2006年 8月13日  いわみざわ公園野外音楽堂キタオン
No 1   もるるんさんより  
 

2006.8.13 松山千春デビュー30周年記念コンサートツアー2006 「再生」  岩見沢公園野外音楽堂キタオン
 
久々の北海道のコンサート。そしてもっと久々に参加する野外のコンサート。。。記録を調べたら、1989年の「泉パークタウンサマーガーデン'89」以来でした。何だかそわそわ、ドキドキ・・・・
前日に実家に娘と一緒に帰り、当日13日の朝早く、私だけ羽田へ。。。朝8:00発のANAで千歳へ。飛行機は満席。家族連れも多く、お盆時期なんだなあという感じです。千歳から快速エアポートで札幌へ。。。暑い!暑い!
ホテルのチェックインが13:00〜だったので、札幌駅界隈をうろちょろと。私がよく北海道に遊びに行ってた頃とは、まったく変わってしまっていて、迷子になりそうでした。
お昼を食べてから、ホテルにチェックイン。とりあえず、シャワーを浴びて。。。くつろいで。。。いざ!出陣です。
 
まずテレビ塔で、札幌在住のお友達(今回は本当にお世話になりました・・ありがとうです)と待ち合わせをし、バスセンターへ。
そこで、もう一人の方とも合流。15:00発の直行バスで岩見沢に向かいます。
バスの中では、千春の曲がかかっているんだけど。。。なぜか超控えめなボリューム。もっと大きな音でも、誰も文句言わないのにね〜
 
そして、15:00過ぎに岩見沢着(バスは人数がそろえば出発だったんで、15:00よりだいぶ前に出発でした)。
私たちの目の前に飛び込んできたのは、、、人・人・人の列。。。え〜?これって何?この後ろに並ぶの?え〜??
 
係りの方に聞いたら、15:30から開場で、それを待つ列だとのこと。でもね〜14:00発のバスもあるわけですよ。だったら、15:30開場ってのは遅くないですか?特に、芝生ブロックは自由席だし、みんな前に行きたいじゃないですか・・・・
かくいう私たちも芝生のKブロック。でも「まあ、いいか〜」と木陰で列が動くのを待つことに。。。だって、開場の列は炎天下なんだもん・・・(~_~;)
 
しかし、列は進めど、次から次へとバスが到着するため、列の長さはどんどん増えていて。。。16:00過ぎに、とりあえず列につくことに。。。炎天下ズルズルと進みながら、何とか入れました。
 
入ったとたん、また、え〜??すごい人だ〜。それも芝生席に人・人・人・・・今日は何人入ってるの?って感じで。
芝生の前の方のブロックはもうびっしりでした。私たちは芝生の真ん中のKブロック。入り口側はびっしりだったけど、逆側はまだだいぶあいていて、そこにシートを敷いて席確保。太陽が照り付けて暑いです。
 
さてさて、ここで、トイレに行こうと思ったんですが、一箇所ある常設のトイレはすごい列、、なので、グッズ売り場や、屋台?出店?(ビールや焼き鳥、カキ氷などお祭りのようにたくさん出てました)側に設置されたトイレに行こうと・・・
しかし、そこも入場する人と、買い物の人と、またすごい人で。。。特に、出入り口(一応退場扱いになる)のチェック(オレンジのリストバンドが入場のしるしなんです)のところで、超混雑(~_~;)
で、結局、開場を待つ列の方にあるトイレに。。。こっちはすいてました。
もう、これだけで、すごく消耗してしまった。
 
ようやく席に戻り、腹ごしらえをしたり。。。友達を探したりとあわただしくすごしました。
ふっと見ると、芝生席は何だかのんびりしたピクニック気分。家族連れあり、カップルあり(若い方もそうでない方も)。。あと驚いたのが、男性の方が一人でいらしているのがけっこう見うけられたこと。あんまり内地ではないですよね〜
北海道の人たちって千春を本当に応援しているんだなあと、私もうれしく思いました。
 
と、前置きがすごく長くなりましたね。
 
17:40 場内アナウンス
17:45 フィルムスタート。屋内と違って照明が落ちないので、急に始まった感じでした。
スクリーンは、ステージ上と、両側に(芝生席の前ブロックと中間ブロックの間くらいかな)。。。
17:48 千春登場。黄色い帽子をかぶっていましたが、とって一礼し。。。
「30周年歌わせていただいて、ありがとうございます」
 
1曲目「君のために作った歌」(弾き語り)
え〜??変えてきた!!ギターを弾きだしたときに、ひょっとして?と、思ったんだけど、まさかこの曲でスタートするなんて。。
すでに涙腺が怪しくなったりして〜野外のステージに千春の声が響いていい感じです。千春もうれしそうです。
 
