2010年11月18日  東京国際フォーラムホールA
No 1   もるるんより  
 

2010.11.18 「慕う」 東京国際フォーラムホールA
 
東京2daysの楽日です。前日も素晴らしいコンサートでした。本日はどうでしょうか??
 
コンサート前お友達とお茶しながら。。。セットリストの予想などを。。。
東京初日は、市原とは本編が半分変わってました。びっくり。さて、二日間同じだとは思わないし変えて来るでしょうね〜
 
本日の席は、1階28列の思いっきり右側(夏目さん側)です。
昨日よりは少し前だけど、でもやっぱりフォーラムは広いです。
 
照明が落ちると、いつものように、千春への声が飛びます。
幕が開き、メンバーの演奏から、千春が登場。
 
 
1曲目「ピエロ」

お?市原と同じだ。
いきなり歌詞を間違えて、歌詞カードを2度見する千春がなかなかかわいい。
声の調子はなかなかいいです。前日の1部はイマイチな感じで心配だったんですが、今日は絶好調のようです。歌い終わると会場大拍手!!
 
まずはあいさつ。

「昨日が初日、今日が千秋楽というね」(笑い)
毎回、東京はこのあいさつからですね。

「昨日と違って今日は1曲目「ピエロ」をもってきました。」「一部歌詞が違ってました。気にしなくていいから」(爆笑)
「歌詞カード見ながらも間違えるというね。その辺が2流3流とは違う」(笑い)

「昨日は忘れられないコンサートになりました。今日はさらに素晴らしいコンサートをお届けしたいと思います」(大拍手)

「後方、2階席の方、お元気でらっしゃいますか?」「これ、国際フォーラムは広いからね」「一番前の連中がわからないでしょ。2階席ののむなしさは」(笑い)「距離は遠いし、見えるとこはここしか見えないしよ」(笑い)
「心配するな。相変わらず人相は悪い」「しまいにはこんな姿形になってしまって、けど、俺は公平な髪型してるから。360度どっから見ても同じ」(大爆笑)
 
今、来た人に
「いらっしゃいませ。ねえ、まさかこんな前の席だとは」(笑い)
「いろいろ事情があったと思うんですけどね。ねえ、2階もみんなで心配してたんですよ」(爆笑)
「1曲目は「ピエロ」でした。けど、歌詞間違ってしまってね。聞かないでよかったです」(大爆笑)
 
「いいか、お前たち1曲目のことは忘れろ」(爆笑)
 
「33年歌ってきましてね」「お前たちの中で」といいかけて、急に
「お前、2列目でオペラグラスでみるんじゃない」(大爆笑)「俺の毛穴までみたいのか」(爆笑)
「そーいうのあーいう席(2階の方をさして)の方々が見るんだよ」
 
「今日、初めて松山千春のコンサートに来たやついるか?」さすがに少しだけど拍手
「まだ、いるんだよ。こういう世間知らずが」(爆笑)
「本当の歌を聞いたことないんだな。いけませんね〜今日はとくと聞いていただきましょう」(大拍手)
 

2曲目「抱きしめたい」
 
続けて

3曲目「麗」
 
あ!市原とまるで同じだ。
声がホントによく出てます。この曲の中道さんのピアノが大好きです。
 
「「麗」はね、アルバムの中にひっそりとあるんだけどね。コンサートでめったに歌わないし」「今日初めて来た人は、幕が上がって3曲いずれもしらなかった」(笑い)
 
「ここ数年ヒット曲もなく」(笑い)「いや、笑い事ではないんだって。レコード会社の連中が青ざめてるんです」
「昨日、コロンビアのやつがきてさ「千春さん、いいコンサートでした。どうしてコンサートは満員なのに、レコードはうれないんでしょう」(笑い)それは俺の責任じゃないだろう。お前たちのせいじゃないのか?」
「千春さん考えてみてください。千春さんがコロンビアに来てから「君を忘れない」以来ヒット曲がないんです」(爆笑)
「確かにそうかもしれない。けど、俺だって一生懸命がんばってるんだ」
「「来年35周年ですね」(会場拍手)いやいや、本当は満34年なんだけど、レコード会社はむりやり35年にしたがる。ねえ、飲み屋の周年じゃないんだから」(笑い)
「「何か企画してるんですか?」あるわけないだろ。何もない。曲が売れてるわけでもなく」
 
「こっちは2年半前にね、心臓で倒れて」「心臓の回りの血管が細かったり、ボロボロだったりでね。ステントという小さな金属を5本入れてる」

「今年、札幌の大野病院で定期検査をやったんだ。山下先生っていう立派な先生なんだけどね」「検査したら、「どうも血管1本怪しいのがあります。CTやレントゲンではちょっとわからないんで、カテーテル入れて造影剤を流してみないとわかりません。もし、詰まってたら、薬にするかステントを入れるかどちらかにしたいんですけど」「先生がおっしゃるんだったら、そうしましょう。」ってカテーテルを、動脈、こっから入れるんだよ」

太ももの内側に入れると、身振りをつけて話す千春に、みんな思わず見たら
「見たってダメだよ。」(爆笑)
「動脈から、カテーテルを入れて、医学はすごいぞ。血管に入れて、造影剤を入れるんだ」
今「医龍」でやってますよね。思わず黒木先生を思い出してしまいましたよ。
 
「全身麻酔でないからね、局部麻酔だから意識はあるんだよ」「先生がさ「あ!千春さん、1本詰まってますね。薬にします?ステントにします?」俺、こういう状態だからさ「先生が思うほうでお願いします」「私としては、ステントがいいと思うんですが」「どうぞ。それでやってください」(笑い)「ステントでいいですか?」あれ、確認とるんだな」(笑い)「そしたら「ハイ!ステント1本追加!」居酒屋じゃないんだから」(爆笑)
「ステントが6本になったな」
 
「そんで、医者から言われているのが、100メートルダッシュはだめ」
「ねえ、お前らね、アンコール、昨日だって急に立って「千春!千春!」とか言っちゃって」「お前らはアンコール飛び跳ねられていいけどさ、俺は着地しようとしたら、ずーっと上まで着地することなくね」(笑い)「お前らみたいにはしゃげないんだって。髪の毛だってはしゃげはないのに」(爆笑)
 
