席はアリーナのD4ブロック。真ん中だけど、後ろの方で。。ステージがものすごく遠く感じます。
 
17:40 会場の照明が落ち(これが本当に真っ暗になり、ちょっとびっくり)、ものすごい声援。千春〜!と叫ぶ男性の声多数・・
まず、スクリーンに映像が。昔の千春の映像で会場どよめきが起こってました。確かにね〜
 
ものすごい声援の中、千春が一人で登場。ストライプの白系ののジャケットでインはツアーTシャツ。
「30周年目を迎えました松山千春です。ありがとう!!」大拍手の中、弾き語りで。。。
1曲目「現実」(弾き語り)
今日も声は出ています。
 
「男の声しかしないじゃないか(笑い)」「今日はこれがフォークソングですというコンサートをお見せします。最後までゆっくり聞いていってください」会場大拍手。
 
2曲目「です。」(弾き語り)
早速幕張と違う曲です。この曲もいい曲ですよね。千春、ギターうまくなったな〜と思いました。(いまさらですが)
 
あらためて挨拶をし、
「5年ぶりにさいたまに来たな。昨日が初日で今日が千秋楽(笑い)。ねえ、短い場所でした」
「今日はね、これが終わったら、次仙台までないからな、今日はとことんいくよ(大拍手)」
「中途半端に足を運んでもらったら困る。後ろもちゃんと見えてるか?その辺りから見ると、ピカチュウにしか見えないよな(爆笑)」
遅れて入ってきたお客さんたちに向かって
「ねえ、5時半からだといってるじゃないか!(笑い)普段は6時半からだからな。今日は日曜ってこともあってね、5時半からですが。まあ、1曲目はね「現実」っていう新曲でね。まあ、聞かなくてもいいな(笑い)。こっちも声鳴らし程度だしな(爆笑)ねえ、謙虚だろ?」
「俺のコンサートは前の方はよくないぞ。さっき、フィルム流れてたろ。ねえ毛があった頃の。あの頃は髪をかきあげるしぐさとかねえ。今はしぐさもないもん(爆笑)」
「横のへばりつき!最後まで斜めに見ていってくれ(笑い)。それとか後方とか上のやつ。スクリーンに映ってる自分を見て、ちゃんといるね!って確認をね(笑い)」
「俺も人相悪くなったろう。さわやかな時期もあったんだけどな。今はアップにしたらA級戦犯だもんな(爆笑)」
 
3曲目「おいで僕のそばに」(弾き語り)
 
「いろんな曲を聴いていってもらいたいな。新しい曲とか、とんでもなく古い歌とかね。古いって言ったって三橋美智也さんのじゃないぞ(笑い)」
「今日はね、八角部屋の親方とか来てくれてね。がんばってくださいとか言ってね」「俺は相撲界は入れないもん。ねえ、まげがゆえない(爆笑)。呼び出ししかできない」
「昔、オールナイトニッポンの頃よく聞いてました。とか言われたけどさ、そんな時期もあったなあ」
 
「今日はさいたまからだけじゃないだろう」客席から声が飛ぶと「聞かれたことだけに答えなさい(大爆笑)」
ここからどこから来たかアンケート。意外に埼玉の人が多かったです。東京も多く、群馬はだいぶ減ると「ぐっと減るねえ」栃木もそこそこいると「北関東物産展みたいだな(笑い)」
しばらくアンケートしてました。
 