2曲目「初恋」(弾き語り)
おおおお。そしてそうきたか!!芝生席からは、ステージの後ろに岩見沢の広大な風景が広がって、とても気持ちがいいんですが、その風景にあったステキな歌声です。
 
あらためて挨拶をし、
「デビュー30周年を迎えました松山千春です」(大拍手)
「お前ら、よく来てくれたな!」「けっこう待ってるとき暑かったべ」ホントだよ〜暑かったよ〜
「俺たちはこっち側にいたからいいけどな、お前たちは大変だったね。日差しを受けて暑かったろう」
 
「芝生席!申し訳ない(笑い)」「チケット見てね、芝生席って何だろう?(爆笑)ねえ、そういう席でした(爆笑)」
「しまいには、後ろの方な、がけ崩れでもおきそうなところに座ってるしな」私たちのブロックもけっこう斜度があるなと思ったんですが、後ろのブロックはもっとすごいとこで。。。後ろのブロックも満員でした・・・
「最後までつきあってくれ」
 
「30周年でね、幕張から始まって・・・」と全国まわったところをあげ、「で、今日岩見沢だよ(拍手)」
「岩見沢、すごい楽しみにしてきた」「お前らにいいお知らせです!」「今日は体調がいいです(大拍手)」
 
3曲目「浜辺」(弾き語り)
照明が入る。風がだんだん涼しくなって気持ちよくなってきました。
 
「この辺はまだ序盤戦だからな。まあ、ギターに手間取ったりしたけどな(笑い)。気にしない!気にしない!(爆笑)」
「違うコードを弾いても歌えるんだから」
「キタオンな、岩見沢公園の野外音楽堂っていうんだけど、5年くらい前にできたらしいよ」「こうせつが、毎年フォークジャンボリーとかでやってるんだけどね。俺もちょっと出たことあるけど。出演じゃないですよ」「ねえ、あれはUHB主催か?俺はなんていってもSTVですからね。顔を出しにくいんだよな(笑い)」
 
「30周年ということでね、今日は全道各地、それとか全国各地から来てくれてな」「悪いな〜じき終わるから(笑い)」「ねえ、お前らも電車とかバスの時間もあるだろ」
「天気もちょうどよかったな。体調もいいし。ねえ、このままのかっこで芝生席に行って歌いたいよ(芝生席大拍手)」
「後ろの方、俺の姿見えるか?ただでさえ、米粒みたいな頭してるのにね(笑い)。子供連れの方、子供なんて「ピカチュウ!」なんてな(爆笑)」「スクリーンでかすかに見えるか?アップになるとすごいだろ(笑い)」「30年前はあんなんじゃなかった(笑い)私たちはだまされた(爆笑)」「どんどん人相悪くなるもんな。A級戦犯みたいだもんな」
 
「3本ギターありますが、1本目は丹頂鶴の絵がね」スクリーンにはギターのアップが・・・
「この黒いのはね、めったに弾かないんだけど」と言って、黒いギターを手にして
「これ、総ウルシ塗りです。手がかぶれるからめったに弾かない(爆笑)」「ここに龍が入ってるけど、俺の背中には入ってないから(笑い)。白いところは象牙です。すごいべ?金かけてるべ?(笑い)」
「このツアーでは、飾ってるだけだったんだけど、今日は春最後だからな。多少手がかぶれてもいい(笑い)」
ちょっと弾いて
「音色の違いわかるか?わかるやつ?」けっこうみんな拍手・・私はわからなかった(~_~;)
「おーーそうか、俺はわからなかったけどな(爆笑)」
 
「今日は、デビューしてからいろんな人にお世話になったけど、あらゆる人がかけつけてくれてな〜。楽屋に顔だしてくれて」「「おめでとう!」とか言って、手ぶらできてな(笑い)人間の道からはずれてるよな(笑い)」
「それとか、楽屋の裏で飯作ってくれてるのが、よしみっていうんだけど、ススキノでパオイズムヨシミっていう店やってるやつで」「最近、よしみがスープカレーを作ってね、大泉洋には負けない!とか言って(爆笑)」「ねえ、まだだいぶ差があるんだけど「いや、大泉洋の背中は見えた!」とか言ってなあ」
「よしみは最高でな。勝山よしみって言うんだけど、足寄の東二区に一緒に住んでて。俺より4つか5つ上じゃないか」「ある日、よしみが中学入ったころだよな。夜逃げするんだ」「リヤカーに荷物積んで夜逃げだぞ(笑い)」
「それから30数年たって、ススキノで店持って、うれしかったなあ」「人間あきらめちゃだめだな。自分でも相当苦労したと思う」「でも、がんばれば自分の店持ってなあ。うれしいな。同じ足寄の人間としてな〜」「けど、あいつは同窓会にはよばれないらしい(爆笑)」
 