「それでさ、俺は糖尿病もありますからね。脱水症状はいけないんですよ。今年猛暑だったろ。一番心臓に悪いんだよ」「こまめに水をとりなさい。だからちょくちょく水を飲んでます。歌ってるときには耳からとってます」(笑い)「ねえ楽しみにしてください」
 
「それと医者からはEDだといわれてます。ねえ、こっちはいいんだ。女はいい。次は男にいこうかな」「俺の場合、心臓病だからAEDのお世話になるかもしれない。だから私はEDからは離れられない」(笑い)
 
「唯一の楽しみは、タバコだな。日に3箱」会場からえ〜という声多数
「え〜じゃないよ。(笑い)タバコはほとんど税金なんだぞ。60何%が税金。値上げしたって、大体税金で持ってかれるんだから」

「今日はいい機会だ。俺と同じようにタバコすってるやついるか?」「じゃあすわないってやつ?」
圧倒的にすわない人の拍手が大きかったです。
 
「ねえ、勝ち誇ったような拍手しやがって」(笑い)
「お前たちが吸ってくれれば、37兆しかない税収がねえ。日本は37兆しか税収がないのに、それなのに、94兆という国家予算組んでるんだ。毎年赤字を国債で埋めてるんだよ」「だから俺は無理してでもだぞ(笑い)「元、タバコ!」38兆いったか?」(笑い)「タバコを吸うのは国民の義務だぞ」
 
「それと、楽しみはさ、血のつながってない甥っ子がいるんだ。今、2歳」「血がつながってないから、話はややこしいんだけど。これ話始めたら2,3時間かかる」(笑い)
「今2歳でレオって言うんだけど、かわいいんだ」「俺、赤ん坊とか犬、猫って好きじゃなかったんだ」(笑い)「いや赤ん坊と犬猫一緒にするなってことだろ」
「お前たちにもさ、赤ちゃん抱いて写真とってくださいとか言われてもさ、落としたらどうしようとかな、すげえ、赤ん坊に対してアレルギーっていうか、いやだったんだ」

「けど、今血のつながってない甥っ子がかわいくてしょうがない。2歳なんだけど」「俺のこと「チーたん」って呼ぶ」(爆笑)
「お前ら、幕が上がる前から「千春〜!」とかいうけど、「チーたん」だぞ

「たまらないぞ、純粋無垢な笑顔で、「チーたん」とかな」(笑い)
「2歳の誕生日が10/1だったんだけどさ、「おー、レオ、お前も2歳になったんだ」ほとんど言葉はまだ通じないんだけど」
「ろうそくな、2歳だから、ケーキに2本。あれ、ろうそくの数が少ないと寂しいな。仏様みたいでな」(爆笑)「「レオ。息でふっと吹いて」とか言ったらさ、ろうそくの上にグシャッって手をつっこむんですよ」「ろうそくを持って俺の鼻の中に突っ込んで。その辺のガキがやったら、絞め殺してやろうかと思うけど、レオなら何でもいいよ」(爆笑)「おじさん、何でもやるんだから。そしたら、いちごをこっちに入れやがって。(笑い)」「鼻のまわりケーキだらけにして「チーたんです」」(爆笑)

「あいつと飯食うのが楽しみでな。月に2,3日、レオのお袋と、知り合いの女の人と(笑い)いろいろ都合があるんだよ。マネージャの元と飯食いにいくんだけど」「食い終わって、さー帰ろうかっていうと、2歳の子が帰る時に「抱っこ!」って言って来るんだよ」「ねえ、2歳にして金づるが誰かわかってるんだな。この子は賢いな」(爆笑)
「わけあって、レオのお母さん、違う男と一緒になるんだよ。今、妊娠8ヶ月なんだよ」「んで、「また、飯食いに行きたいんだけど、お前妊娠中だけど大丈夫か?」って聞くと、「這ってでも行きます」」(爆笑)
 
「無償の愛だよ。無償の愛は、見返りを求めない」「たとえば、親子であっても兄弟であっても、何の見返りも求めない」「お前ら見返りを求めるから、悔しいと思う」「無償の愛、深い意味だと、「償いではない愛」のことだ」「これは、人間というものは、生まれてきてから、罪深い生き物である。だから、人間は毎日償いをしていかないといけない」「そういう行為ではない無償の愛があるはずなんだ。」
「この辺がだんだん宗教的になってくるだろ」(笑い)「聞いてためになる宗教講座」(笑い)
 
「南無阿弥陀仏とかいうだろ。南無というのは、大きな言葉なんだ」「南無というのは、どんなことがあってもついていきますという意味だ。」「浄土系だと、南無阿弥陀仏。阿弥陀仏についていきます」「これが日蓮宗だと、南無妙法蓮華経。お経についていきますってことだ」
 
「もし、お前たちが南無松山千春と思ってるなら」(大拍手)「いや、拍手はいい、俺は仏じゃないんだから、まだ生きてる」(笑い)
「この前倉敷のコンサートだよな。幕が下りたら、何かおみやげを持ってきて、ポンポンと幕の前においていくんだ。饅頭とか花とか」(笑い)「アンコールで幕がすーっと開いた瞬間、これお供え物だろ?」(大爆笑)「今日はやめてくれな」
 
「浄土真宗の私がいうのもなんですが、「神よ」という曲ができました。ねえ、コロンビアから出しましたが、しかし世の中うんともすんともいいませんでした」(爆笑)
「俺は好きな歌ですよ。「神よ」」(大拍手)
 

4曲目「神よ」 

この曲は曲の内容のわりに軽快ですよね。
 
「「神よ」俺も、作る曲もだいぶ変わってきたな」

「「旅立ち」から始まり「銀の雨」「かざぐるま」あの頃はかわいかったな。思い出してもさわやか。今はむさくるしいよね」(笑い)「楽屋で鏡みたら、どうしたんだろ?」(笑い)「昔はコカコーラのCMに出てたんだぞ。スカッとさわやかだよ」

「私がコカコーラの宣伝に出てたことを覚えてる方?」会場からは大拍手
 
めがねをはずして会場を見て「お!そんなに知ってるわけ?」
 
会場で前の方の人が、コカコーラの当時のポスターを持ってて出してたんで
千春が受け取って
「ほお〜出てた時のだな。髪の毛があったころだ」(笑い)
「これはさわやかだよな」
 