「北海道出身のやつは、どのくらいいる?」男性の声が。。
「夕張が破綻し明るい話はないなあ。苫小牧市長は準強制わいせつ。それとか、函館では欽ちゃん球団が淫行だって(笑い)」
「北海道で「バリバリゆうばり〜♪」ってわかるか?田舎のCMだわなあ。ねえ、バリバリになっちゃったよ(笑い)」「それとか、ドレミファそらちだ〜空知ジンギスカンのたれ♪〜(笑い)こっちではやってないわな〜」
「今日は、久しぶりに友達が楽屋に来てね、すすきので仕事で借金こいたやつでね。この前弁護士から電話がきて、「松山さん、彼のお父さんが松山さんが保証人になるなら、金を出すって言うんです」とか言うんだよ(爆笑)。「今、本人と代わります」って本人と代わったらそいつが「そういう話になってるからよろしく!」(爆笑)」
「俺レコーディングで東京にいてさ「俺にとって最後のチャンスだから」とかそいつが言うんだよ。けど、俺にとっては初めてのケースだから(笑い)。そしたらそれから音信不通になってよ(爆笑)」
「今日も楽屋で、借金なんてみじんも感じないな(笑い)おさむっていうんだけど、今借金取りと一緒に住んでるんだって(爆笑)結局横浜で働いているらしいよ。そんなやつだけど、うれしいよな」
「ねえ、ゲンが悪いといえば悪いけどな(笑い)人間いいときもあれば悪いときもある。いときばかり友達っていうわけにはいかない。」「そいつは北海道の浦河というとこの出身なんだけど、一日も早く借金返して、北海道に戻ってほしいな。そんでまた借金するんだろうけど(爆笑)。そういうタイプだな」
今日は(今日も?)よくしゃべりますね。千春の口は絶口調です!
 
4曲目「帰郷」(弾き語り)
高い声が出てます。なかなか今日もいいですね。
 
「ギターね、これ丹頂鶴のギターなんだけど。」カメラが映してくれたんで、スクリーンでよく見えました。「もう1本はね、龍の図柄でね、これきれいだろ(拍手)。白いとこは象牙でできてます。世界に一台です(大拍手)。総ウルシですからね。さわってられないんだ(爆笑)かぶれやすい(笑い)。じゃあ、何で作ったんだ?」
「もう1本がゴダンのギターなんだけど、弦が違う。今までのは金弦で、これはナイロン弦。クラシック系のギターだな」「ちょっといいふりこいて3本並べてみたんだけど。昨日1本しか使わなかったら、スタッフに怒られてさ。いいよ客は素人なんだから(笑い)たいした腕もしてないし」
 
そしてちょっとイントロを弾き、すぐにやめて
「昨日と曲変えてみた」といって
5曲目「愛しているから」(弾き語り)
この曲大好き〜涙が出るくらい大好き〜歌いだしで鳥肌がたってしまいました。
すごくうれしかった。まさかこの曲が聴けると思ってなかったから。。。
本当によかったです。声も出てたし、間奏のギターもよかったよ。
 
「さいたま、楽しんでいってください」と言って礼をし、千春は一度ステージをあとにしました。
ここで、1部終了で、スクリーンの映像です。
千春ゆかりの皆さんからの30周年のお祝いメッセージVTRが流れました
 
そして最後の竹田さんのエピソード。幕張で一度見て聴いているのに、やっぱりダメです。また涙が出てしまいました。
6曲目「旅立ち」
竹田さんに旅立ち・・・千春ファンの琴線にふれる演出ですね。今日も泣いてしまいました。
間奏で大きな拍手が起こり、千春は「ありがとうございます」と言って一礼してくれました。
 
続けて、
7曲目「銀の雨」
この構成はやっぱりすごいです。
 
「これがデビュー曲の「旅立ち」とそれから「銀の雨」です。聴いたことのある曲がやっと出てきたなあ(笑い)安心感を感じるよな」「あれから30年たって、さいたまとかあちこちで出来て」
「竹田さんの映像が出てたけど、デビューして、デビューが昭和52年1月25日だもんな。その年の8月27日に竹田さんが亡くなるわけだ」「2年間ね、自分を拾い上げてくれてやってきて、36歳でなくなってしまった」
「俺はアマチュアのコンテストで落ちた。それを竹田さんが拾ってくれたわけだけど、突然いなくなってしまった。ねえ、こんな曲ができましたとか、誰に報告すればいいんだ?」
「そうやって考えるとお前たちに報告するしかないんだ(拍手)」
「30年歌ってこれたのは、自分ひとりの力で(笑い)。いや微力ながらお前たちの力もあるぞ(笑い)」「今、フォークシンガーとして俺はどうだ?王道を歩いているか?お前たちにしかきけないじゃないか?」
客席はなんとなくシーンとしていたら
「こんなリアクションのないねえ」会場あわてて大拍手
「芸能人が客に意見を求めるようになったら終わりよ。先はないな(大爆笑)」
 