4曲目「帰郷」(弾き語り)
北海道ってこともあるのか、千春がのびのびしている感じが伝わります。。。
 
「今日来てるやつで、この曲聴いたことがあるやつ?」会場ほとんどが拍手
ところが
「何で一番前にいて、聴いたことがないわけ?」「(芝生後方をさして)あの辺の席ならわかるけどなあ」
黒い漆のギターを後ろにして
「手がかぶれるからコレは終わり(爆笑)」
「今日は最終日でね、幕張とかと曲目も変わってきてるし。。まあ、幕張を聞いていないから言ってもわかんないんだけど」
「「君のために作った歌」は今日初めて歌ったしな」(拍手)
 
「今日はリハーサルやらなかったんだ。ねえ、お前らが入ってくる時間があるじゃないか。午前中からリハーサル?それは無理だもんな(笑い)朝11:00からなんて声が出るはずない(爆笑)」「リハーサルは昨日やりました」
「そしたら、この歌歌いたいとかな。。。スタッフに「曲数増えるけどいい?大丈夫?」とか聞いてな」(大拍手)
「ねえ、やっぱり暗くならないと照明とかきかないからな。俺、ズルズル引っ張るよ(笑い)」「その方が雰囲気でてくるべ」
 
「好きな歌があるんだ」
「お前ら古い曲が聞きたいのか?」会場大拍手
「新しい歌は歌うなってことか?」
 
5曲目「愛しているから」(弾き語り)
今日も歌ってくれました。うれしい(^_^)それに、千春もこの歌好きなのね〜私と同じだわ(*^_^*)
 
「これは、ゴダンというギターでね、ナイロン弦なんだ。クラシック系のギターだな。」「これは、俺でも音の違いがわかるもん(笑い)」
「元に戻すな。なぜかというと、ゴダンのほうが、こっち(丹頂のギター)より重いんだ」
 
「しかし、つくづく思うけどな。コンサートはボクシングと違って、判定とかないから楽ですよ(笑い)」「亀田もかわいそうだよな。まだ19だって言うのに。マスコミとかにのせられてな」「まあ、言葉遣いがわるいけどな(笑い)俺よりはいいけどな(爆笑)」
「どこまでやれるかやらせればいいんだよ。大人たちに翻弄されてるな」
「だけど、あれはいい試合だった。勝ったか負けたかといえば、それは負けてる(爆笑)」「そんなもん、最初から勝ちは決まってるんだもん。最後まで立ってれば勝ちなんだもん(笑い)」「一番、驚いたのが、画面上でな、亀田のお父さんだもん(爆笑)」「しかし、終わってから相手の方を一度も映さなかったもんな。すごいな〜」「解説者も亀田が負けたような解説してさ、普通なら「これは僅差の勝負ですね。採点でどうなるかわからないですね」とか言うのにな、言わないんだもん」「ねえ、終わったら解説者はあせってなあ(笑い)」
「大人の世界は悪いな。俺なんかそんな悪い世界に30年もいるんだから、俺も悪いよな」
「今日、宗男さんも来たけど、宗男さんはあれだけ世間を騒がせたんだから、地獄に行くだろうな(爆笑)」「それを擁護して、応援している俺も地獄だな(笑い)」「最後まで見守らないとな」
「お前らは天国に行け(笑い)。俺たちは地獄に行くから(爆笑)地獄で選挙してるかもしれない(爆笑)」「これだけいれば、間違って地獄に来るやつもいるかもしれない(笑い)安心しろ。俺たちが道案内するから(爆笑)」「それくらい謙虚にだよ」
 
「俺を30年前から知ってたやつ?」とアンケート。会場からは大拍手。
「おお。北海道だもんな。あの頃、うるさいくらいSTVで流れてたもんな。」
「じゃあ、今日初めてのやつ?」会場、パラパラと拍手
「やっぱりいるんだなあ(笑い)。世間知らずのやつ(爆笑)」
「30年歌ってきましたが、これもひとえに自分ひとりの力よ(笑い)」「微力ではあるが、みんなの支えがあったけど(笑い)」
 