スタッフにマジックを持ってこさせて
「マネージャの元にサインしておいてもらって」(大爆笑)
 
「やっぱり俺?かけるかな?しばらく書いてないもんな」などブツブツ言いながらサイン
サインと、日付を書いて、「何かかかないとな」
「国際フォーラム。。察はお世話になるからとか。。。かけないと」(爆笑)
「ありがとうございます」(会場大拍手)
 
その人に返すときに、係員の人がなかなか感じ悪かった。ただそのポスターをもらいにいっただけなのに、引き離そう引き離そうとして・・
すかさず千春が係員に
「何寄りきってるの?白鵬じゃあるまいし、もっと低姿勢でね」(爆笑)
 
「いろんな曲を作ってきたけど、恋愛の曲が多いな」「みんなも若いときとかけっこう、恋愛しただろ。」「ねえ、お前も、男を泣かしたんじゃないか?そんなことないな(爆笑)絶対ないな、俺がいいすぎた」(笑い)
 
「女は必ず美しい時代がある。一生に一度ある。自分で気づくかどうか、気づかないうちに過ごしてしまった。また、まだ来てないと言い張るやつもいる。(爆笑)」

「やっぱり、70,80になっても気高い女であってほしいな」「俺達男は、だらしないからよ、女は気高いものであってもらいたい」「そして、そんな女子どもを、大の大人が守らずして誰が守る。」
「法務大臣が守ってくれるか?あんな発言しかしないのに、菅で守れるか?仙石みたいな貧乏神みたいな顔したのが守ってくれるか?」(笑い)「我々ががんばらないと」
 
「次に「祈り」という曲を聴いてもらいます」(拍手)

「これは最初っから上手くできた曲ですよ」
「今ちょっと、詞が浮かばないけど・・・」会場大爆笑。夏目さんも爆笑
「笑うんじゃないよ!!」
 
歌詞をカードのところで読む。。。2番まで
「「愛が愛を追い越す」あるべ。そういうのって」「俺はしょっちゅう、抜いてったって。愛が追い越していくよ」(笑い)

「俺はこう見えても一途なタイプだから」(笑い)「俺は男女の関係については一途だよ。これはメンバーもスタッフも知ってるとおり、一途だもん」「ただそのスジがいっぱいある。スジだらけだな」(大爆笑)
「そういう修羅場くぐらないと、こういう曲はできないんですよ。「祈り」」
 
 
5曲目「祈り」
 
染みる曲ですよね。泣きそうになりました。

ここで、一部は終了です。
 
一部のMCはノリすぎでしたね。なんか千春、ハイテンションでした。
特に口の方が絶好調。よくしゃべるなあ。。。ポンポンとテンポよく。
もちろん声も調子がいいようで、すごかったです。。。
 
しかし、私はこの日はちょっとイラついてました。
っていうのは、私の前の席のおじさんの座高がすごく高くて、千春が見えないんです。
そのおじさんを避けて、千春が見える位置に頭を動かすと。。。そいつがまたよく、動くオヤジで、そのたんびに見えなくなって、イラついてたんです・・・
 
1部が終わって、お決まりのスクリーンが・・・もちろん、内容は市原と同じです。

再びスクリーンが上がり、2部の開幕です。
 
6曲目「崩壊」
 
「「崩壊」という曲を聴いてもらいました。ここからが2部です。私もお色直しも終わり。さっきは田舎の葬式帰りみたいでしたが、(笑い)2部はセーターですよ。」「このセーター、後ろの方、2階からは、胸からアップだけみたら、だるま大師みたいに見えてしまいますが、(笑い)まあ、しまむらじゃ、これが精一杯です」(笑い)
 
「この間よ、11/7にね、宮崎でね。今年、宮崎は口蹄疫で大変だった、だから、泉谷しげるが売名行為でね。(爆笑)生産者の方々を元気付けようってイベントをね」「私行ってきました。あとは、今井美樹、GLAYのTERU」「2万人集まったんだ。宮崎で2万人っていったら、すごいぞ。足寄の人口の2倍だからな。すげえな」「そんなにたくさん、偽善のイベントに集まってくれて」(笑い)
 
「みんなに言っておくけど、フォークシンガーですから、メッセージ色の強い曲を歌っていかないといけないし、また、それが歌う意味でもあるんだな」
 
「口蹄疫、今日は全肉連の会長さんも来てるからよくわかると思いますが、今、日本の牛肉や豚肉は輸出禁止ですから」「なぜなら今、わが国は汚染国、汚染された国です。肉に関してな。国外に輸出してはいけない」「なぜかといえば、宮崎で口蹄疫が起きた。現場の連中がすぐに対応すればよかったんだけど。政権交代で、あのとき赤松農林大臣がちょうど出張中で、山田さんという副大臣が、「政治主導だって」さんざん出張ってきた。初動捜査のミスがおきました」「結局、殺処分。それと、一番大切なんだけど、豚や牛にワクチンを打つことになった。みんなもニュースで知ってるだろ」「あのワクチンを打った瞬間、日本は汚染国になってしまった」

「10年前、北海道と宮崎で、口蹄疫がでたときは、そのときは現場の対処が早かったから、ワクチンを打たなくてすんだ。汚染国にはならなかった」「けど、今回はワクチンを打ったから汚染国になった。もし、もっと現場がちゃんとしてれば、日本は汚染国にならなかった」「農林省もマスコミも、「このワクチンを打ったら、日本の肉は輸出できませんよ。汚染国ですよ」って知らせてくれなかった」「そしていつも、つらい目にあうのは一般の農家の人なんだ」「我々がそのつけを回されるだけ」

「だから政治というのは、怖いんだ。みんなも真剣に考えた方がいいな」
 
「うちは鈴木宗男さんがな、華々しく実刑2年だからな。有罪判決」(笑い)
「ところが、何が幸いするかわかりませんね。刑務所に行く前に体の検査をしないとって、そこで食道がんが見つかったんだからな」「俺はあの人自身がガンだと思ってるから(笑い)ガンにガンができた」(笑い)
 