「フォーク音楽祭には「旅立ち」で出たんだけど、そんときに竹田さんにコピー曲を歌ってくれっていわれて「22歳の別れ」を歌った」
ここで、「22歳の別れ」を歌い出したら、会場手拍子が。。千春はワンフレーズでやめて
「これは楽しい歌じゃないだろ。ピクニック気分か?(爆笑)」
 
「北海道大会で落とされてね。俺は足寄にいたから、札幌まで車で5時間以上かかるんだ。札幌着いたらもうヘトヘトよ。初めて車で札幌でたんだから」「夜中にさ、タクシーと衝突事故して、中央警察で事情聴取されてさ、今だったらビクともしないけど(笑い)」「俺の友達何人も保釈中だから(大爆笑)」
「夜中の3時か4時まで事情聴取されて、明日の朝10時にもう一度来いって言われてさ、リハーサルが10時からだったんだよ。そしたら警察STVのほうには連絡するからって(笑い)」
「10時からまたやりあって、警察出たら、親切なおまわりさんがいて、会場が中島スポーツセンターだったんだけど「どうやっていくかわかる?」ねえ、わかってたら事故とか起こさないよな(笑い)」
「そしたらそのおまわりさんが、パトカーで会場まで先導してくれてな(爆笑)」「アマチュアの大会で俺だけだぞ。パトカーの先導で会場入りしたの(大爆笑)」「そのときから器の広さが違ったろ」
「そのときゲストがさ、かまやつさんとかチューリップ、ダウンタウンブギウギバンドとか、風だったかな。遅れて12時くらいに入ったら、竹田さんが「チューリップのあとにリハーサルしてくれ」って言ったんだ。まあ当然だろうな〜ってね(爆笑)」「でかい面してリハーサルやってね。今となっては楽しい思い出だけどな」「いろんなことがあったなあ」
 
「鈴木宗男さんは、地獄に行くだろうな(笑い)。これだけ世間を騒がせてね。応援している俺も地獄に行くだろうな(笑い)。手つないで、地獄にいくよ。ねえ、中途半端な応援はしない」
「お前たちは天国に行ってくれ。我々は地獄に行くから。もし間違って地獄に来たら、俺と宗男さんで道案内するから任せろ!(爆笑)」
「この世にいるときは、この世のことだけを考えてくれ。あの世にいったら、あの世のことだけを考えろ。この世にいるのに、あの世のことを考えることはない。」「あの世にいるのに、この世のことを考える必要はない。この世にでてきたら、お化けって言われるだけだ(笑い)」
「30年たって、姿・形いろいろ変わったな。まるっきり変わってしまった(笑い)」「ビジュアル的には見るものはないよな(笑い)」
「フォークシンガーは、フォークを大切に歌っていきたい。フォークってのはもう死語になってしまったな。」
「俺はさ、アマチュアのころから生意気って言われてさ、今でも生意気だけど。」「けど、手なづけられたくなかった。審査員であろうが偉いやつであろうが」「今でもそう。マスコミや権力に俺たちは手なづけられたくない(拍手)」
「たった一回きりの人生だから、自分が思ったとおりにいきたい(拍手)」
「芸能界、テレビ、ラジオに媚を売りたくない」「お釈迦様やキリストにも媚を売りたくない。もし、俺のコンサートを聞きたいなら、電話予約をして、チケットぴあに並んで、チケットかってこい(爆笑)」
「応援してくれるお前たちには、涙が出るくらいうれしいよ」「羽田で待っててくれてるやつな。昔はお互い若かった。この年になると、下りた瞬間探すようになる(笑い)。「今日はあいつきてないけど」なあ(笑い)。客の体調まで気にするようになるもん(爆笑)」
「ステージで歌うのは楽しいな。できれば、1分1秒長く歌っていたい。ステージにいたい(大拍手)。いや、仙台でも同じこというんだから(笑い)」
「いろんな歌を歌わさせていただきます!」
 
8曲目「季節の中で」
春名さんのパーカッションがすごくいいです。
続けて
9曲目「長い夜」
やっぱり本編で歌うんだ〜アンコールがよかったなあ(まだ言ってる(~_~;))
この曲終わると、どうも幕が閉まるような気がして。。
 