「昨日、ロッテと日ハムの試合があってさ、不謹慎にもロッテのやつと飯食った(笑い)」「ねえ、今江とか西岡とかなあ」
「「千春さん、30周年なんですってね。」とか言ってくれてな「おお。お前らの生まれる前から歌ってるよ」」
「でな、プロはどんなことがあってもアマに負けてはいけない。プロならどんな汚い手を使ってもアマに負けてはいけない。何年かたったらお前たちにもわかるから。ねえ」
「仕事のプロ、社会人のプロだったら、子供にだって負けたらだめだ。ここぞと思うときには、どんな手を使っても俺はプロだということを見せてあげなさい。」「プロと呼ばれる人間が少なくなったよな。」
「これからも自分のめざした歌を歌っていきたい(拍手)」「30周年は通過点だからな。人間いつ死ぬかわからない。死神が来たら、俺は「はい!伺います」ってね(笑い)」
「いろんな意味でいさぎよくありたいと思います(大拍手)」
 
6曲目「現実」(弾き語り)
ここで、この曲ですか。なかなかいいですね。千春の声がすごくのびています。
 
歌い終わって
「ゆっくり楽しんでいってください」と言って、千春は一度ステージをあとにしました。
 
会場は、スクリーンに、千春ゆかりの方のメッセージが流れます。
ステージの先、岩見沢の風景が広がり、夕陽が沈みます。ものすごく雄大で感動的な風景です。
この日は雲が少しかかっていました。その雲と地平線との間に、太陽がだんだん顔をだし、一度丸くなった夕陽。
そしてそれが今度は地平線にだんだん沈んでいきます。夕陽は真っ赤であたりも少し夕焼け。
本当にきれいな夕陽でした。
スクリーンのメッセージを聴きながら、沈み行く夕陽をぼーっと見ていました。これだけでも今日来たかいがありました。
スクリーンは、喜瀬さんに続き、竹田さんとの思い出に。。。
 
今日は大丈夫・・・と思っていたけど、やっぱり今日も泣いてしまいました。竹田さんの言葉に弱いです。
「もう俺はいない。本当の旅立ちはこれからだ」・・・そして「旅立ち」のイントロ。。。
 
7曲目「旅立ち」
メンバーも入り、千春も熱唱です。会場もだんだん暗くなってきて、ステージの照明がきれいです。
間奏で会場から大きな拍手が起こり、「ありがとうございます」と。。。
 
続けて、
8曲目「銀の雨」
 
「「旅立ち」と「銀の雨」を歌ったんだけど、このくらいの曲だと、みんなも聴いたことあるって感じだろ(笑い)」「改めて歌わさせてもらって「帰ってまいりました」そんな気がするなあ(拍手)」
 
「竹田さん、36歳で死んじゃったんだけど、結局アマチュア時代も含めて2年ちょっとしか、仕事できなかったな。けど、中味のこい2年ちょっとだったな」
「俺、態度でかかったり、言葉遣いがわるかったりなあ、これは手なづけられたくなかったんだ」「足寄からでてきて、貧乏な家で育って、ギターだって、良生から教わって、そんな男が手なづけられはしない。どんな力にも手なづけられることはない。自分のやりたいことをやるだけだ」
「お前らにもいろいろ心配はかけたけどな」
「今夜は最高よ!」
「しかし、こっち(椅子席をさして)ねえ、こえだめみたいなとこ(爆笑)。こえだめに2000ちょっといるんだって(会場どよめき)」
「芝生の方は1万人以上いるんだなあ。こえだめの5倍だな(爆笑)」「しかも芝生(爆笑)」
 
「フォーク音楽祭の北海道大会な。俺、足寄から車できたんだけど、札幌まで運転したのなんて初めてで、会場が中島スポーツセンター。ゲストがチューリップとか風とか、あと審査員でかまやつさんとかいたな」「朝10時からリハーサルでさ、前の晩、道がわからなくて、今思うと、石山通りだったのかな、タクシーと衝突事故おこしてなあ(笑い)」「中央署で事情聴取よ。(笑い)」「夜中の2時3時までかかってな。俺さ、警察に泊めてくれっていったんだよ(爆笑)」「そしたら、悪いことはしてないから泊められないって言われてなあ。明日の10時にまた、事情聴取するから来てくださいってことになって」「10時からリハーサルがあるんです。と言ったら「誰に連絡すればいいですか?」って聴くから、「STVに連絡してください」って言ったよ」「したら、STVに警察が電話してなあ、10時から事情聴取だって。竹田さんにも電話いったんだろうな」「12時くらいに終わって、そしたら親切なおまわりさんが「道わかる?」わかったら事故なんか起こさないよな(笑い)」「そんで、パトカーの先導で会場にいったもんな(爆笑)」
「ねえ、その辺のものとは違うよ(笑い)」「そしたら、もうプロのリハーサルやっててな。竹田さんに「チューリップのあとにリハーサルやってくれ」って言われてな。「順番としてはそうだろうな」(爆笑)」
「そんときから態度はでかかったな」
「田舎もんは手なづけられるのが嫌なんだよ。肩書きとか権力とかにおとなしくついていくような人間になりたくなかった。」
 