「大丈夫ですか、宗男さん。手術でやってから、刑務所に入るからって」「手術は10月の下旬か、ちょうど俺たちが倉敷から広島に向かってるときに宗男さんから電話がきて「チー!」あの人、俺のことチーってよぶからな。レオはチーたん」(笑い)

「「チー!」もう声がカスカスなんだよ。「今麻酔からさめた」「さめちゃったんですか?」(爆笑)「手術は無事成功したよ」「成功しちゃったんですか?(爆笑)成功したってことは、とっとと刑務所はいらなければいけないんですよ。大丈夫ですか?宗男さん、気は確かですか?」(笑い)」「ねえ、何が幸いするかわからないな」
 
「つくづく思う。今の政権、誰も責任とってくれないもんな」
「尖閣諸島もさ、中国船のビデオ流れたけどさ。船長が拘留したのち釈放された。「誰が決めたんですか?」「那覇地検がきめました」」
「こんなこと、田舎の検事が出来ると思うか?お前らなんで責任とらないのよ」
「こら、仙石、貧乏神面しやがって、なんで責任とらないのよ」(笑い)

「田舎の検事が、日中関係を考えて船長釈放したなんてそれで通らないだろ」「そういうこと考慮する検事だったら、なぜ鈴木宗男を捕まえたのよ?」(笑い)「日露の問題を考えたら、鈴木宗男はかけがえのない国会議員だろ」

「仙石や菅が、「私が日中関係を考えて那覇地検に指示しました」そういえばいいじゃない。那覇の地検の検事に押し付けるんじゃないよ」「土台、船長もそうだけど、船を返したのは問題だろ。あの船は証拠品だろ。いいかげんなことするな。たまらんぞ」
 
「次は政治と金の問題。今日は忌憚なく、いつもだけど」(爆笑)

「小沢一郎さんが検察審査会によって強制起訴されました。これはルールにのっとったやり方だけど」「マスコミがあれほど、小沢は金に汚いとか4億円の問題とか、散々刷り込まれても、検察が調べて証拠がでなかったんだ」「それなのに、検察審査会で「いやあ、やっぱり起訴すべきだ!」そんな強引なことないでしょ?」「俺は小沢さんの肩をもつわけじゃない」「けど、これは皆さんにもあてはまるんですよ。他人事じゃないんですよ」「みんなもそういう立場になる可能性があるんだって」

「法の理念では「疑わしきは罰せず」日本では、疑わしきは罰せずなんですよ。証拠がないんだったら」「ところが日本はまず、マスコミが罰してるもんな。パッシングとか、社会的制裁を受けるよな」
「だから、同じことが小中学校でも起こってるだろ。それは我々大人たちがが疑わしきものを罰してきてるから、俺たちがそういう生活をしているから、小学校でも、「お前、疑わしい、お前嫌なやつ、汚い」ってこうなってしまうんだって」
「それと、推定無罪。刑事事件で、裁判の間は被告人は無罪なんですよ。判決が出て、宗男さんのようにきっちちとした実刑2年(笑い)判決がでた時点で、笑っていうことではないんですけど。(笑い)」
「宗男さんの代わりに俺が入ってやりたいくらいだよ。できないのを知ってるから言うんだけどな(笑い)」
 
「宗男さんより私は7つ後輩ですけどね、これからの人生でも、後輩として微力ながら、支えていきますよ」(拍手)「みんなによく言われる、千春は歌だけ歌ってればいいんだ、政治に首を突っ込むんじゃないとか言われるけど、突っ込まなきゃいけないんだ。誰かが支えてあげなきゃ」

「あなたがもし、自分らしい人生を送りたいなら、他の人も支えなきゃならないんだ。自分だけで生きているんじゃないんだから」

「それこそ、小学校で、人という字は人が支えあってできているって教わっただろ。あれは嘘だな。」(笑い)
「人という字は、支えられる人と支える人の2種類でできてる。(笑い)」
「わかるか?俺たちはいつも支えるほうなんだよ」「その支えられる連中はだらしない」
 
 
「尖閣の問題も、なぜ中国がこれにこだわるか、ロシアはなぜ北方領土をほしがるか、それとか、韓国とも竹島の問題があるよな」

「民主党政権は何もできないですよ」「そりゃ、神戸の海上保安官のあいつの気持ちもわかるよ」「日の丸の下で、国のはしっこでがんばってるんだぞ。そんなとき、てめーらは国会で何をやってるんだ」

「蓮舫にいたっては、議事堂の中で写真撮ってるんだぞ。(笑い)しかも、普段国会議員が入れない柵まで超えてだぞ。たまらんぞ。それこそ問責行為だよな」「けど、5年前に自民党の片山さつきが同じことやったから、自民党もいえないんだ」(笑い)「まあ、片山さつきと蓮舫じゃタマが違うよな。100人に聞いたら98人は蓮舫って言うわな。ビジュアルは大切よ」(笑い)
 
「今日家に帰ったら世界地図を広げてみてくれ」「とくに日本がどういうとこにあるか。ロシアがなぜ北方領土をほしがるか。8/15に日本が降伏したあとに、ロシア軍は北方領土を占領します。今でも占領してるけどな。なぜここまでこだわるか。ただひとつ」「ロシアは凍らない港がほしいんだ。ロシアの港は冬、海が全部凍るからな。凍らない港がほしい。だから北方領土がほしいんだ。のどから手がでるほど」

「中国が尖閣諸島にこだわるのは、日本は北海道から東北、関東、・・・沖縄、宮古、石垣、尖閣はその上の方にある。その先は台湾、フィリピン」「中国が軍事国家として、どんな立派な船を作ろうと、日本があるから太平洋に出れない。ずっと日本の領海が広がっているからな。だから中国はどんな艦船を作っても太平洋に出れない」「それであれほど、尖閣に神経質になっている」
 
「考えてみてくれ。日本は素晴らしい国だよ。春、夏、秋、冬がある。世界中の多くの国が雨季と乾季しかないんだぞ」「そんな中、春夏秋冬があって、雨が降ったり雪が降ったり適度な水分があって、緑が豊かで、こんな素晴らしい国は他にはないですね」
 
