2008年11月21日  仙台サンプラザホール
No 1   TONTON&PAOより  
 

 2008.11.21 金曜日   仙台サンプラザホール

 曲目 本 編 1 
        ・足寄より・アクセル・季節の中で・雪・我家
        本 編 2
        ・DON DON・春夏秋冬・君は花・思ひ・自分らしく
        アンコール
       ・冬がやってきた・長い夜・時のいたずら・大空と大地の中で 
 
    アンコール2
     ・激情
 

♪ 足寄より ♪

首を絞めたような声での『ちはる〜』歓迎を喜んでくださいました。
6月25日ご迷惑をおかけしました。またステージに戻ってきました。秋は仙台しかコンサートがない。秋田、山形、青森、盛岡、福島各県の皆に『松山は元気だった。』と伝えてほしい。
ご自分のこともさておきながら、6月14日の地震の御見舞いもいただきました。

♪ アクセル・季節の中で ♪

数少ないヒット曲を3曲目で歌ってしまった。後は知らない曲が続く。広島では、♪アクセル♪で歌詞を間違えてしまった。“真っ青な空の下、ちっぽけに浮かぶ船”の歌詞を“ちっぽけに沈む船”と歌ってしまった。船を沈めてはいかん。

今回は、まっ黄色な衣装。さぞ趣味が悪い。黄色いジャケットも探したが、茶色になったとのこと。これから熊狩りにでも行くようだべ。マタギみたいだべ。

春、仙台では5月にコンサートをやった。その後、大阪、鹿児島でコンサートをやって次の日ゴルフの予定をしていた。
雨だったので移動日に変更し、福岡、福岡のコンサート。出来なかったゴルフを次の日やった。几帳面な0型です。
その後、大阪へ飛んで、アサダさん宅で飯を食ってた。食ってる途中“クラッ”ときた。だんだん心臓が苦しくなってきた。そのうちどんどん目がかすんできた。“まずいな。”と、マネージャーさんの元さんに救急車呼ぶよう言ったそうです。元さんは、『大丈夫ですか?』と言われたそうで、大丈夫でないから救急車を呼んでくれといってるだろう。大丈夫だったら呼ばない。と。『松山千春さんですね。』と救急隊員に確認され、『担架に横になってください。』と言われ、いや、横にはなれないと言い張ったそうで、座った状態で担架に乗って、微妙な揺れを感じながら救急車に乗り込んだ様子でした。救急隊員の方々は意識を確認することも含め、『誕生日は?』と聞かれたそうです。
30年12月16日、いて座です。とお答えされたそうです。
病院について、お医者さんから『同意書にサインをしてください。』と言われたそうです。サインならマネージャーがやっている。普段やってるのはあいつだ。サインはあいつに任せているんだから。ですって。
気がついたら、集中治療室。心臓の血管が何箇所か詰まってます。どうしますか?あさって三重でコンサートがあるんですが・・…。『行けません。』その後の東京は・・・・・と言ったら、『松山さん、自分のおかれた状態判っているんですか?』と叱られたそうです。
その後、札幌に帰って、どこの病院がいい?と方々聞いたそうで、北大?旭川医大?と言っているうち、大野病院へ行かれたそうです。
治療には、2つの方法がありますと説明され、胸を開いて、バイパス手術をする方法とカテーテルを入れる方法(詳しく説明いただきましたが、皆さんは医学書で確認してください。)復帰までどれくらいかかりますか?と聞いたところ、カテーテルだと半年、手術だと1年以上と言われたそうで、カテーテルにしたそうです。(胸を手術して)塞がらないで、歌っているうち“パカッツ”と開いたりしたらイヤだろう?ですって。
様々に検査をして、本当の時は股の動脈からカテーテルを入れた。今の医学は進歩している。オー来た、来た。と入ってくるのが判るんだそうです。
ステントを5本入れたそうで、“医者がまけてくれた。”ですって。いい経験をさせてもらった。とおっしゃってました。
お医者さんには禁煙をするよう言われたそうです。が、千春さんはこう言ってました。タバコ農家の方々がどれほど困るか。これからもずっとすい続けます。けど、先生にも、『タバコをすったら殺します。』とも言われたそうで、禁煙していただきたいですけど・・・・・どほどにね。
今度は、糖尿病の治療で別の病院に入院したお話です。心臓で入院した大野病院の看護師さんはピシッ、とキビキビなのに対して、糖尿病で入院した病院の看護師さんは、お前が糖尿病だろう?という方がいらしたそうです。『松山さん、お食事の時間ですよ。』と出されるのは、野菜ばっかり毎日。たまに肉が入っている。そのお肉は、誰か1回噛み砕いたようなパサパサなやつだったそうです。にんじん、ピーマンがこの世になくてもいいのに。と子どものセリフみたいですね。人間不思議なもので、3日たつと、今日の晩御飯は何だろう?となる。キャベツでも、アッいたいた。パセリ、ほうれん草だ。となるそうで。かなりの野菜嫌いなのでしょう?
また、インシュリンを打っているんだそうです。毎日自分で打たなければならないんですが、看護師さんは千春さんに対して幼稚園児に教えるようにお話しするんだそうです。これから注射をするのは何ですか? 
「ヌボラビソト(?)です。」『何単位ですか?』「6単位です。」と答える。自分でも情けない。これからも摂生して一曲でも歌っていたい。
足寄町100周年、復帰してから町民の皆さんの前でコンサートをやった。知ったおじさん、おばさんを前に・・・・
寒いところですが、私の育ったふるさとです。と