「こうやって30年たって、みんなもいろいろ人生があってな」「東京とか、羽田にいくじゃない。そうするとファンの子が待ってたりする。みんなどんどん年をとっていく(笑い)。ねえ、みったくないのは最初からみったくない(爆笑)」「大阪も福岡もそうだ」「30年もたつと慣れたもんでな。いないと探すもんな(爆笑)」
 
「30年支えられてここまできました」千春は礼をして
 
9曲目「季節の中で」
会場はもうすっかり暗くなり、とてもいい感じです。
続けて
10曲目「長い夜」
芝生席もちらほらと立ってました。
 
「お前らも結構その気にさせるね〜(笑い)」「アンコールかな?と思っただろ。アンコールはどうすんのか?って。心配すんな。アンコールはアンコールでいくらでもあるから(大拍手)」
 
「「季節の中で」は、グリコのCMだな。あれは、三浦友和と山口百恵か?」「当時、俺は写真嫌いだったからな。魂抜かれるとかじゃないけどな(笑い)写されるが嫌だったんだな。カメラ見ないようにしてたしな。」
「CM出てくれって言われても絶対嫌だったな。でも考えてみろ。百恵と俺がやってればな(笑い)百恵は俺にほれるな(爆笑)すんなり一緒になったのかもな(爆笑)」「そしたら俺は引退なんかさせないよ。俺が家庭に入った(爆笑)」「そしたら今日もないよな。炊事洗濯で忙しい(笑い)」
 
「俺がデビューしたころは携帯とか、なかったからな。携帯はいかんな」「今は小中学生も持ってるもんな。」「格差社会?腹立つな。」「空港降りたら、オヤジがすぐに携帯出して「あ〜その件は〜」なあ。マナー悪すぎるよな」
「携帯なかったから、女との電話も大変だったよな。家に電話したら親父が出てガチャンとかな。宝くじ状態だよな(笑い)今日は誰が出るだろうってね(笑い)」
「メールで人と人との付き合いが近づいたか?好きになったら四六時中その人のことを考えてる。相手のことを考えているもんだ」「今は、携帯があるからな。「何してる?」って電話かければいい。かえって、電話に出なかったら不安になったりしてなあ。何回もかけたりな。これじゃストーカーにもなるよな」
「俺も恋愛してきた」「愛する幸せと愛される幸せがバランスとれたときが、一番いいときだよな」「一方が重くなると、悩んだり苦しんだりする」
「趣味はガキの頃から変わっていないよな」
 
「今日は楽だな。お前ら大体、道内だよな。お前らにいい言葉を使う必要ないべ。だべ(笑い)」
「「うるかす」って標準語だと思ってたけど、違うんだな(笑い)「うるかす」って水にひたすとかふやけることだよな。米をうるかすって水にひたすことなんだけどな」道民でない私は知らなかったです〜
「そんな話をしにきたわけじゃない(爆笑)」
「恋愛の曲を歌わさせていただきます」
 
11曲目「ひまわり」
声がすごいのびていて、ジンジンと響いてきます。
 
「「ひまわり」という曲を聴いてもらいましたが、サビの部分で♪ひまわり、ひまわり♪って言うから、タイトルが想像できるだろ。これで「あじさい」とか言ったらなあ(笑い)」
 
「照明がきいて、虫が集まる集まる(笑い)。こんな山ん中で、白い服着てれば集まるわな」「頭に虫が来るけど、止まれないんだ(爆笑)あ〜すべってるって(爆笑)」「俺は野外向きかもしれないな」
 
「恋愛の歌とか、北海道らしい歌、人生の歌とか、たくさん作ってきた。一番多いのは恋愛の歌だな」
 
「日本はどうなんのかと思うな。プールの事故とかあると見直そうとするけど」「マスコミや放送もそうだよ。子供にインタビューして「プールが使えないので残念です」とかを流す。何を伝えたいのか?」「尊い命を犠牲にしたんだから、点検するのは当たり前じゃないか。泳げなくて困ってる子供たちを映してどうするの?」「カメラを持ったお前たちが考えてみろ」
「畠山鈴香容疑者もそうだよな。「供述が二転三転しています」。それに翻弄されているのはお前たちだろ。バカなTV局が人形を使って川に流して、ここに流れましたって、ニュースで垂れ流して何を伝えたいんだ」
「報道っていうのは、道に報いるって書くんだ。人の道に報いるためにニュースに流すんじゃないのか?」「死者を冒涜しているよな」「命の尊さを伝えるべきTV局が、子供の命を冒涜するようなことを流していいのか」
「北朝鮮からミサイルが飛んできたよな」「話はかわるんだついてこいよ(笑い)」
「ミサイル7発飛んで来たけど、あの延長線上に北海道もあったかもしれない」「あの日、北朝鮮は、前の日から日本のマスコミを呼んで、キムヨンナムさん、横田めぐみさんのご主人という人の記者会見を開く予定だった。その朝にミサイル7発だよ。」「なぜマスコミは抗議の取材拒否してこなかったか?(拍手)」「明け方に7発飛ばした国から、正義の話が聴けるとは思わないって帰って来い(拍手)」「こんな状況の中で真実が語られるとは思わない。そのほうが拉致被害者の方も早く戻るかもしれない」
 