「この曲やって、アンコールどうするの?(笑い)。ねえ、この辺で終わったら、2流3流よ。超一流はアンコールもちゃんとある(拍手)」
「「季節の中で」はね、グリコのCMか?山口百恵と三浦友和よ。」「俺は写真も嫌いだったからな、CM嫌だったな。映されるのがいやだもん。」「けど、もし、俺がCMに出てたら、百恵は俺にほれるだろうな(笑い)わかりきったことだな(笑い)。結婚してただろうな(爆笑)」「そしたら俺は引退なんかさせない!俺が家庭に入る(大爆笑)」
「俺はさ、酒はのまないんだ(え〜?という声が会場から)」
その声を聞いて、めがねを上にあげ
「おー30年前から松山千春を知ってたやつ?」とアンケート。会場から大拍手が。
「松山千春は今日初めてだってやつ?」けっこう拍手が多くてびっくり!!
「さいたまのやつは何が楽しみだったんだ?(笑い)」
「世界中にもいないぞ、こんなにベラベラしゃべるやつ(笑い)。それで、しゃべり疲れたら歌う歌い手もいないぞ(爆笑)」
「客もよくついてくるよな。新興宗教じゃあるまいしなあ」
 
「デビューするときに、竹田さんから、酒・タバコ・女のどれか一つをやめろといわれた。酒・タバコはのどに悪い。女は声を吸い取る。深いだろ(笑い)。要は歌う前にやっちゃだめだってことだ(笑い)。声につやがなくなるんだって。俺はさ、何で竹田さんはそんな事知ってるだろうってね(笑い)」
「タバコはやめられない。ねえ。曲作ってると手持ち無沙汰になるんで、吸いたくなる」「女は俺はやめてもいいんだけど、女がほっとかない(笑い)」「酒はやめれるってことで、酒をやめた。」
「だから、シラフでやってるんですよ(爆笑)」「みんな間違うんだよなあ。(水をのんで)コレは水なんだけど、焼酎だよ!とか言われてねえ(笑い)」
 
「このグラスに水をいっぱいいれてくださいって言われてさ、7、8分目までしか水を入れることができなかった。いっぱいにするのは無理だと言い訳されたら、どうするか。。血液型で違うんだ」
突然の話にちょっと、びっくり。。。千春、今日はベラベラホントにしゃべりますね〜
「A型の場合は「残念だったね。ここまでしか入らなかったんだ。あともう少しだね」こう言う。O型の場合「そこまでやったんだから、もう十分だろう。よくやったよ」ねえ、B型の場合(ここですでに会場から笑いが)「全部いっぱいにしろ!って言ったじゃないか!ここまで入れられなかったら、やらなかったことと同じだ!(爆笑)」「AB型は両方あるなあ」
「B型はきつい、ねえ、B型のやつって、血液型聞かれて「やっぱりね!」って言われるもんな(笑い)」
「恋愛でもそうだ。昔付き合ってて、別れた女とばったり街で会う。向こうは男連れでね」「A型は、ものかげに隠れる(笑い)とりあえずね。そんで、あーいうやつと付き合ってんだ〜って(笑い)」「O型。「おー元気か?久しぶりだな。」って声をかける」「B型の場合は逃げ隠れはしない。「へえ。今、こういうのと付き合ってるんだ」って言うんだな(爆笑)」
 
「この間、ミュージックフェアに出たときに、信長の馬係の話をしたけどさ、信長の馬係の武将がいて、馬の品評会を家来たちとやったときに、1頭暴れ馬が出てきた。家来たちは「この馬はいい馬だけど、くせが強すぎる」って言って、馬係の武将に「何とかならないか?」と聞いた」「馬係は「この馬からくせをとったら、何が残りますか?くせのある馬はくせのあるうちの乗りなさい。それができなければ、信長様にはついていけません」」
「くせを大切にしなければいけない」「俺はむちゃくちゃクセが強い(笑い)。大事に見守ってあげなさい(笑い)」
 