♪ 雪 ♪

今日は、1部、2部と分かれている。いつまでもマタギみたいな衣装を着ているわけではない。

大阪で、点滴やら採血の時、看護師さんに、『松山千春さんだと思ったら手が震えます。』と言われたそうです。
「さだ(まさしさん)だと思ってさっさとやって。」とお願いしたそうです。

次は、糖尿病で、眼底出血の検査をした時の話です。『目薬をさすとまぶしくなりますから』と言われ待ってもまぶしくならない。いきなり瞳孔が開いてまぶしくなると説明を受け15分待ったが何も変化がなかった。また、目薬を入れて、15分待ったがまぶしくならなかった。『松山さん、生まれた時から瞳孔が開いてました!?』と言われたそうです。

また、胃カメラの検査の時。胃カメラやるぐらいだったらタバコをやめる。とまで言ってました。麻酔をしてやることを告げられたそうで、『ぜんぜんわからないうちに入りますから。』と説得され、腹を決めて検査することになったそうです。気がついたらもう検査は終了。「全然だいじょうぶじゃん」と思っていたら、麻酔科の先生が、物腰低く『松山さん、目覚めてますか。』と病室に見えられたそうで、千春さんは、?????『イヤ、麻酔から醒めないかと思いましてね。5倍入れましたから。』と言われたそうで、様子を見に来られたんだそうです。

足寄のコンサートの前日、町立病院に行った。看護師長に同級生のミチコさんが勤めておられ、明日コンサートだから景気をつけに点滴でもしてもらおうと出向いたそうです。ミチコさんは『松山君大丈夫、病院で一番上手な看護師さんにやってもらうから。』と言って行かれたそうです。こられて方は、年頃40、2、3(才)位。暗がりで見れば、40、5、6(才)位。真っ暗な中で見れば60、7、8(才)位・・・・・・・?????の看護師さん。
『ちょっと痛いですよ。』 ウーーーずっと痛い。と千春さんは感じていたそうです。『(血管が)逃げてく、逃げてく。私じゃ出来ません!』とさんざん射しといてやめられたそうで。ミチコさんに『私でいい?』と聞かれ、最初からお前でいいんだよ。と。最初からつぼを知っている。好みも知っていると。お褒めの言葉でした。

日本は貧しいところから豊ではなく、いやらしい国になった。貧しさといやらしさは違う。貧しいのはいくらでも耐えられる。けど、いやらしさには耐えられない。日本の政治家が、国民をいやらしくしてしまった。そんな制度は反対だ。けど、どんなに貧しくなろうともいやらしい歌は歌いません。

♪ 我家 ♪

倒れて入院された時、おふくろが心配して元(マネージャーさん)の所へしょっちゅう電話をしたらしい。回復室から出た千春さんへ元さんは、『お母さんが』すごい心配してました。すぐ電話してやってください。』と言われ電話をしたそうです。お母さんは、『おまえ、毎月決まった日にお金を振り込んでいる女の人いない?今月はいいですからって電話があったんだけど。』そんな女はいないよ。と答えると、プッツリ電話を切られてしまったそうで、オレの体のことは心配してくれなかった。と寂しがっていました。

オレに向かって『バーカ』っていったやつがいる。東京で、タツ、丸山、夏目と遊んでいたらオレにため口ついた。
夏目!と。夏目さんは、『すいませんでした。』と言ってましたが・・・・・・こいつ、(ステージの夏目さんを見
ながら)椅子がほしいって言うんだ。座っても変わりないのに・・・・・サイドのお客さん(見切り席の皆さんを言っています。)が見えない。いかにメタボかわからないだろう。と夏目さんを千春さんの横に呼んで二人並びました。
この関係なのに(夏目さんのメタボ)なのに、私は『バカ』と言われた。と夏目さんの登場でした。

♪ 春夏秋冬 ♪ のさびの部分を皆で歌う歌の練習です。

丸山さんのお手本です。途中歌詞を間違えちゃってました。会場全員でです。千春さんから、アコギ引ける奴いる?
今度は夏目さんが歌います。2階席3階席の皆が歌います。シンセできる奴いる? 昨日あたり皆で集まって練習した?と

♪ 君は花 ♪

女は気高くあってほしい。いくつになろうが。オギャーと生を受け自ら穢れることはありません。もし、穢れるとしたら男だな。いい女が見なくなった。めっきり。男らしい男がいないから。男が男らしく生きれば、女は女らしく生きられる。男が男らしく生きてくれないから、女は男らしく生きている。気高く品欲、男は男らしく。大人は大人らしく。政治家は政治家らしく生きていく・・・・・
小泉政権が大っ嫌い。北海道に帰って新党大地というこそくな手をつかった。・・・・と政治のお話。経済のお話。

♪ 思ひ ♪

オギャーと生まれて一度たりとも自分自身を疑うことはなかった。お前ならやれる、出来ると疑ったことはなかった。
皆それぞれ生活環境が違う。その道は他の誰も歩けたか?お前だから歩けた。何とかしのいでこれたんだろう。こんな面白い人生他のやつに歩かせたくないだろう。なら天才だって。疑うな、お前にしか出来ない。
松山千春は天才です。

♪ 自分らしく ♪

・・・・・・・・・・アンコール1幕・・・・・・・・・・

♪冬がやってきた♪
♪長い夜♪
♪時のいたずら♪
♪大空と大地の中で♪

・・・・・・・・・・アンコール2幕・・・・・・・・・・

♪ 激情 ♪ 

で幕となりました。
                             TONTON&PAO