「要は覚悟しろってことだよ。役人や政治家に任せて、国民が覚悟しないからこんな国になってしまったんだ」「戦争はしたくない。戦争があっても、俺はとられないけどな。年齢的にな」「戦争はしたくない。けど、日本がどんな状況になっても、そういう決断をしたら、それに従う」「どこかの国が北海道に上陸したら、自分は突っ込んでいく」「守りたいもん。この大地は守りたい。この豊かさは守らなきゃ」「俺たちの2代、3代前の人が北海道に入ってきてなあ」
 
「男子!どんなことがあっても女を守りなさい。女は、男に守られる誇りをもて。男が女を守るのは、女が弱いからではない。愛しいからだ」
「こんなこというから、誤解される、千春は戦う気だよとかなあ(笑い)」「俺は、みんなに覚悟をきめてほしいんだ。どうするかという決断を一人一人がしてくれたならうれしいな」
 
「次ね、「オロオロ」という曲なんだけど、オロオロしましょうという話よ。服がボロボロでも、家がひどくてもいいじゃない」「人間なんて、座って半畳、寝て一畳なんだから、何百坪の家が必要か?」
ここで、急にお客さんに
「お前は、一畳じゃなあ(笑い)。どこから来たの?」札幌という回答に「帰りはジョギングで帰りなさい(爆笑)」
 
「金がなくてつらい思いをしてきたからわかってる。けど、金に興味ないからな。俺は稼ぎっぷりは悪いけど、使いっぷりはいいぞ(爆笑)」
「振り返ったら必要なものはなかった」「俺が作った歌でみんなが拍手をくれる。それがうれしかった。それで、ここまで歌ってこれた。」「松山千春が松山千春である限り、松山千春以上の歌手は出ない(大拍手)」「お前がお前である限り、お前以上の人生を歩けるものはいない」「世界で一番すばらしい人生を歩いてる、そう思ってくれ。障害があったって、それはお前じゃなきゃ味わえないんだ。これを乗り越えたら、俺が世界一だ、そう思えばいい」
「俺は少し思い込みすぎてるだけだ(笑い)思い込みが強いね、俺は。「オロオロ」」
 
12曲目「オロオロ」
だんだん、外は寒くなってきて、私は1枚上に着ました。開場前の暑さがうそのようです。
 
「デビューしてすぐに竹田さんが亡くなって、俺は報告する人がいない。あとはお前たちに聞くしかない」「俺はフォークシンガーとして間違っていないか?フォークシンガーとしての王道を歩いているか?」会場拍手
「ねえ、芸能界、客に聞くようになったらおわりよ。(爆笑)先が見えたな(笑い)」
 
「自民党の総裁選挙あるけどな。安倍さんがなるんだろう。総理になるから」「「再チャレンジできる社会を」俺は聞きたいよ。再チャレンジか?バブルがはじけてから誰がチャレンジした?」「政界、財界がつるんで、こんなファンドや儲け方がありますって」「国民に痛みを伴う改革とか言って、ホリエモンとか村上ファンドとかを生み出して、何が再チャレンジだ(拍手)」
「1度でも国民にチャレンジさせてくれたか?」
「ねえ、急に演説会になったな(笑い)。チケットに「松山千春大いに語る」って書いてあったろ(爆笑)」
 
「WOWOWとかで使うんだろ?俺のしゃべりはほとんど使えないからなあ(笑い)危険すぎるってなあ(笑い)」「けど、どんな権力を持っても俺の口はふさげない(笑い)」
 
「たった1回の人生歩いているんだ」
「デビューの頃から、取材とか嫌だった。最後に必ず「あなたの夢は?」と、聞かれる。俺はほとんど語っていないと思う」
「北海道の半年雪の中の足寄で生まれて、真冬にはー30度になる。父さん、母さんがんばったけど、貧乏で。そんな男がギター持って全国をまわってる。」「今が夢なんだ。これが夢でなくてなんなんだ」
「生まれたときから夢は始まってる。お前らもそうだぞ」
「俺は出てきただけでありがとうだ。すべてが夢だな」「今夜は最高の夢を見ているんだろう」
 