「次はTPPについて」(爆笑)
「これはみんなよく耳にするだろ。TPPって環太平洋自由貿易協定。いわゆる関税を取っ払おうっていう」
「日本が外国で車を売るとき、関税がかかる。100万のものに、税がついて125万で売ることになる。アメリカも自分で作ってるけど、それは100万のものは100万。自分のところのものをなるべく売れやすくしよう」
「逆にいえば、外国からの農産品は日本では高い関税をつけてる」「米は、タイとかベトナムとか安いものが入ってくるから、日本のものが売れるよう関税をつけます」「農産品で一番高い関税がついてるのは、こんにゃく玉」(笑い)
 
「その関税をとっぱらおうとする」「そしたら、一部の政治家が、「それをやられたら、日本の農業が壊滅するかもしれない」ってバカなことを言うんじゃない」「俺は基本的に反対だけど、自由になっても、日本の農業は壊滅的になることはないです。なぜなら日本の農産品は世界で一番安全で安心な食べ物です。(大拍手)人が口に入れるもの。命にかかわるもの、いくら安くたって、どんな農薬がまかれたかわからないものを口にすることはないから、それだったら、日本の製品だったら大丈夫。世界の高級ブランドとして絶対生き残る。」
「ただ俺が、今やるのが反対なのは、必ずリスクが出てくるから」「人やものが自由に動き回ると、病気とかウィルスも一緒にくっついてくる」「日本、今まで鎖国とか言われてきたけど、これで守ってきた」「けど、日本の電化製品がこのままでは韓国と戦えないじゃない。自由にしよう。自由にしよう」「そしたら、世界からいろんなものがも日本を通過する。人やものも」
「そしたら、いろんな病気もってるぞ。」「これを野放しにはできない。きちっと体制を整えればTPPに参加することをかまわないとおもうけど」
 
「俺が一番頭きたのは、前原外務大臣だよ。ちょっと2枚目だからって、クールな感じだろ。おれに似たものを感じる」(笑い)
「あれは、前は国土交通大臣だったんだぞ。今、外務大臣、あのバカなんて言ったと思う?」「公の席で、「みなさん、日本の国内総生産GDPの中で、農産物の占める割合は1.5%です。あと98.5%は自動車とか電化製品です。1.5%の農産品を守るだけで残りの98.5%を台無しにしていいんでしょうか。自由にしましょう」こら、前原!国会議員のバッチをつけているなら、内閣に入ってるなら、日本の国内総生産の1.5%しか農産品がないことを嘆かわしく思え。なぜそれを感じない?」「1.5%が残りの98.5%を犠牲にしてもいいのか。なれ、なれ、そんなもの」

「日本で米も作れない。野菜も作らない。米は中国に任せる。野菜は東南アジアに任せる。それで日本はいろんな機械でやっていきます」
「ある日突然、各国から日本への輸出を止められたらどうやって食っていくんですか?」「前原、お前ののうちはタイヤくえよ。それくらいの覚悟しろ」(笑い)

「日本の政治家は情けないって。考えることが小さいし、何か言えば揚げ足とられるし。バカじゃないの?もっとでかいことを考えろ」
 
「1868年、明治維新だよ。このとき生きてた人?戸籍上生きてた人?」(笑い)

「1868年、日本は明治になるんだよ。その前の年1867年、アメリカはソ連からアラスカを1ドルで買います。そんなことできたんだな。アラスカはもともとロシアだったんだよ。それを日本が明治維新やってるときに、アメリカは買うんですよ」
「そう考えれば、北方領土なんてな。これは買うといったら、語弊があるべ。もともと日本のものなんだから」「ここが政治家のセンスよ。メドベージェフさんに、「これは買うんではありません。戦後から今までの維持管理費です。今までどうもありがとう」そうやって金を払えばいいんだ」

「それがダメなら、俺は北海道を独立しようと考えてる。「北海道は独立して、ロシアと併合します。(笑い)私たちは、ロシア人となります。戸籍もロシアです。スパシーバ、スパシーバ」とか言ってな(笑い)」「2,3年暮らしたら、あるとき、「メドベージェフさん、
いや、やっぱり北海道はもう一度独立して、日本に帰ります。」そのときに北方領土をつれて帰ってくる」(大爆笑)「それくらいの荒業を使わないと」(笑い)
 
「政治家はダイナミックに考えないとさ」「ちまちま考えてるんじゃない。何が事業仕分けだよ」(笑い)
「お前らの給料から事業仕分けしてみろって言うんだ」(大拍手)「国家公務員と地方公務員で何十兆と給料払ってるんだぞ」

「うちのコンサートも事業仕分けしよう(笑い)」「10/7の市原からずっとやってきて、これはいらないという楽器がある(爆笑)」
「エレキとアコギは必要だな」「問題はピアノが2台。費用対効果から見れば、夏目は小さいのにがんばってる。けど、中道は魅力的なボーカルを持ってますからね」(爆笑)
「そうだ!まずは、スタッフからか。近藤、お前クビ。菊池!お前も競馬遊びが激しい」(笑い)
 
「日本はどうなるんだろうな。不景気だ、不景気だといいながら、それなのに、子供手当てですよ」「こんな借金まみれで、年金もままならないのに、子供たちに月13000円こづかいあげるんですよ」「それで、助かる家庭もあるだろう。けど、このクソガキ共に13000円の小遣い15歳まであげるんだぞ」「それでこいつらが15歳で社会に出たらどうなる?また子供に戻りたい。って働く気がうせるぞ」「我々大人は、月に13000円小遣いをやるより、月に100円、1000円稼ぐのがどれだけ大変かを教えた方がいいんだ」(拍手)
 
「土台、政治というのは」
「話は長くなるけど、いや今日は短いほうよ」(爆笑)
 
「2部が始まってからまだ1曲しか歌ってないけど。(大爆笑)それも中身の重い話」
「いったい、この人はいつまでしゃべってるんだろう。心配するな。しゃべり疲れたら歌うから」(爆笑)
「歌はお楽しみ。お楽しみ。俺、いつもお前たちに言ってるじゃないか。歌を聞きたかったら家に帰ってCDを聞きなさい。(爆笑)」「CDは歌詞を間違えない。毎回同じように歌ってくれるし、嫌いな曲は飛ばせばいい」(爆笑)
 
「なんでコンサートをするか、今、同じ時代、こうして同じときを生きてることが愛しいことだと、確かめるためにコンサートをやってるんだ」(大拍手)
 