「信長の小姓に森蘭丸というのがいた」「蘭丸がある日信長に言った「明智様にはお気をつけください。みんな武将の方が食事を取られているときに、明智様だけ箸をお取りになりませんでした。よほどのことをお考えになっていたのか、何かたくらんでらっしゃるのか。明智様にはお気をつけください」、信長は心配しすぎだと、気にしなかった」
「何日かたって、信長が「昨日不思議な夢を見た。ねずみが牛を一頭平らげる夢を見た」と言った。蘭丸は「信長様、それは正夢です。信長様は丑年、明智光秀はねずみ年です。」と言ったが、信長は「正夢?そんなことはない」と相手にしなかった」
「結局、信長は天正10年に本能寺で、明智にやられるわけだけど、信長は攻められたときに「どこのものだ?」と蘭丸にきくわけだ。「明智です」と答えると「是非もない」というわけだ。おー蘭丸がそんなことを言ってたなあ」
 
「午年のやつ拍手してみ?いや、一回り二回り違いはいいって(笑い)」会場拍手。
「ねずみ年のやつには気をつけなさい(笑い)」
「俺は羊年なんだけど、犬に弱い(笑い)ほえられるからな。」
 
「昔の武将はいいこと言うな。寺沢広高、佐賀城を作った武将なんだけど。家来たちに言った」「「人と言うのははるか遠いところから見下ろされても腹がたたないが、2階から見下ろされれば腹がたつものだ」要は、城は遠くに作りなさい。ねえこの意味はわかるか?」会場反応薄いと
「俺のコンサートはバカはついてこれないぞ(笑い)」「山から見下ろされても腹がたたないが、2階から見下ろされると腹がたつ。ねえ、失礼なことをするんじゃないって言う意味だよ」
 
「伊達政宗」会場ついていけず失笑。。
「きちっとついてくるんだぞ(笑い)」「ある日政宗は、何十億とするような茶道の茶器を家来の前で割った。「殿、どうされました?」と家来が聞くと「聞けば、この茶碗はあまりに高価でびっくりした。今、割ったのは、値段にびっくりした、自分の小さい心を割ったのだ」。わかるか?」
千春・・・私はちょっとよく意味がわからない。。。ついていけない自分が悲しい・・・
「ねえ、昔の人はいいこというだろ?」
 
「愛する幸せと愛される幸せ。バランスが取れていればなんともないんだ。バランスが崩れると、悩んだり、苦しんだり、憎んだり」「愛される幸せと愛する幸せのバランスが取れることなんて、まばたきする瞬間あるかどうかだ」「その瞬間にかけるから、だから人を好きになるんだな。その瞬間は刹那。実に短い。」
「実に人間はかわいいなと思います。恋愛の歌を歌わさせていただきます」
 
10曲目「ひまわり」
加藤さんのピアノに今日もうっとりです。
 
「サビの部分で♪ひまわり、ひまわり♪って言うからなあ。お前らにも「ひまわり」って曲だなって予想がつくよな(笑い)。これで「あじさいでした」とか言ったら、え〜??ってねえ(笑い)」
 
「秋田の畠山鈴香容疑者、娘の彩香ちゃんの事件。どうしてあんなことになった?気にするのか?マスコミもおかしいよ。ニュースやスポーツ番組は演出はいらないんだよ。」「趣味悪いよな。今のTVのニュースは。橋の上から人形を落として、実験するとかやって。悪趣味だよな。視聴率さえよければいいのか?何でもするのか?」「それはお前たちの興味だろ」
「人の命は尊いことを教えるのがマスコミだろ。死んだ人をぼうとくしている。かわいい二人の子供の命をもてあそぶニュースはよくない(拍手)」
「俺はTV見てブツブツいうタイプだからな(笑い)。何で巨人はこんなに弱いんだとかな(笑い)」
「それとか、あれも腹がたった。北朝鮮、ミサイル実験とか言ってとばして」「日本国民はみんな覚悟しろって。政治家や役人に任せないで覚悟しろ」
「俺はこのあと戦車の免許取りに行こうかと思っているもん(笑い)」「やるんなら、やろうよ。侵略するとかじゃなくて、自分の国を守るためだ。覚悟はしないと」「あの日はさ、横田めぐみさんのご主人の記者会見があって、日本のマスコミはよばれていたんだよ。その朝に7発打たれたんだ。」「マスコミは抗議の取材拒否をしてこいって言うんだ(大拍手)」「何のためにマスコミは行ったんだ?向こうがセッティングした記者会見だぞ。その朝にドンドン打たれて」「「あなたの国から正義が出てくるとは思えない。取材はしません」(大拍手)」
「俺はさ、羽田に飛んでくるときに、テポドン飛んで来い!って思うもん。俺がそれでくたばったら、お前ら少しは考えるだろ。」「日本国中緊張感がないよな。」
 