「これだけは覚えて言ってくれ」「勝った者が正しいんじゃない。正しいものが勝つんだ(拍手)」「金にならなかったら負け組か?」「小泉さんに言いたい。本当の構造改革は、正しいものが勝つ世の中にならなきゃいけない(拍手)」「正しいのに、負けてる人がたくさんいる。それにはお前らの力が必要よ。尊敬できない人に拍手をするな。がんばってる、埋もれてる正しい人に拍手しろ」「そしたら、子供たちの見方も変わる」「コツコツと働いている人に拍手しろって。そうすれば日本は明日からいっぺんで目が覚めるって」
 
「30周年のコンサートですが、初めて来た方は、いつまでしゃべってるんだろうってねえ(笑い)。大丈夫です。しゃべり疲れたら歌うから(爆笑)」
 
「フェアであってほしいね。今日も車椅子で来た方もいる。障害を持ってる方もいる」「段差をなくせばすむのか?横断歩道に音の出る信号機をつければすむのか?」「本来、そんなもんいらない。手をさしのべればいい。金ですませようとするからおかしくなる」
 
「コンサートにきてくれる車椅子の方とかね。あれは長崎だったかな。車椅子の人が、感激してね。けど、「うーー」という声しか出ない。それがやたら響くんだ」「最初俺もわかんなかった。不気味な音がするなあとか思ってた」「1部が終わって、わかって次な「会場のみんな、彼は感激すると「うーー」とそういう声が出る。けど、わかってくれ。彼は今、人生を謳歌している。彼が今生きてる証なんだ。みんなわかってくれ」「そしたら会場のみんなもわかってくれて、「もっと声出してくれ!」ってな。同じ時代を生きているんだから。なんの変わりもない」
 
「もし、車椅子のやつ。お前に走れとは言わない。走りたいなら言ってくれ。俺がおぶって、風を感じさせてあげるから」
「お互いないものねだりの人生なんだから」
「そんな夢のような人生を、これからも1歩1歩歩いていきます」「そして、お前たちのプライドが傷つけないようなフォークシンガーとしてこれからも歌っていきます(拍手)」
「今夜たくさんの方々きていただいて、それでは、フォークシンガーとはどういう歌を歌うものか、おい、みんな聞いてやってください(大拍手)」
 
13曲目「エゴイスト」
今回もこの曲です。熱唱。熱唱。感動です。
 
歌い終わり
「どーーーーーーも!」と言い、深々と頭を下げ、千春はステージを下りました。20:00です。
 
アンコールの拍手のあと、再び千春登場。
 
14曲目「ナイトエンジェル」
感動的なくらい、芝生席は総立ちです。一人で来ているお父さんも、家族連れもです。
芝生は傾斜があってなかなか立ってるのに力がいるのに、みんな立って千春と一緒に体を動かして。。。これだけでも私は感動!!こんな光景久しぶりかもしれないです。。
続けて、
15曲目「流れ星」
歌い終わると大歓声です。
 
「いよいよアンコールの時間がやってまいりました。」「今年の春夏は最後だから、声がかれようが精一杯歌います」(大拍手。大歓声)
 
16曲目「恋ブギ」
ますます盛り上がる会場です。さすがにアリーナでないので、両端の譜面台はなかったですが。。。。
 
「時間大丈夫か?」会場は大丈夫〜!!と声。
「お前たちが大丈夫なら俺はいくらでも歌うよ」(大拍手)
 
「あのな、そのままでいろよ。自分の席は動くなよ。なるべく俺はいろんなとこで歌うから」会場大拍手。とくに芝生席大拍手。
 
そして、「恋」のイントロが・・・スクリーンに歌詞が出て会場笑いです。
 
17曲目「恋」
そして、譜面を手に歌いながら、会場に下りてくれました。まずは椅子席の通路を芝生席の方に、向かって歩いてくれて。。。
係りの人も何名かついて大変だけど、一生懸命歌ってくれました。
もう、この姿だけでウルウルです。そして、2番の途中で芝生席の前の通路まで・・・・みんなに感謝するように動いて歌ってくれました。芝生席はもう騒然です。(意外にステージにいない方が見えなかったりもするんですがね・・・私たちの席の場合)
でも、千春は客席でホントに熱唱です。
 