「政治というのは、(爆笑)紀元前221年、中国大陸で、秦ができあがって、これが中国で初めて国ができた。始皇帝が治めた。秦の始皇帝だよな」「貨幣や、秤とか、長さとか始皇帝が決めたんだ」「始皇帝は子供のころのあざな、中国では、あざなというのを持ちます。始皇帝は、名を政(せい)といった。政が治めたのが初めてだから、政治」

「な、勉強になったろ。(笑い)私のコンサートはバカでは来れない。利口だと、ばかばかしくてこれない」(爆笑)「このくらいがちょうどよい」(笑い)
 
「俺たちがしっかりしないと、日本はそのうち、中国、韓国、アメリカからも、あの安全保障条約を結んでるアメリカからも見放されそうな勢いだよな」
 
「次は、いよいよ歌に入ろうと思います」(爆笑)
「リスペクト美空ひばり」会場拍手
「お前たち拍手が熱いんじゃないか?さっきと違うんじゃないか?俺の歌のときと」(笑い)
 
「ひばりさんはすごいな。今回のレコーディングにあたって聞かせてもらったけど」「軽い曲から重い曲までな。コロンビアの先輩なんだけど、これ以上の歌い手はでてこないな。わが国では最高の歌手だな」
「今までもこれからも美空ひばりを超える歌手はいないな。女子では」(大爆笑)「いや、ここがポイントよ」「あくまで女子ではな」(笑い)
 
「私、心臓病、糖尿病を持って今年、55を迎えますが、55の私がみなさんに自分の口から申し上げるのはできませんし」「女子では美空さん、男子の方は、いやいや。。。私の口からは」(爆笑)

「夏目。ちょっとお前言ってみ」(爆笑)
 
夏目さんがマイクを持って、
「今、世界中を見渡しても千春さんしかいません」(大拍手)
「夏目、気持ち、カツゼツ悪いし、2階席はよく聞こえなかったぞ」(笑い)
と、2回目を促し
夏目さんは再度・・・「世界中を見渡しても千春さんしかいません」(大拍手)
 
「お前、あんまり人前で言うんじゃないよ(爆笑)彼は言いすぎだな。俺はその気になるタイプだから、いかんよ」(笑い)「次の歌が歌えない。歌えない」

「美空ひばりさんの曲から「東京キッド」」(大拍手)

 
7曲目「東京キッド」
 
軽快なこの曲は私も聴いたことがある曲です。でもしっかり千春の曲になってましたね。
 
「ひばりさんは、こういう軽い曲から重たい曲まで、ほんとにね。音域も広いし、圧倒的な歌唱力もあるし」
「今回、4曲カバーしまして、自分でも納得できるレコーディングができました。できとしても、俺の口からいうのは、夏目!」(爆笑)
 
夏目さん、またマイクをまわして
「非常に最高の作品です」(笑い)
 
「君はいうことが大きいね。何度聞いても気持ちいい」(笑い)
「いいレコーディングができました」
 
「次の歌は「津軽のふるさと」」「この曲は、美空さんが15歳のとき、「リンゴ園の少女」という映画に出るんだけど、この中で歌われた曲です。「りんご追分」が有名だけど「津軽のふるさと」も入ってました。でも日の目を見ることはなかった。暗い曲だからな」「美空さんが40歳くらいになったときに、気になったんだろうな。あの曲いい曲だったわね、みたいなな。それでもう一度レコーディングしてみようって、後に歌入れしたんだな。そのくらい思い入れがある曲です」
 
「津軽のふるさと、津軽は青森県、弘前とかそっち方面です。八戸方面は丸山くんが得意にしています(笑い)」
「俺はびっくりしたよ。八戸でさ、美容部員と合コンとかいって、美容部員が5,6人だっけ?」(笑い)「俺は席について、2,3分息をとめて、「帰る」といって先に帰りました」バックのメンバーが激受けしてました。
 
「まさか、八戸できりんさん、ぞうさん、イボイノシシさんにめぐりあうとは」(爆笑)
「あの日丸山くんはイボイノシシをお持ち帰りでしたよね」(大爆笑)
ももちゃん、真面目に否定してました
「丸山くんは雑食ですからね。丸山くんホモらしいですよ」(笑い)
 
「津軽のふるさと」
いやいや、その話からこの曲に行きますか??
 

8曲目「津軽のふるさと」
 
これは何回聞いてもいいですね。歌い終わっての拍手がすごかったです。千春の声が。。。響いて響いて、鳥肌が立ちます。この曲は声量、声の張り、そして歌の上手さがないと歌いこなせないと思うんですが、さすがですね。千春。「世界中を見渡しても松山千春しかいない」のがよくわかります。
 
「これが「津軽のふるさと」です。初めて聞いたやつ?」けっこう多かったです。
 
「雪国だからね、半年間、長い冬を迎える。津軽の人は大変だよな。まして我々はさらに北の北海道ですからね」
「津軽海峡は、波がひどい荒い」「ゴキブリだってわたって来れない。だから北海道にはゴキブリほいほいはないですから」「ニホンザルの北限は下北半島ですから、サルも渡ってこれなかった。もちろんイボイノシシも渡れません」(爆笑)
 
「近藤、椅子持ってきて、今日は美空さんフェアだから」

「次に「悲しい酒」、大ヒット曲だよな。俺はこぶしでも歌えますよ。けど、あくまでもフォークシンガーとして歌おうと思います」

「夏目に「どうする?普通はギターだけどな。夏目、お前、ポンポンポンポンってそれだけやっててくれ。余計なことするんじゃないよ。そしたら俺が適当に入って歌うから」」(笑い)夏目さんがピアノで弾きだす。
 
「よく耳をすませてくれ。ポンポンポンポンってずーっと鳴ってますから」
「頭にたたきこんで。そしたら、帰る時ロビーで、ポンポンポンポンって、ポンポンおじさんになる」(爆笑)
 
「この曲は3/4、3拍子の曲なんだ」
「それこそ、話は変わるけど、菅総理が(笑い)国旗国家法案に反対したけど」「総理が反対だぞ。そういうやつのもとで働きづらいよな」「国歌は君が代でって、そしたら、菅総理が「国歌はもう少し明るい曲の方がいいんじゃないか」」「AKB48の歌でないんだから」
 