「俺なんか、貧乏な家で、父さん、母さん(笑いが。。。)母さんは元気だけどね、どうしたんでしょって思うくらい元気だけど(笑い)、姉さん、弟。暗く生きてる弟と、足寄の人たちにガキの頃から世話になった」
「愛する人の幸せと愛される人の幸せ。」「次の世代の子供たちを愛しているか?子供は愛されていると思っているか?」
「一方的に愛していないか?愛情の一方通行ですよ。子供は少しも愛されていると思っていない」「自分の独りよがりだ。お前のためっていうけど、それは自分のためではないか?」「世間体だけで言ってないか?」「どこまで愛されたと思うかどうか」
「俺は貧乏だったけど、愛されたという実感ある。確かに万引きはした(笑い)」
「愛されたと思ったら、その人を刺すことは絶対にない。愛されたと言う実感がないから。彼らもそう思ったら、絶対に刺したりしない」「日本はバランスが崩れすぎた。何とかできるのは一人ひとり、お前たちの力だ。お前たちがしっかりすれば、バランスはよくなる」
 
「次はね「オロオロ」という地味な曲なんだけど(笑い)。どだい「現実」というシングルが暗いからな(笑い)」
「昨日、コロンビアの人が来てくれて、そのときに「秋にはテンポのある売れ筋の曲を作るよ」と言ったら「ありがとうございます」って言われてさ、ねえ。「暗い曲も千春さんらしくていいです」なんて言ってたのはなんだったのか?(笑い)」
「そんなときに愛されていると思うよ」
「オロオロという曲をきいてください」
 
11曲目「オロオロ」
 
「世間体とか気にする必要はない。ボロな服を着てても、ボロな家に住んでてもいい」
 
「携帯ができて、人と人とのつながりが希薄になったな」「昔は、付き合った女に電話したら、親とかでるじゃないか。そしたら、ここぞというときにしか電話かけられないもんな(笑い)」「当時、携帯があったら、どんだけの女とつきあっていたか(爆笑)」
「今のガキはこの時代を謳歌している。好きなときに好きな人に電話できるもんな。俺らの先輩の時代は手紙しかできなかったもんな(笑い)」
 
「30年やってきたねと言われるけど、俺も50よ。あと何年歌えるか?」「今のステージは、残りの人生すべてかけて歌ってる(拍手)」「ステージに残りの人生をかけて歌ってんだ。昨日、今日出てきたやつらと一緒にしてほしくない。負けるわけにはいかない。100年早いんだ(大拍手)」
「お前たちも子供たちや若い連中に何か言うときに「経験から言わせてもらえば」とか言うんじゃない。「残りの人生をかけて」そうやっていえよ(笑い)」「この人なんで、こんなときに命かけるんだろうとか言われてな(笑い)それくらいの気迫をもってってことだよ」
「自民党の総裁選もあるけどさ、俺もわけのわからない新党大地とか作らされて(笑い)。俺は地味にやるんだ。けど候補者が派手だから(爆笑)。」
「総裁選でいろんな候補者が出ると思うけど、安倍さんなんか「再チャレンジできる社会を」誰がチャレンジできた?」
「国民はチャレンジしてないじゃないか。権力の中枢にいる人だけしかチャレンジしてないだろ。それとか、ホリエモンとか村上ファンドとか」「国民はゼロ金利の中で税金だけ上がって、何が再チャレンジだ?」「だからお前はボンボンだっていうんだ」
「一握りの人だけだ。10年間でチャレンジできたのは。一般の人は何もなかった」「日銀総裁から、ここに100万出されたらどうですか?そんな電話もなかったよ(笑い)」「それでも黙ってる国民がけなげだよな」
 