「ありがとうございます」と挨拶。千春が近いです。
「次は「大空と大地の中で」という曲をやります」客席大歓声、大拍手。
「みんなな、(スクリーンをさして)あそこに歌詞が出るからさ、あれはお前たち用でもあるけど、俺用でもあるからさ(爆笑)」
「思い切って一緒に歌ってください、「大空と大地の中で」」
 
18曲目「大空と大地の中で」
千春はまだ芝生席の通路で。。みんなが歌うのをリードしてくれて・・・
私は一緒に歌えなかった。もう、涙があふれて、声がまったくでなかったんです。ずーっと泣いてました。千春の姿を目で追うのが精一杯で。。。私たちに感謝を伝えるために、客席にまで下りてきてくれた千春がうれしくて、感動して、本当に涙が出てしょうがなかったです。実は今これを書いてるこの時点、また涙があふれてます・・・
そして、千春はまた歌いながら、椅子席の方に戻り、ステージに戻りました。
 
「後ろの方もありがとうございました」
ここで、一人の女性の方がお花を持って、ステージに駆け寄り、千春もそれを受け取りました。そしたら、その方、色紙か何かにサインを要求したようで、千春もサインを。。。「さだまさし〜」とか言いながら。
ちょっと、びっくりしましたね〜こういうのっていいんですかねえ?
 
「会場が広いなってのがよくわかったよ。階段上ってきたら、朝日が昇ったような感じだな(爆笑)。照明も考えろっていうんだよな。俺も上りながら嫌だなってね(爆笑)」「ホントに楽しかったです」
「精一杯時間がある限り歌わさせていただきます」
 
19曲目「人生の空から」
そして千春は「ありがとうございました!!どーーーーも!」といってマイクをおき、再びステージを下りました。
 
え?ちょっと意外。カバー曲もなかったし。。「人生の空から」で終わるってのも意外でした。
会場はアンコールの大拍手です。これがそろっていい感じ。今回、野外でうちわを持ってる人が多いんで、拍手も大きくそろうんですね〜
 
そして、メンバーが再度登場し、イントロを・・・千春も登場。場内われんばかりの歓声と拍手です。
登場して「ありがとうございます。最高の30周年をさせていただきました。ありがとうございます。」
「俺はがんばるよ。お前たちもがんばれよ!ありがとうございます」と大きな声で叫び、
 
20曲目「明日のために」
みんな立ったままで聴いてます。この曲、大好きなんで、またウルウルです。
「千春、ありがとうを言いたいのは私たちの方だよ。ホントに千春、ありがとう!!30年おめでとう!」という気持ちで聞き入ってました。間奏でも会場大拍手。
そしてサビの部分の熱唱では、また涙涙でした。涙腺が完全にやられちゃってましたね〜
 
「気をつけて。最後までありがとうございました。元気で!元気で!ありがとうございました〜〜〜!!!」と叫び、マイクをおき、千春は頭をさげて、ステージを下りました。
エンドロールのスクリーンは今回は、メンバーと千春だけでした。
 
そして、演奏が終わると同時に、会場の左手から花火が・・・・場内大歓声です。すごくきれいだった〜
なんか、うれしかった。千春の30周年を祝う花火です。数は少なかったけど、晴れた夜空に本当にきれいでした。
 
コンサートが完全に終了し、椅子席の方から規制退場となりました。芝生席の退場時はやっぱりすごい混雑でした。
バスの乗り場も大混雑。札幌行きのバス、いつ乗れるんだろうと思ったら、大混雑だったのは岩見沢行きのほうで、札幌行きは案外スムーズに乗れました。コンサートの感動に浸りながら、札幌に戻ったのでした。
その後、一緒に行ったお友達たちと夕食を食べ、日付が変わってからホテルに戻りました。。。
 
とにかく、行ってよかった。本当に行ってよかった。千春のコンサートは毎回感動してますが、こんなに心の底から泣くくらい感動したのは、久しぶりかもしれないです。
アンコールで、会場に下りてきてくれた千春を見たときに、涙があふれてたまりませんでした。千春の優しさや感謝の気持ちが伝わってうれしかった。
「愛する気持ちと愛される気持ちがバランスが取れている瞬間が一番いい」と千春言ってましたが、岩見沢のコンサートは「千春がお客さんを思う気持ちと、お客さんが千春を思う気持ちが、ものすごく高い位置でバランスが取れてる」最高の瞬間だったと思います。
千春、本当にありがとう。そして、30周年おめでとうございます。
秋のコンサート、新たな第一歩。また40周年、50周年までついていきます。
すばらしい感動的なコンサート、ありがとうございました。
 
追伸:少しの時間だけでしたが、会場でお会いできた皆さん、本当にありがとうございました。同じすばらしい時間を共有できたことに感謝します。また、どこかでお会いしたいですね。。。