「「君が代」はすばらしいじゃないか」「ほとんどの国歌は国のために血を流せとか、負けるなとか、そういう感じです」「日本ぐらいです。こういう詞でのんびりしてるものは」
「アメリカ国歌は3拍子です。いわゆるワルツなんです。」
ちょっと口ずさむ
「3/4です。元気がでる曲だよな」「3/4でも元気な曲はできるわけだよな」
 
「だけど、「悲しい酒」はそういう曲ではない」「これはポンポンポンポンっていい感じで」
夏目さんが弾きだす。

「問題は、どっから歌いだすかわからない(笑い)その日の気分です。決まってるわけじゃないから。「悲しい酒」」
 
千春は椅子に座って
 
9曲目「悲しい酒」

2番からバックが入って。。。。歌い終わってまた、ピアノの音だけになり。。。そして後奏はバックのメンバーでの演奏でした。
フォークシンガーの「悲しい酒」でした。

「「悲しい酒」これはフォークシンガー、演歌、歌謡曲とは違った歌い方だからな」
 
「秋のコンサート、関東一円、市原、宇都宮と行って来ました。川崎、横浜、埼玉、群馬はなかったな」
会場から「山梨」との声に
「は、別として(爆笑)」「いきたいところたくさんあるんだけどな」
 
「俺には井上元というマネージャがいます。あいつは186センチか、俺より2センチ低い(笑い)上から見たってわかんないだろぞ。俺が188あるって。血糖値が」(爆笑)
 
「メンバーには、田中真紀というね、うちの事務所のね、こいつが、新幹線の切符とか、メンバーの世話をしてた」「2年ちょっと前に、真紀に肺がんが見つかって、「真紀、ちゃんと治療しろ。医学は進歩してるからすぐ直るから」「社長、旅がしたいです」「とりあえずちゃんと、治療しろ」」「見つかったときは、ずいぶんと悪い状況でした。医者からは本人の気力しだいって言われて、たまたまいい薬にであって、元気よくなった」「「社長、コンサート行きます」「真紀、無理すんな。つらくなったらいつでも言えよ」」

「今年の春のコンサートの前に、真紀が「社長、もうメンバーの衣装を持つことができなくなりました」「真紀、ちゃんと病院入って、ちゃんと治療しろ」「春はあきらめるけど、秋に行ってもいいですか?」「直ったらかまわないよ」」
 
「真紀は松前の生まれで、短大でてすぐうちの会社に入って、二十歳から、28年がんばって働いてくれました。」「結婚することもなく、俺が何があっても北海道を離れないって言うから、「社長が北海道を離れないなら、私も北海道を離れません」って言って。札幌にマンションを買って」
この辺から、千春は泣きそうな声でした。

「秋のコンサートの前に、「社長、来年のグッズのカレンダーの写真選ばせてください」「真紀。無理すんなよ」」「けど、仕事をして元気になるならってな。「真紀、俺も心臓で倒れて長いことないからな」「社長なに言ってるんですか?みんなの社長ですよ。がんばってください」逆にカツ入れられてな。「真紀、お前だってみんなの真紀なんだから、治してくれよ。また一緒に旅に出ようよ」」
 
「9/15、突然でした。真紀がこの世を去りました。突然だったんで、自分たちで通夜の準備をしました。松前からお父さん、お母さんが来て「お父さん、すみません。自分の管理がダメだったばっかりで、大切な娘さんを守ってあげられませんでした。」お父さんは言ってくれました。「千春さん、真紀は幸せものでした。ありがとうございます」「お父さん、葬儀委員長は私にやらせてください。田中真紀の葬儀委員長をできるのは、松山千春しかいません。ぜひ、やらせてください」」
 
千春は完全に泣きながらの話でした。会場もみんなシーンと聞いてます。
 
「ささやかですが通夜をやりました。突然のことで、みんなにも連絡できなかったけど、そんな中、夏目が通夜に駆けつけてくれました。真紀は夏目が一番嫌いでした。真紀は潔癖症だったから、ルーズな男な夏目が嫌いでした」(笑い)
「けど、いざ死んだら、仲の悪かった夏目が一番最初に駆けつけてくれました」

「真紀が好きだったのは、メンバーの中でドラムの強一です。強一も来てくれました。真紀にとっては何よりでした」
 
「パッとみたら松前の町長さんがいました。車で札幌まで5時間以上かかるのに。「町長、すみません」「千春さん、田中真紀は松前の女ですから」「どうもありがとうございます」」

「なんと、ふるさとはありがたいんだろう。つくづくふるさとのありがたさを感じました」
 
「俺たちは、どんな金持ちでも貧乏人でも、おぎゃあと生まれたときはみんな手ぶらです。大きくなるにしたがって、ひとつふたつと大切な宝物を掴んでいきます」
 
「お客さん、あなたは今、いくつ宝物をお持ちですか?」「その手で抱えきれないくらい持っていますか?」
「離すな。手放すな。この人生、自分の腕で掴んだ宝物なんだから。手放すな!」
 
「そして、これだけはいえる」「もし、あなたがどんな境遇でもどんな状態であろうが、この人生は生きるに値しますから」「しがみついてくれ。生きるに値するこの人生に。」「どうか、健康で!」
 

10曲目「慕う」
 
千春は曲に入る前に、後ろを向いて涙をぬぐってました。この日は、MCの途中からかなりの涙声で、千春のつらさがよくわかりました。
会場もみんな涙をぬぐっていました。
 
歌い終わると千春はマイクを置き、しっかりお辞儀をしてステージを後にしました。

会場は、アンコールの拍手です。

そして再び、幕が開き、アンコールスタートです
 
 
11曲目「賭け」

会場はほぼスタンディングで、気持ちよくのれます。
続けて

12曲目「長い夜」

「賭け」では座ってたお客さんも、かなりこの曲で立ちました。アンコールにはやっぱり欠かせませんね。

「ありがとうございます」
「かなり立ってくれて」
 
「俺のコンサート初めてきたやつは、「長い夜」で初めて知ってる曲がね」(笑い)
 
「おい、中道「恋」って曲知ってるか?」
でなんと、中道さんの「恋」
 
いやあ、最強だわ。中道さん。。。もうメンバーがマジに笑ってましたね。みんな真剣に中道さんの方を見てましたもん。ワンフレーズでやめると思いきや、そのままサビまで。。。サビがまた最強でしたよ。
 