「今までの歌は忘れていいけど(笑い)、これだけは覚えていってほしい」
「勝った者が正しいんじゃない。正しいものが勝つんだ(大拍手)」「日本はマスコミも含めて、儲けたやつが正しい。そんなふうになってしまった」「正しいものが勝つ世の中にするのが、構造改革じゃないのか?(大拍手)」
「尊敬できないやつには拍手するな。金にならなくてもコツコツ働いているやつに拍手しろ」
「今の人間、日本は正しいのに負けたと言われる人間がいる。そういうやつに拍手しろ。」
「俺は稼ぎっぷりは悪いけど、使いっぷりはいい(笑い)」
 
「人間なんて、座って半畳。寝て一畳。でかい家を建てても無駄なんだ」
「正しいものが勝つ。そういう時代にしなくては。だから俺は30周年歌い続けます(大拍手)」
「解散コンサートじゃないから(笑い)とことん歌うぞ(大拍手)」
 
12曲目「エゴイスト」
ラスト変えてきました。っていうか、ここ何本かはこの曲がラスト。でも、話の内容とあっているので、違和感はなかったです。
「輝く時代」も好きなんで、ちょっと残念だったけど・・・
 
歌い終わり
「30年ありがとうございました」と言い、深々と頭をさげた千春に大感謝です。
そして、千春は一度ステージを下りました。 19:57本編終了です。
 
アンコールの拍手のあと、再び千春登場。
 
13曲目「ナイトエンジェル」
客席はスタンディング。アリーナの前の方はだいぶ立ってましたが、なぜか私たちの回りはほとんど立つ人はなく
よく見えました。千春からもよく見えたかな?
 
続けて、
14曲目「流れ星」
 
「これからがアンコールです!!」(大拍手。歓声)
 
15曲目「恋ブギ」
いいですね〜この曲。これからアンコールの定番かな?
一度歌い終わってから
♪フ〜ウウ〜ウ〜♪という途中のところをみんなで歌えないか?ということになり、
練習してから、再度
16曲目「恋ブギ」(みんなで一緒に)
ここをあわせるってのもびっくりしたけど。会場なかなか一体となっていていい感じです。
とっても盛り上がりました。
そうそう。今回ももちろん、ステージ両端に譜面台ありました(笑い)
 
「今回ね、岡林さんとか加川良さんとか、先輩たちの曲をカバーしてます。」「先輩って言っても、さだや谷村は嫌いよ。あいつらもいい曲は作ってるけど(笑い)」「ねえ、ピーマンだって、いいピーマンもある。けど嫌い(笑い)。よけるよな(笑い)ピーマンの存在は否定しないけど」
「男子に言うけど、負けることを怖がらないでくれ。次にまた戦おうとする気がなくなることが怖い」「次、がんばれば終わることはない。負けたことは負けと認めればいいじゃない」
「ちなみに、私は負けたことはありません(爆笑)」
「男はどんなときも、女・子供を守りなさい。女は守られる誇りを持ちなさい。女を守るのは弱いからじゃない。愛しいからだ」
 
「車椅子でこられた方いると思うけど」ここで、車椅子の方がものすごく元気に拍手「元気のいい車椅子だなあ(笑い)」
「障害を持った方、チャリティとかよくやるじゃない。」「俺はここへきてわかった。福祉やチャリティというのは義務ではない。これは権利である」「義務と考えるから、憐れみとかをもつようになる。チャリティできるのは誇りと思えばいい」
「チャリティできるくらいの権利をもつ。それを奪い取ればいい」
「戦後我々は奪うことを忘れてしまった。平和も自由も与えられて。我々はもっと奪い取る権利をもつべきだ」
 
と話しながら、突然メンバーに「曲、何か言ってなかったね。丸山圭子の「どうぞこのまま」」と業務連絡。
会場に「どうぞこのまま」を知ってる人?とアンケート。会場かなりの拍手が・・・・
すると、またメンバーに「業務連絡!今日の年齢層高いです(笑い)」
 
「我々の中では、見られる方ですね(笑い)。まあ、加藤登紀子さんとか五輪真弓とかと比べると(笑い)」
「この曲ね、いやらしい歌だと思ってたんだけど、レコーディングしてみるとそうでもなかったなあ」
 