サビの途中で千春が「けっこう!」と打ち切って
 
「中道、久しぶりにお前の声聞いたわ。マネができない。サビとかたまらんぞ」(大爆笑)
「右翼の宣伝カーじゃないんだから」(爆笑)これにはバンドが大うけ
 
「彼に歌わしたのがね、お客さん、運がいい、見事だよな」(大爆笑)
「ももちゃん!「恋」」といって、今度は千春が
 
 
13曲目「恋」
 
間奏で、「中道!」と叫び、中道さんのところに行って、何か話してました。
歌い終わると、幕が下がってきました。会場はアンコールの拍手です。
 
 
そして。。。再び幕が開き、弾き語り?メンバーがいない。
会場の拍手が一段と大きくなる。
 
まず千春だけ登場
 
「ありがとうございます。思いもかけず、こんな遅い時間になってしまって」(笑い)
「夏目がしゃべりすぎましてね。これからミーティングだな」(爆笑)

「けどよ、一番前のやつ、2階席みてみろ。あんな遠くから、我慢できないよな」「俺のコンサートは、席はどこでも値段が一緒だからな」
「来年から俺のコンサートは、1曲ずつ席替えしないか?(爆笑)1曲歌ったら、一番後ろのやつが一番前に来て、だんだんずれてくる」
「ねえ、かわいい子がいたら、ストップ。(笑い)君は動かなくていい。君は振り出し」(爆笑)
 
そして
「ピアノ中道!」とメンバーをひとりずつ呼びいれ、紹介
 
こういうの、私初めて見た気がするんですけど・・・・
衣装が、メンバーもみんな黒で統一。黒のTシャツにグレーっぽいストール?ネクタイ?
最後は夏目さん。
 
「この7人の小人たちと(笑い)コンサート回っていきます」(拍手)
 
「夏目、お前太ったか?」
「このあと、福井富山だっけ?」「そのとは、名古屋?え?四国?高松?」千春は全然スケジュール把握できてません(笑い)
ももちゃんが教えてたけど
「丸山くん、マイク使ってくださいよ」(笑い)
 
「最後が札幌、ねえニトリ文化ホール。お値段以上だぞ」(大爆笑)「お値段以上、しかも50,80喜んで」(爆笑)
「私は、朝日緑健ですからね。緑効青汁ですから」「でも、コンサートでは飲まない。歌ってて緑になっちゃうべ。(笑い)ましてインプラントしたばっかりですから、根こそぎ落ちたらどうするんだ。それを拾ってる姿、かっこわるいよな。それをまたはめてんだぞ」(笑い)
 
「さきほど、中道の素晴らしい歌を(爆笑)」「鑑賞して、今日、ここまでコンサートやってきてよかったと思える一瞬です」

「皆さんも笑ってましたか?」(笑い)「では、皆さんも一緒に歌ってみたらいかがですか?(拍手)それでは「大空と大地の中で」を」

「皆さん、歌詞カードがなくても大丈夫でしょうか?(笑い)私はあそこに戻りますよ」(爆笑)
「ねえ、何百回って歌ってる歌だぞ。それに自分で作っいるのに情けない」(笑い)「お前ら、俺はバカじゃないんだぞ。単なるバカではない。はげたバカだ」(大爆笑)
 
ここで大空と大地の中での歌詞を読んで
「おせっかいなだな」(笑い)などと、自分で突っ込みながら読んでました。
 
「これ、33年前に作ったんだ。」「俺、よく覚えてるんだ。よく覚えてるわりに歌詞カードみないとダメなんだけど(笑い)。レコーディングの風景をな。青木望さんがアレンジャーだったんだけど」

「アレンジャーってのは、あの、曲を考えるのは俺だけど、イントロとか間奏、後奏を考えるのがアレンジャー。それとか、この曲はギターでいくかピアノでいくかとかな」
 
「私の曲のほとんどは今、夏目がやってくれます」(会場拍手)
「そんな気軽に拍手をするような場合じゃないです(笑い)」「私の曲を生かすも殺すも彼の腕しだいなんだから。ここ数年、殺され続けています」(爆笑)
「いつかは育ってくれるだろうって。もう俺のアレンジして、10何年か?」
 
夏目さん「13年になります」

「その間に、ヒット曲は?」

夏目さん「心のヒット曲はあっても目に見えるような」(大爆笑)
 
「メンバーもみんな歌ってな。あ、中道は休んでていい(爆笑)」
「それじゃ、大空と大地の中で」
 

14曲目「大空と大地の中で」
 
会場もみんな一緒に歌いました。やっぱり、この曲は名曲ですね。声もすごくのびていて
 
歌い終わって「どーーーーーーも!」「ありがとうございました。また来年来ます!」「どうも!どうも!」
最後に再び「どーーーーーーーーーーーーーも!!!」と、叫んで、マイクを落とし、会場に笑顔で手を振り、ステージの袖で、お辞儀をして千春はステージを下りました。
 

いやあ、千春よくしゃべってました。思わず時間を見てびっくりしました。市原のときもよくしゃべってたと思ったけど、この日もすごかったですね。っていうか、幕が開いてから、ずーっとテンションが高くて、ちょっと驚きました。前日にちょっと心配だった声の調子も問題なく、よく出てたし調子がよかったのかなあ・・・ 
 
真紀さんの話は、本当につらいです。前日に、東海クリエイトの浜地さんがなくなった話もしてて、、、、千春が「心が折れそう」ってもらしたんです。だから、「宝物を手放すな」ってメッセージが染みすぎて泣きました。こういう年齢にさしかかると、若い頃とは違って、宝物がだんだんと手からもれていってしまうのがわかるから、余計につらかったです。でも、千春、私たちファンもついているから・・・・
 
今年は札幌は行かないので、この東京が私にとって、本年最後の千春のコンサートとなりました。今年も何回かいけてよかったです。また、来年千春に会えるのを楽しみにしてます。まずは、クリスマスの札幌まで秋のツアー頑張ってほしいと思います。そして来年また・・・・
 
あ!!!この日は、久々に中道ワールドを堪能できたのも(笑い)よかったです。。。最高でした!