17曲目「どうぞこのまま」
正直この曲どっかで聴いたことあるなあ・・・くらいしか知らなかったんで、原曲がよくわからないんですが、
しっとりと歌ってくれました。
 
「昔の頃から俺のこと知ってる人はわかるかもしれないけど、雑誌なんかのインタビューで夢を語っていない」
「インタビューで「夢は何ですか?」と聞かれるのが一番嫌だ。」
「北海道の足寄で貧乏で育って、30年歌ってこれて、これが夢でなくてなんなんだ」「生まれたときから夢は始まっているんだ。今が夢なんだ。これ以上の夢は望みません。」
「この世に何の見返りも求めることなく、見返りを求めるからおかしくなる。恋愛だってそうだ」
「空が青い。日差しがいい。風が心地よい。気持ちいい。これ以上何の見返りを求めるんですか?」
「まさに夢の中を歩いている」
 
「春は大きなとこでやるけど、秋は県庁所在地、または中都市(笑い)を回る」「水害で大変なとこもある。」「新潟で、地震のあとコンサートをやったんだけど、来たやつに言った。金があるやつは金を出せ。元気のあるやつは元気をだせ。それで乗り越えるしかない」
「俺たちは木や葉っぱじゃない。人間は知恵がある。みんなで乗り越えることができるはずだ」
 
「ぜひ、お前たちは幸せになってほしい。このあとの人生幸せになって極楽に行ってくれ(笑い)」「俺は悪態をついて地獄にいくから(笑い)宗男さんを最後まで見届けなくちゃならないしな」
「地獄でまた夢が始まる」
「また、どっかで会えればいい」
 
「「大空と大地の中で」という曲をやるんだけど、歌詞が出るようになった(後ろのスクリーンに出てました)。ぜひ大きな声で歌ってください。知らなくても歌ってくれ。(笑い)」
「歌詞はお前たちのためだけでなくて、俺のためでもあるんだけど(笑い)」
「お前ら、俺のことバカなハゲだと思ってるだろ(笑い)。自分で何百曲も作ってれば忘れてしまうんだ。空だか山だか海だかなあ(爆笑)」
 
18曲目「大空と大地の中で」
みんなで歌いました。アリーナ全体でってけっこう迫力あります。
 
そして千春は「どーーーーも!」といってマイクをおき、再びステージを下りました。20:27
会場はアンコールの拍手ですが、けっこう帰り支度をして会場を後にする方も。。。
千春初心者?とか電車の時間?とかも思ったりして。客電もついていないのに、もったいないわ〜
 
そして再び幕があき、
19曲目「明日のために」
この曲も大好きなんで、うれしいです。イントロの部分だけで、ウルウルきちゃいました。サビの部分の熱唱は聞いている方も力が入るくらい。鳥肌がたつほどの熱唱でした。
いい曲ですよね。歌詞も曲も大好きです。
 
最後、千春は頭をさげて、ステージを下りました。さいたま2DAYSの終了です。20:35
エンドロールがスクリーンに、メンバー・スタッフの名前が映画のように流れました。
この演出なかなかいいですよね〜
そして完全に終了です。
 
初日・幕張に続いて、さいたまの二日目に行きましたが、本数をこなした余裕というのでしょうか?
MCも曲も初日の緊張はなく、とてもいい感じでした。初日は初日で味があるんですけどね〜
曲目も幕張とは入れ替わり。。。
私としては「愛しているから」と「明日のために」には完全にやられちゃいましたね。特に「愛しているから」は本当に好きな曲で。。。昔1991年だったかな、名古屋のコンサートに行ったときに、アンコールのリクエスコーナーで、リクエストして歌ってもらった思い出の曲なんです。(歌詞がわからないってワンコーラスだけだったけど)
だから、そのときのこととかも思い出して感動でした。
 
そして2部の最初・・・一度見ているのに、やっぱり泣いちゃいました。「旅立ち」には弱いなあ。。岩見沢で聴いたら、もっと泣いてしまいそうです。
 
満員のさいたまアリーナを、見事にひとつにして、感動させた千春はやっぱりすごいです。
あとは岩見沢1本ですね。当日お天気がいいことを願って。。。私も久々に北海道で歌う千春に会いに行きます。
あと1本、「残りの人生をかけて」がんばってステージ・・・期待しています。